2月から3月末にかけ、ちたねこにとって初めてのとても大掛かりな多頭崩壊案件がありました
事の始まりは最近始めたちたねこのInstagram
の方に、安城の「保護猫シェルター幸せのかぎしっぽ」さんからDMが送られて来たことでした
知多市のあるお宅のリビングに猫が50匹以上いて保護して欲しいと相談が来ている、地元のちたねこにも手伝ってほしいという内容でした
当会は地域猫活動をしているボランティア団体なので、多頭崩壊、保護、大掛かりな避妊手術、、
私たちに何が出来るのだろうと不安が大きかったのですが・・・
安城市の団体さんが、知多市の案件の為に動こうとしてくださってるのを無視はしていられなーーい
ドキドキしながらお話を聞いて、ドキドキしながら現場に向かいました
4匹のもらって来た子猫が、2年経ったら66匹に
トイレは足りずオシッコは床や壁に。
網戸が破れ窓も開けられず、
沢山産まれて、沢山共喰いされ、
餌代も砂代も膨れ上がり、
何匹いるのか把握も出来ず、
相談者さんはもう飼いきれない状況です。。
私たちに直接相談が来ていたら、どうして良いのか分からなかったと思います
かぎしっぽさんと知多市の環境課へ相談へ行き、どうぶつ基金多頭崩壊救済チケットを発行してもらい、子猫9頭はかぎしっぽさんが保護してくださり、なんとか4回に分けて56頭の避妊手術が終わりました
50〜55匹との事でしたが、終わってみれば66匹。(手術前に産まれた子猫1匹)
手術をした中には妊婦猫も沢山いたので、堕胎された子猫、流産した子猫を合わせると、この春には100匹を超えているところでした
4回目、最後の捕獲では警戒心の強い逃げ回る猫を捕まえるのに一苦労
また増えてしまうので、見落として取り逃すわけにはいかない
環境政策課の職員の方も協力してくださいました。
かぎしっぽさん本当にありがとうございました
ちたねこボラも朝から夜まで頑張りました
これから愛護センターにも入っていただく予定です。
問題解決まではまだかかりそうですが、少しずつ猫と飼い主さんの環境が改善されたらと思います。
安城市の保護猫シェルター幸せのかぎしっぽの皆さま、
手術をしてくださったスペイクリニックトラ様、
知多市環境政策課の職員さん、
ありがとうございました。
お手伝いしてくださったちたねこボラもお疲れ様でした。
猫を飼う時は避妊手術をしましょう
一度増えてしまうと、それを止めるのも、減らすのも難しいです。
どこかの施設や保護団体に保護してもらうのも数が多いと難しいですし、保護してもらえる事になっても費用が掛かります。(1匹10万円ほど)
遺棄してしまえば犯罪です。
そんな事にならない為に、まずは避妊手術を
餌をあげるだけ、可愛がるだけが飼うではありません。
日頃からの体調管理、ノミダニ駆除、爪切り、ブラッシング、ワクチン、体調が悪ければ獣医。
餌代、砂代、冷暖房、などなど。
一匹猫を飼うだけでも費用と労力がかかります。
猫も心ある命です。
4/1から犬猫を10頭以上飼っている方は動物愛護センターへの届出が義務化されました
「ちた地域ねこの会」は、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している
「知多市役所」「幸せのかぎしっぽ」と協働して多頭飼育救済を行いました。
どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」を使用し、
不妊手術費用、ワクチン、ノミダニ駆除薬については全額どうぶつ基金が負担しました。