我が家の電柱問題は50点ぐらいの着地点に落ち着きました
つまり、嬉しくもなく、まあいいか ぐらいな~
結論として、通常の電柱よりも一回り細く、また見栄えも若干よい、ガルバリウム鋼板でできた電柱を、お隣との境界に建てることになりました。
前回、数々のコメントありがとうございました。
前編はこちらから 【前編】
納得度50点ということで、良い点、不満な点を並べてみたいと思います。
【良い点】
①境界に立てることとなった。
この電柱からはうちとお隣(共に同時期に建築中)が、電線を引き込む為なので、当たり前といえば当たり前です。
②電柱(電力柱)の最大径が小さくなった。
当初、地表面で直系36.3cmのものが最小で、それ以上は強度的に小さくはできない。と言い張っていた東電タウンプランニング。 それはコンクリート柱であって、素材を変えればいいんでないの!?ということで、同じ強度で小さくできる鋼管柱(パンザーマスト)になりました。コンクリより価格は高いらしいが、敷地内設置を飲む取引みたいなもんです
③ガルバリウム鋼板製になった。
鋼管柱の錆ダレによる土間コンへの被害が出たときの対応を厳しく追及していたのは関係ないでしょうが、海のある市ということもあり、溶融亜鉛アルミニウム合金めっき、言わゆる広義の意味でのガルバリウム鋼板製を採用してくれることになりました (JIS規定のガルバリウムではなく、ガルタイトの派生でガルタイトの5-8倍の耐食性を持つもの)。 亜鉛のスパングル(結晶)模様もでますし、錆がでないので若干綺麗なポール
④トランスを付けないことを契約に盛り込めた。
トランスは送電された電圧を家庭用に変換するものですが、ジジジジ、、という音が気になるひとも多いです。通常「土地の所有者に連絡してから設置する場合もある」的な内容の契約になるのですが、「トランス設置は禁止」という条件に交渉でさせて頂きました。
【一方、不満な点】
①お隣はなぜか知らないけどOKなのに、こちらはダメという不平等感
ちょっと図解したいと思います。(←暇人)
・建て壊し前の元々のお宅(半年前)
・パナホームと私の当初プラン
青いエリアがうちです。元々のお宅と同じ引き込みなのですが、「離隔距離が足らないから施設できない」と東電から言われていたプランです。強風時には40cmを切る可能性があるからということです。(たしかに通知には、環境による影響が最大のときの距離とある)
しかし、左下にある築2~3年の大きなお宅は、建物との離隔距離が無風でも30cm程しかありません!!
私「お隣の離隔距離って120cmどころか、40cmないですけどなぜ施設できているんですか?」
東電「ちょっとわかりかねます。。」
私「記録をみて、許可した理由教えてください」
東電「記録とかはないんです、、」
私「記録も残さない仕事のされ方しているんですか」
東電「う~ん、なんといいますかぁ、、、とにかく記録とかないですし、理由も私にはわからないんです」
てな感じ…
②通知による基準では本来施設できないはずのお隣の線のために、本来引き込めるうちが引き込めないという、早い者勝ち既得権益に対する憤り
起点、つまり家じゃないほうの付根を左にずらせば、前編で記載の例外規定で、建物との離隔は保てることを東電さんと確認しました。
しかし、大きなお宅への既存の引き込み線とクロスはできず、また、お隣の既存の引き込み線は、離隔が更に厳しくなるのでずらすことはできないとのことです。
不満はこの2点です。なお、最終的に合意したプランも載せておきます。
・最終的に合意したプラン
一番右の電柱⚫︎も、うちの敷地に電柱立てる気満々で、先行して立ってる感がハンパないです。
【設置予定図】
細くなった(それでも31.8cm)パンザーマスト電柱を模型で再現しました。
お隣との境界ブロックが12cm幅の予定なので、実質3.9cmが出っ張って邪魔って感じになります。
ということで、満足度50%の結果となりました~。
言われるままだったら、敷地内に太っといコンクリ柱が立ち、いつかトランスも付けられるところでしたが、若干対応がクレーマーチックだったでしょうか!? でも、せっかくのマイホームを守るためなら仕方ないですよね??