【マチュピチュ】
タビジュンを待つ
タビジュンと登りたい
タビジュンとだったら何してても楽しい
そう言い、僕を置いてチーさんは颯爽とバスに乗りこんだ。理由はしんどいから。
確かにバスは楽だ。
ただ、横転でもしない限りバスの中に刺激はない。この場合は、ただの貧乏性も含んでいるが無視の方向でお願いしたい。
女の子でも登れる山を、バスで行ったなんてかっこ悪過ぎる。
それにこちらの方が楽しいはずだ。
ただ、誰も一緒に歩こうとしてくれない、自分の人望の無さに少し凹んだが…
さて、4人で登ると思ったマチュピチュ山ですが、3人はバスで先に行ってしまったため1人になってしまいました。
さみしいと同時にワクワクし始めます。
きっとマチュピチュだけなら感動しないだろう。
ただ俺だってマチュピチュで感動したい。
感動する為には過程が必要になってくる、バスだと過程はない。
1人だと自分の思い通りのペースで歩ける。
快晴の中、四方を大自然に囲まれながら歩く事の気持ちいい事。
しかも、行き着く先はあのマチュピチュ、こんな贅沢あるだろうか。
サクサクとテンポよく登り出すが、すぐに気づく呼吸の乱れ、今までの標高と比べると幾分マシな分、油断していた。
しかも、朝から何も食べておらずエネルギー不足を実感。
すぐさまチョコレートを食べ再スタート。
天候は良く、道中も木陰の間をぬうので、直射日光は防げ涼しく登れる。
が、やはり体力の低下著しく直ぐにバテてしまう。
すでにTシャツはびちゃびちゃだ。
軽く休憩し、再び歩き出す。
身体を動かすのはイイ。
現状のコンディションが手に取るようにわかる、もやしっ子だ。
汗をかきながらも進み続ければ、マチュピチュの全貌が観える、そう思うとワクワクが止まらなくなってきた。
バスだ。
希望としては、バスのルートと同じにしないでほしかった。うん。
下からスタートし、ちょうど1時間。
聞いてたよりも短く楽だったが、やはり空気は薄すくバテた。
マチュピチュなのだが、やはりと言うか、これといった感動はしなかった。
感動したいが出来ない、なので、西アフリカとかしんどそうな所に出向き感動を求める。
そう、歴史認識やそういった類いの知性がないと感動するにも一苦労しちゃうのである。
遺跡の中をウロつくのは思ったより楽しかった。のは明日書こうかな。