2015年5月28日(木) ＠東京 TSUTAYA O-EAST
遂にクリスとライブで共演！！
今まで何度も語ってきたけど改めて振り返りたいと思う。
IMPELLITTERIとの出会いはまだギターを始めて間もない頃。
速弾きギター"世界最速"の称号を持つクリスの圧倒的スピードはとにかく衝撃だった。
すぐにクリスの虜になったと同時に、一気にギター熱が上昇！
この衝撃がなければ全く違うタイプのギタリストになっていたかもしれないし、
もっと言えば今日までギターを弾いてこなかったかもしれない。
ギターの初心者がいきなり世界最速ギタリストを目指すなんて当時ほんとに無謀で"滑稽"だったと思う。
もしかしたらまわりは僕を馬鹿にしていたかもしれない。
でもIMPELLITTERIを必死にコピーしていく中で色々なテクニックを得て、速弾きの追求に明け暮れた。
6年前のIMPELLITTERIの来日公演で、念願のクリスの生のギタープレイを見る事が出来た。
そして終演後にクリスと対面！緊張と興奮でいきなり「I Love You !!」と言ったのを憶えてる。
僅かながらとても楽しい時間を過ごした。
去年の年末頃にIMPELLITTERIの新作のアートワークのデザインをやってみないか、という提案をいただいた。
"ギタリスト"という側面ではないけど、元々得意でこれまでスキルを高めてきたデザインでクリスの作品に参加する事ができた！
持てる最高の技術と愛情を注ぎ込んだアートワークを、クリスも一発で気に入ってくれて本当に嬉しかったよ！
さらに事態は急展開！「いつか共演がしたい」と言っていた僕に、
Victorの担当の方から「次の来日公演でセッションをしてみないか？」と提案をいただいた。
遂に現実となる…！？そう思うと笑みが止まらなかった。
セッション曲はアルバム『Answer to the Master』の一曲目『The Future Is Black』。
そこから曲を弾きまくった。
いよいよ迎えたライブ当日。
前日まで脳内シュミレーションしてもどうも釈然としなかったけど、
ジタバタしても仕方ないし、当日には"楽しんだ者勝ち！当たって砕けろ"って腹を括ってた。
そして6年ぶりにクリスと再会。笑顔で歓迎してくれて嬉しかったよ！
タイトなスケジュールだった為、セッションのリハーサルは出来るかわからないという状況だったけどバンドが時間を作ってくれた！！
軽くフレーズの確認で、クリス直々に目の前でレクチャーしてもらった！なんと役得！！
耳コピがほとんど合っていて一安心。
迎えた本番！
アンコール一曲目で名前を呼ばれてステージへ。
憧れのクリスとのツインギター！
そしてロブが歌う！
ツイッターでも言ってたけど、
視界が輝いていた。
気持ちはとても晴れやかで開放的だった。
クリスが僕のすぐ隣りに来てくれ、ギターソロでは寄り添ってギターを弾いた。
僅かではあるけど、夢の様な時間を体感したよ。
ライブの終わりにメンバーに誘われ一緒にステージへ。

この写真ヤバい！！カッコイイ！

クリスとツーショット！！
もちろん、僕にとってこれが最終目標な訳ではないけど、
なんか夢のある話だなって客観的に見て思う。
"世界最速"と言われたクリスのギターを聴いて目覚めた京都の片隅の少年が、
同じアーティストとして一緒のステージに立ってギターを弾く。
あの頃の自分に言ってあげたい。
「やってやったぜ！その努力は実りあるものになったよ」って。
辛い事もあった。不安もあった。行き詰まる事もあった。
でもまたこうして自分の歩みを肯定できたよ。
Jupiterメンバーや関係者の方から、
見てたら泣きそうになって感動したよ、とたくさん言ってもらえた。
温かく迎えてくれたクリス、IMPELLITTERIメンバー、本当にありがとう。
この様な機会を作ってくださった関係者の方々、感謝です。
これからもクリスにはギターを弾いて僕たちを魅了し続けてほしい。
そしてまた一緒にギターが弾けたらと思う！
この経験と感謝を今後の活動へ活かしていきたい。
僕が何かを"体現"する姿をみなさんに見せていきたい。
ありがとうございました。