2019 LIVE REPO 18th.  Bring Me The Horizon 来日公演 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
サマソニのチケットは入手出来なかったものの、
 
サマソニ前夜祭的なEXTRA SHOW
 
Deaf Havana と、サマソニ後夜祭的な本日は
 
しっかりチケットを確保しました。
 
KNOTFEST JAPAN 2014から約5年、
 
その間に一度、来日キャンセルを食らいつつ
 
同ジャンルのバンドの中からイチ早く抜け出し
 
世界に名を轟かせているこのバンドが
 
満を持しての再来日!
 
 
 
SUMMER SONIC EXTRA
Bring Me The Horizon
 
 
サマソニ本編でも大いに盛り上がっていたようで何より。
 
そんなBMTHが、サマソニEXTRAとして単独公演を実施!
 
ありがてぇありがてぇ(。>人<)
 
これがなきゃ、ホント次はいつ見れることやら…
 
とはいえ、やはりvo/Oli の声の出なさ加減だけが
 
不安材料ではあるものの、
 
サマソニ本編はだいぶ好調だったみたいですね。
 
それを今日も是非!実践していただきたい!
 
 
そんなことを思いつつ、開場に合わせ現地へ。
 
 
前もって発表されていたマーチには
 
あまりそそられなかったので、終演後に余ってたら考える。
 
 
さすがはsold
 
月曜だってのに、入場待機場所には
 
溢れんばかりの人、人、人!
 
こんな新木場、久しぶりだわ。
 
そんな人で埋め尽くされる中、10分ほど遅れて開場
 
整理番号 464
 
soldしてるし、キャパを考えたら早い方だけど
 
良いポジションは取れるかどうかはかなり微妙な番号。
 
って言っても、前に行きたいワケじゃないけど。
 
後ろでも場所の良し悪しってあるじゃん?
 
呼ばれてフロアを見てみると…
 
うーん、やっぱダメだな(。-∀-)
 
とりあえず適当なとこに陣取り、開演を待つ。
 
 
 
 
GUEST:Hyde
発表時は賛否の『否』が多い印象だったHydeが
本日のゲストに選ばれています。
しかし、フロアはそんな『否』の空気はなく、
言っても彼自身のキャリアはもはやベテランでしょう。
BMTH大好きなんすよぉ!
ってMCでも、フロアの心を掴んだ気がしますね。笑
他の場面でも、コール&レスポンスとか、
それが出来たら褒める!感謝する!
どうとも思わなかったらシカトしてくれて構わない。
でも、少しでも何か感じたら(反応して)返して欲しいな。
こういうところもね、最近の若手バンドにありがちな
イキりっぷりがゼロで、フツーに好感でした。
それはフロアのオーディエンスも同じだったか、
会場の好感触も後押しし、上手いこと
フロアのテンションも上げていきます。
 
今回のゲストが発表されるより前に、
仕事でHydeの映像をいくつか見る機会があって。
結構な規模でのUS TOURとかもしてるんですね。
それを機に、Rolling Stoneのインタビューとかも
いくつか読んだりはしましたが、自分のキャリア的にもなのか、
自分に残された時間は少ない
とし、年齢を考えたら割と過酷なツアーに出てます。
"Hyde"としての音楽性は、シンセを使用した
ひと昔前のエレクトロコア的な曲や、
BMTHに大いに影響を受けたような曲、
ポスト・ハードコア、ラウドロック的な、
やはり日本人には受けやすそうな感じでした。
Hydeを聴いたことなくても、ラルクを聴いたことのある
ワタシと同世代は間違いなく多いでしょう。
聴かず嫌いせずに聴いてみれば、
もしかしたらアンテナに反応する可能性はあると感じます。
 
そうしたフロアの好意的な空気の中、
フロアを十分に暖めてくれたHydeさんでした。
 
 
 
きっちり30分で終えたHydeのステージをあとに
 
…始まらねぇ!(。>д<)
 
こういうのはゲストが30分で終えたなら
 
メインは20:00から始まると思うじゃん!
 
ま、なかなかそうは問屋が卸さないのがライブですが…
 
そうして20:00から更に10分ほど経過すると
 
会場が暗転し、ここぞとばかりに大歓声!
 
自分と同じように5年間待ってた人もいれば、
 
『That's The Sprit』『amo』 からハマった人もいるでしょう。
 
そんなバンドが、ようやく凱旋来日!
 
 
 
Bring Me The Horizon
暗転したと同時に、ステージのバックスクリーンに
映像が映し出され、その光が影になるように、
ダンサーが立っているのがわかります。
そしてイントロが流れ出すと、ここでも歓声!
最新作『amo』 のリードトラック、
グラミー賞にもノミネートされた
"MANTRA" からライブはスタートしました。
曲が示すように、バックスクリーンには宗教的な
曼陀羅のような映像が映し出されます。
 
 
 
サビに入ると歌詞も表示され、おそらくそれがなくとも
フロアからは大きなシンガロングが起きました。
特に最後の部分、
Too late to tell you now, one ear and right out the other one
'Cause all you ever do is chant the same old
MANTRA!!
は、初っぱなから最高のシンガロングでしたね。
 
映像はもちろん、CO2も吹き出し、
オーディエンスも大盛り上がりでした。
 
調子はどう?トーキョー!
5年ぶりに帰ってきたよ!
 
と、vo/Oliver も上機嫌なことが伺える。
MCもそこそこに、早速次の曲へ。
これがまたね……MVと同じ始まりを見せたのが
個人的に超!アツかったんです。
 
songs call "Avalanche"
『That's The Sprit』 の中での2大キラーチューン以外では
この曲がいちばん好きなんです。
それがMV通りのコールで始まるとか胸熱すぎ。
これをライブで聴くのを待ち望んでいた(  ;∀;)
サビはもちろん声を枯らしてシンガロングよ!
 
 
Avalanche が終わり暗転すると、バックスクリーンには
 
 
超クールな赤目の狼、そしてOli
でかいサークルを作ってくれ!
もっと!もっとデカく!
と、フロアには巨大なサークルが出来、
後ろにいた自分のところまで圧縮されます。
開始と共にピットの連中が走り出した曲はもちろん
"The House of Wolves"
この曲は映像もとにかくカッコ良かったですね。
 
 
 
 
赤目の狼はもちろん、曲の進行と共に
家っていうか宮殿?が崩壊していく様とかね。
そして、ブレイクパートでは再び圧縮され、
中央ではコアモッシャーが大暴れしたんでしょう。
そしてOli のボーカルも絶好調じゃね?
ここまでしてくれりゃ、もう言うことなしだね。
 
 
次に来たのは"medicine"
ここではMVの映像が流れましたね。
曲調とは裏腹に、なかなかに印象的なMV。
『amo』 聴いた時点で、最初に気に入ったのが
他でもないこの曲だったので、これも聴けて良かった。
 
 
 
 
次の曲に行く前に映されたのは
slow heavy metal song(だっけ?)
ってことで、お?"heavy metal" 来るか?
と思いきや、"wonderful life" でした。
原曲の方でゲストになってるDani Filth
ライブ用の映像にもバッチリ出てきました。笑
 
 
そして次は、イントロ兼歌い出しから
Can you tell from the look in our eyes?
We're going nowhere!!
We live our lives like we're ready to die
We're going nowhere!!
と、シンガロングが爆発した"Shadow Moses"
ここで本日2度目の圧縮タイムでした。
来日してすぐに、世界に誇るゲームクリエイター
世界の小島秀夫(Kojima Production)に会いに行ったんだ
この曲をやらないワケはないよなぁ!
彼の作ったゲーム『メタルギアソリッド』に出てくる
シャドーモセス(島)
MVもゲームの舞台さながら吹雪だし、
これで関係ないって言われた方が違和感だわ。
 
 
 
BMTHはBMTHで、この曲が収録されたアルバム
『Sempiternal』 のワードを歌詞に盛り込み、
This is sempiternal!!
Will we ever see the end?
This!! is!! sempiternal!!
Over and over, again and again
 
と、フロアからのシンガロングも完ぺきでした。
やっぱこの曲のシンガロング、超気持ち良いよな\(^o^)/
Oli が上段に来るのは少なかったけど、その中でも
この曲のラストで、『Sempiternal』 ロゴとOli
ってのは画になりましたね。
 
 
 
 
次の曲ものっけからシンガロング!
S-P-I-R-I-T, spirit
Let's hear it
S-P-I-R-I-T, spirit
Let's hear it, let's go!!
と、まんま映像に出てくる親切設計。
スマイルマークが無数に、多種多様に出てきた
"Happy Song"
やっぱ『That's The Sprit』 の曲聴いてると、
このアルバムで突き抜けた意味がわかる気がする。
それをライブで聴いて改めて実感しますね。
 
 
 
 
お次は愛の歌"mother tongue"
人の手で型取られたハートのアーチを進んでいく
映像がとても印象的でした。
So don't say you love me; fala, 
"aaaamooooo!!"
っていうサビのシンガロングはもちろん、
ラストサビのオーオーシンガロングパートは
少し長めに、Oli の煽りと共に
大きなシンガロングに華が咲きましたね。
 
『Sempiternal』 に戻って今度は
"Can You Feel My Heart"
ここでも、Oli がフロアにマイクを向けると
タイトルを叫ぶシンガロングがフロア全体から。
 
次の曲は、"sugar honey ice & tea"
MVには、日本語が出てくることよりも、
このすば、らきすた等のアニメが出たことで、
日本でも話題になりましたねw
さすがにライブ用に流す映像には出ませんでしたがw
出されても困るわなw
しかし、サビの部分は歌詞がバッチリ出て、
ここでもタイトル部分のシンガロングと共に、
ジャンプを煽るOli に、会場も揺れました。
 
会場がジャンプに揺れたのは次の曲も同様、
"nihilist blues"
インタビューではJordan
ちょっと変わった、古臭くて面白い、ちょっとダサめの’90年代のダンス・ミュージックなんだ(笑)
ということを言っており、さながら
フロアはダンスフロアと化しました。
 
からの、"Antivist" !触れ幅のデカさよw
ここではOfficial Audioの背景と同じような眼球が
無数にスクリーンに映し出される映像に。
ここも初っぱなからシンガロングパート!
Middle fingers up!!
if you don't give a fxxk!!
You think you're changing anything?
Question everything!!
チャラくせぇダンスナンバーのあとに
シンガロングとモッシャー歓喜のアグレッシブナンバー
そして、もはや声の出ないOli はそこにいませんでしたね。
やりゃ出来んじゃん!←
 
 
気付けばあっという間にラストを迎えた
"Follow You"
リフトはクソウゼぇが、Oli が煽ったからまぁいい。
でもOli は"女子を"リフトしろって言ってなかった?
野郎は引きずり下ろせぇッ!←
映像は1コーラス目は赤いバラ、2コーラス目は青、
 
 
 
サビではキレイに複数が散っていくものに。
曲の雰囲気共々、エモーショナルさ増し増し。
そしてサビでのシンガロングも素晴らしい。
そんな雰囲気の中、メンバーはステージをあとに。
 
 
 
フロアからのアンコールに応えてくれるのが
とても早いのも海外バンドの良いところ。
早々に戻ってきてくれて、プレイした曲は
 
"Drown"
『That's The Sprit』 2強の内のひとつをここで。
これにはフロアも上がらざるを得ませんね。
キラーチューンだからこそ、スクリーンにも
歌詞はしっかり出してくれます。
Who will make me fight? Drag me out alive?
Save me from myself,
don't let me drooown
この曲のシンガロングも気持ち良いわー(*´ω`*)
 
 
 
今日のショーはとても素晴らしかった!
日本は世界中でも特にお気に入りの国だよ!
ありがとう!
 
 
そして正真正銘、最後の曲がプレイされる。
それはもちろん
"Throne"
冒頭のオーオーシンガロングパートから超大!
Every wound will shape me, 
every scar will build my 
throoooooone!!!
 
 
今やBMTHの曲の中でも最大最強のアンセム、
イチバンのキラーチューンに成り上がりましたね。
だからこそアンコールラストに持ってきてるんだろうし。
ラストサビ前には、スクリーンの映像で
SIT-DOWN
を皮切りに、世界各国の言葉で『座らせる』
日本語も当然対応、『座ってください』と。
この時点で世界中どこででもライブできるし、
そのポテンシャルを大いに感じさせる曲だと改めて。
そして↑の"throooone" を機に一気にジャンプさせ
テープもフロアに打ち出されました。
もう何か色々とスゴいわ!
世界のBring Me The Horizon
を、これでもかと示したライブでした。
 
 
 
 
Set List - セットリスト
 
01. MANTRA
03. The House of Wolves
12. Antivist
 
en
14. Drown
15. Throne
 
 
 
向こうのツアーとかではやってる
 
Pray for Plagues とか、It Never Ends とか、
 
Sleepwalking とか、個人的にはThe Comedown とか
 
聴きたかったなぁー!(。>д<)
 
ってのはあるけど、それでも余りある満足感!
 
 
 
しかし、超満員の新木場STUDIO COASTとか
 
マジで何年ぶりだよ。
 
大人見してたのにすげぇ汗かいたわ。
 
箱の出入り口には
 
Bring Me The Horizonのグッズは完売しました
 
の紙が貼られてました。
 
客入りといい、マーチの売上といいスゴいね。
 
キャリアを考えれば"ようやく"なんだろうけど、
 
今の30~40代に対するLinkin Park
 
これからの世代、今の世代にはBMTHになるのかも…
 
そんなことを感じさせるライブでしたね。
 
 
11月に再来日を仄めかしたこと言ってたけど、
 
今回はサマソニ、そして単独と逃した人も多いでしょう。
 
どこぞのメタルアイドルなんかのゲストじゃなくて
 
是非ぜひ!単独でのツアーを期待・希望したいですね。
 
BMTHが彼女らを好きなのは存じておりますが。
 
そこはやっぱり単独ツアーでしょうよ。
 
そしてファイナルは武道館で!
 
最悪、ゲストに抜擢されたとしても
 
単独は単独で別に公演組んで欲しいなぁ(´・ω・`)
 
もう新木場じゃ狭いくらいだぜ!
 
 
 
と、いった
 
5年ぶりのBMTHライブでした。
 
やっぱこの5年の間に
 
That's The Sprit』 『amo
 
の2枚のアルバムが出てるのが大きいですよね。
 
と言っても、
 
立役者は間違いなく『That's The Sprit』 でしょうけど。
 
『amo』 の曲も、音源で聴くより
 
ライブで聴いた方が何倍も良かったですが、
 
それは当然『That's The Sprit』 も同様。
 
このアルバムで、バンドの世界的な人気や知名度を
 
爆上げしましたからね。
 
そうして大きなステージでもやることが増え、
 
それが今日のライブでも活かされてる気がしました。
 
新木場のステージはそこそこ高めですが、
 
ただでさえ高めのステージの上に、更に段差を作り、
 
その更に上のバックスクリーンに映像を流す。
 
これ、フロアにいる人にも親切設計ですよね。
 
メンバーが見えなくても、映像を見れた人は
 
決して少なくないんじゃないかな?
 
自分もチビなのでね。
 
目の前にデカイのが来たらオシマイだけど、
 
それでも今日はけっこう映像は見えましたしね。
 
しかも"映像"があることで、
 
人の記憶にも残りやすいのは大きいと思いました。
 
目で見たものって、インパクト大きいですしね。
 
今回のセット自体、
 
サマソニがメインであったからかもしれませんが
 
だとしても、これをEXTRAでも見れたのは
 
本当に良かったと思います。
 
 
 
 
Bring Me The Horizon
 
世界で上に行くバンドのライブを体感しました。
 
やっぱりこういうのは、映像じゃなくて
 
自分がその場で体験しないとわからないな…
 
曲を聴くだけじゃ絶対にわからないし、
 
ライブ映像を見たって、生じゃないなら魅力は落ちる。
 
やっぱり現場で体験したからこそ
 
というのを改めて感じました。
 
普段は小箱のライブばっかり行くことが増えてましたが
 
大きい会場で、凄まじいライブをするバンドには
 
やっぱ小箱ライブじゃ勝てないですよ。
 
勝ち負けの話ではないかもしれないけど、
 
大きな会場で、それを埋め尽くすオーディエンス、
 
そのオーディエンスをノせるバンドに、
 
それに反応して起こる大きなピットや
 
圧倒的なまでのシンガロング…
 
そういうのは、小さい方がどうしても見劣りはしますもん。
 
コアな音楽、メジャーな音楽だとかは別として。
 
 
 
今回のサマソニはチケットが取れなかった為、
 
Deaf HavanaBring Me The Horizon 共に
 
単独のEXTRAのみに参戦しましたが、
 
やはり大型フェスに呼ばれるだけの実力と、
 
その楽しさを大いに実感したライブでした。
 
2組共、フェスでも単独でも(出来れば単独で)
 
是非ぜひ、また来日して欲しいと思います。
 
そして、その時はまた絶対にライブに行く!
 
 
 
 
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