ピックラビリンス・アゲイン | おっさんバンド違いますねん。

ピックラビリンス・アゲイン

まいど!
ボーカル&ギターのtoshiです!

エレキ用のピックは長年、「ぴっく屋さん」のお買い得ウルテムティアドロップ50枚送料込2800円 ってのを愛用してんですがね。

ここでも何度か書きましたが、サウンド的にはイマイチ気に入ってなくて。

同じウルテム素材ならCRAYTONが好きなんだけど、弦に当たる感じが少し指に痛いっちゅうか、薄めのを使っても弦に負けてくれない感じがカッティング時に気になって。

同じくジムダンのULTEX SHARPもサウンドはイイんだけどシェイプがイマイチ好みじゃなくて・・・ってんで、件のお買い得ピックを使い続け、そろそろ3パック目を消費し切る時期にきていて。


で、近頃は欲しい楽器もエフェクターもないという幸せな日々(笑)を過ごしているんで、楽器屋さんに立ち寄ることもほとんどないんだけど、先日ショッピングモールに行った際に、暇つぶしに寄ってみた楽器屋さんで、良さげなピックを5種類ほど買ってみました。


選んだのはコイツら。



左端がお買い得ウルテム君です。

ってな訳で超個人的なインプレッションをば♪

【FERNANDES P-100PPS 0.80mm】






セルよりも軽く、カーボンよりもしなやかな新素材PPS(ポリフェニレンサルファイト)による革命的なピック。ブライトなカッティング、デリケートなタッチ、スピーディなソロ等あらゆるプレイに対応し、指先の表現をダイレクトに弦へと伝えることができます。グリップ面にはシリコンラバーで滑り止めを装備、汗をかいても滑りません。ギタリスト、べーシスト問わず、一度は試してもらいたいピックです。


ってのがフェルのサイトでの説明文。


うん、確かにタッチは独特な気がするし、シェイプもウルテム君と同じだから弾き易い。
サウンド的にも割と好みに近いけど・・・お買い得ウルテム君から変えるほどでもないかな?



【FERNANDES P-100SQA 0.80mm】





アーティストからも人気の高い "ALTANATE"シェイプと、今回新たに "CLIP"シェイプをひとまわり小さくした "Jr."シェイプが新登場。今までありそうでなかったこの弾き心地を、誰もに一度は試してもらいたいピックと言えるでしょう。>

同じくフェルのサイトから。


このSquare Edgeってのに心惹かれましてね。 エッジが立ってるピックの方が、アタックが強調されるんじゃないの?ってのがあって。
で、サウンド的には上のフェルより好きなんですが、使い慣れたウルテム君より先端が短いシェイプがなぁ・・・ま、この辺りは慣れなんですけどね。


【JIM DUNLOP TORTEX JAZZ III 1.0mm】





【JIM DUNLOP MAXGRIP JAZZ III 1.0mm】




実は私、この「JAZZ」ってシェイプを試した事が無かったんですよ。

ハイパー速弾きギタリストとしては(誰がやねん!)興味はあったんだけどね♪

で。

TORTEXの方は弦をヒットした時の「ヌルッ」とした感じが合わないし、MAXGRIPは小さ過ぎて、バッキングの時に苦労しそう…ってんでどちらも却下。

でもこの小さいピックでソロを練習したら、指先の力みとか改善できそうな気もしますね。


【WEDGIE Nylon XT 0.88mm】


コイツはグリップ部分が凹んでて、面白そうってんで買いましたが…。

うん、音は普通のナイロンピックと変わらないし、特殊なグリップには慣れが必要だしってんでコイツも却下。 滑りにくいナイロンピックならHERCOで十分だしね。



結局、今回試した5種の中ではフェルのPPSってのが面白い存在でしたが、値段的にも耐久性的にもコストパフォーマンス最高なお買い得ウルテム君に取って代わるほどのモノでは無かったかな?と。




でね。

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昔やってたDAIMAJINというバンドで8年前にデモCDを作った時、購入してくださった方へのお礼として、オリジナルピック付携帯ストラップを作りましてね。 ストラップは付いてませんが左側のシルバーのですね。

「携帯ストラップにするんだから金属っぽい方が高級感があるよね♪」と、ヘアラインシルバー塗装のティアドロップタイプで唯一在庫があったこのシェイプを選んだんだけど、試しにこれで弾いてみたら「ゴリッ」としたアタックが妙に気持ち良くてね。 


ま、自分の演奏用に使うほどオーダーしなかったんだけど、実は今手元にあるピックの中で一番好きな音だったりします。


その後「CDのオマケとしてのピック付携帯ストラップという企画」をPAKりくさった(笑)仲間内のバンドが、同じショップに発注したのが右の白いピックなんですが、面白いことに、このふたつのピック、素材やシェイプは同じなんだけど音が若干違うんですよね。

シルバーに塗装されたDAIMAJINピックの方がすこしゴリッ感が強いんですよ…気のせいではない、と思うんだけど(笑)


なので今回もフェルナンデスのアルミコーティングされたピックを試してみたかったんだけど、生憎今回お邪魔したショップには無かったんで、近々どこかで入手して試してみようと思います。


しかしこんな小さな、ひとつ100円の道具でも、材質、シェイプ、エッジ、塗装の有無…色んな要素がサウンドに影響を与えてて、ホント奥が深いなぁと。

  

・・・・サウンドに一番影響するのは己の指先ってことは知ってますよ知っていますとも(汗)