キューバの楽しみ方は「旅」にするか「旅行」にするかで変わってくると思う。
キューバには二種類の通貨があります。
※キューバ人用の通貨CUP
※観光客用の通貨CUC
の二種類。
貨幣価値に差があり勿論CUCのほうが上である。
一概には言えないが簡単に言うとCUCでキューバを回るなら旅行になり、CUPで回るなら旅になる。
旅に出て2年半。
元々興味があって出た訳ではない旅。
自分に興味があり、その手段として選んだのが旅だった。
指針は全てその時の悦。
そんな手段に選んだ旅にも限界が見えてきた。
もう旅で悦を感じなくなってきたのだ。
なので、おのずと目指すは日本になってくる。
ただ、その道中で選択できるキューバをどうするか迷っていた。
出発して間も無い頃なら間違いなくキューバで旅を選択していたがもう旅は疲れた。
楽しい旅行なら出来る。
行くメンバーがいなければキューバはやめよう。
そんな時に現れたのがトモローさんとユキちゃんである。
2人に気を使い迷っていたが、一緒に行きましょうよと誘ってもらい出発2日前にキューバ行きを決めチケットを購入したのであった。
そんな救世主の1人トモローさん。
まず名前のトモロー(友郎)
由来は英語のtomorrowらしい、そんな名付け親の父は40年前の世界一周者。
その同じルートで旅をしているらしい。
トモローさんはバツイチ。
大学生の頃に付き合って彼女に子供が出来そのまま結婚。
そこからガムシャラに働き20代半ばで4000万のマイホームを購入するも1年後に離婚。子どもの親権は向こう。
そこに1人でしばらくの間住み最近売却したらしい。その間の切ないエピソードは多数あり。
トモローさんは本当に優しい。全てを受け入れるかのような大らかさを持つのは色んな経験を経たからか。
そして荷物が10kgと少ないのに、こだわりが強い。
激薄コンタクト。
トモローさんは旅で出会った中で一番の大酒飲みである。
「トモローさんと言えばビール」出会った人みんな口を揃えるんじゃないかな。
初めて出会ったのはアンティグアのペンション田代。
トモローさんは昼から屋上でビールを飲んでいた。
「タビジュンさんですよね」と声をかけられる。
ここまではよくあるのだが、ここからが違う。
会話している間に飲むわ飲むわ真昼間からビールを10缶以上空けてしまったのだ。一本の飲むピッチがはやいはやい。
そして、晩御飯の時にも10缶近く飲んでいた。
この日はさすがに目がとろんとしロレツが回っていなかったが、基本飲んでもあまり変わらない。ただ毎日必ず飲む。
最低でも6本かなと言っていたが10本以下の日を見た事ない。毎日4リットル以上のビールとか…今日は特別って2日に一回は言ってるし。
お酒好きな旅人には沢山会ってきたしお酒代は節約しないと言っている旅人にも沢山会ってきたけど、ここまで飲む旅人は初めてだ。
トモローさんはこんな旅をもう1年以上も繰り返しているらしい。
俺なら死んでる、間違いなく。
そんな大酒飲みトモローさんと小酒飲みユキちゃん、そして我らが下戸キングことタビジュンのキューバ3人旅が始まる始まるぅ。
始まる❤︎