鉄骨は木造より、税金や維持費が高いらしい!! 


これって常識ですが、じゃあ一体トータルでどれだけ変わるの?? 
意外とイメージできない方、多いのでは?
 
 
そこで、具体的なシミュレーション結果を共有ですっウインク  
固定資産税の納税通知書きましたしね…ゲロー

 
【結論
一般的なハウスメーカーで建てる軽量鉄骨(非木造)木造の固定資産を比較をすると、、
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と、最終的に200万円の差が生まれましたポーンポーン
 

その差を大きいと思うかは、鉄骨造への期待度や予算にもよるでしょうが、ハウスメーカー選定や工法の選定時に考慮に入れてはどうでしょう~ウインク

にしても、固定資産税の累計支払は「建物だけ」でも凄まじいなぁゲロー  
「非木造建築は贅沢品」という昔の感覚の税制のままなのは、ちと見直しも必要ですムキー
 
 
以下、計算の前提条件と解説なので、興味があったら是非みてねウインク❗️


【前提条件】
軽量鉄骨木造の比較
・いずれも注文住宅での新築建物(仕様は同等)
・いずれも床面積40坪(平均的)
・いずれも建築費用3000万円(良い仕様)
・いずれも長期優良住宅(メリットデカ過ぎ)
 

鉄骨造木造の差が出る税金のうち、全員が必須となるのは、
毎年の①固定資産税
取得時の②不動産取得税、③登録免許税
が挙げられます。
 

【①固定資産税】
最も鉄骨木造の差がでるのがこれになります!
 
固定資産税は、a)経年減点補正率×減額措置×b)評点一点当たりの価額×c)単位当たり再建築費評点×床面積×1.4%(標準税率: 都市では+0.1~0.3%)
 
にて算出されますが、鉄骨木造の差があるのは、a)経年減点補正率b)評点一点当たりの価額になります。
 
a)経年減点補正率×減額措置 の鉄骨(非木造)木造違いをグラフにしてみましたウインク
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これは、いわゆる減税率といってもいいですが、鉄骨(非木造)はなかなか固定資産税が減らないのがわかるかと思いますびっくりびっくり
尚、最初の5年間が1/2(50%)となるのは、120m2 分だけなので、この場合の減税措置は5.5/10(55%)です。


b)評点一点当たりの価額は、物価や設計管理による補正ですが、自治体毎によって異なるものの、大体は鉄骨(非木造):1.10円木造:1.05円と、約5%の開きがあります。地方によっては10%の差があります。
益々鉄骨の固定資産税は高くなりますガーン
 

c)単位当たり再建築費評点以下参考までにですが、新たに建築したときにかかる費用を点数表による算出するものです。 よく、高価な仕様にすると固定資産税が高くなる というのはここに関わってきます。 
 
一例として、外壁を見てみましょう。
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サイディング7610点に対し、外装タイル11100点と大きな差があり、それに平面形状や施工の程度などの補正があります。
 
今回、仕様は同等として、鉄骨木造の差は関係してこないので、床面積も考慮し、仮に建築費の×0.7で、それぞれ再建築価格は2000万円としました。
 
 
【②不動産取得税】
 こちらの固定資産評価額は、上記の再建築価格方式ではなく、法務局から3年毎にでる「新築建物価格認定基準表」にて概算で算出されます。

例えば、横浜地方法務局管轄であれば現在、
鉄骨が9.3万円/平米 = 1230万円
木造が8.7万円/平米 = 1150万円
となり、この3%が取得税となります。

しかし、長期優良住宅は1300万円まで控除されるので、前提条件ではいずれも取得税はかかりません口笛  普通は1200万円までが控除される

鉄骨だと、42坪以上の建物は数万円ほど掛かってくるので、大きなお宅は要注意ですえーん
自治体により基準表は多少違います
 


【③登録免許税】
現在の税優遇で前提条件のとき、上記の「新築建物価格認定基準表」で算出された課税標準の0.1%なので、
鉄骨が1.3万円
木造が1.2万円
で、殆ど差はなく微々たるものです




以上、長々と失礼てへぺろ