こうして、ただのジュンはタビジュンになったのでした。
うぶ毛タビジュンはこの後も沢山のトラブルに遭い、うぶ毛から立派なち◯毛に成長するんだけど、それらを全て書くと長くなるんだよね、どのエピソードも書くなら端折りたくないしー。でもー
急に終わると心臓に悪いから簡単に書くね。
タイではあと一回キレます、ブチ切れジュンちゃん。
そしてコウちゃんとの別れに、真っ暗な部屋のベッドで涙ぐむんだよね。
だってメーサイって場所にに行きたかったんだけど、降りた場所、メースワイだからね。色んな人に何度も確認したらメースワイ、メースワイって言うから、普通に現地訛りのメーサイだと思うでしょ、あんなトラップないよね。
あとは野犬の群れに追いかけられたのは上海のマフィアなんかより全然怖かったな。
ラオスで楽しいメンバー(今でも連絡とる)に出会い、別れの朝にバスで1人号泣したの。もう号泣ですよ、皆さん、嗚咽しながら号泣してたからね、あんな泣いたのは彼女にフラれて以来ですよ。
本当はタイ以南も行きたかったんだけど、最後の方は死んでたね。
そして、カオサンに帰ってきた時は嬉しかったなぁ。
最初の衝撃、そしてスタート地点だったカオサンには、帰巣本能を刺激する何かがあるような気がする。
この時はうぶ毛じゃなく、一端の旅人になったと酔いしれてたなぁ。
おしまい。
どうでした、タビジュン誕生秘話は。
思ったよりも好評で驚きましたが、僕も旅の原点を思い出せてよかったです。
ではでは、最後、駆け足でしたが10年前の古い話にお付き合い頂き、ありがとうございました。
10年前のタビジュンも案外好きだったよって人は押したらいい。
ありがとう。