お正月の三ヶ日は、一度も両親とご飯を食べなかった
同じ家にずっと居るのに
母はもう、家族という意味が分からないのかもしれない
記憶も思考力もどんどん無くなっていく母
私が実家に帰ってきたのを、赤の他人が勝手に自分の家に住み始めているように感じているように見える
台所でも自分のものと私のものをとにかく分けようとし、食材もどちらが選んで買ったかで、冷蔵庫の中身も食器も何もかも分けようとする
「食材は家族みんなのものやで、食器もどちらのやつも使っていいんや」でと言って、私が作った料理を母の冷蔵庫に入れておくと、翌日には私の冷蔵庫に戻されている
なんだか悲しくなる
おせちは「今年はもう作らない」と母本人が言っていたのに、いつもの半分ぐらいの量で作っていた
毎日晩ご飯は私が作るし、昼は菓子パンだし、朝は毎回味噌汁とか卵焼きとか同じものを母さんが作ってるくせに、「なんでおせち作ったの」と聞いたら「作り置きがないと不安だから」って、普段だって何か作ったものの余りを食べてるくせになんでおせちがないと不安なの
朝ごはんなんて、餅焼いて味噌汁したら終わりじゃない
とにかく習慣となったことを変えられたり辞めさせられるとパニックを起こす母
そこにあったものの置き場所の順番が違うと、順番を戻さずにいられない
私が「ここにあるとこういう理由で困るからこっちにずらすね」って話して納得してくれたのに、3日後ぐらいになったらまた戻ってる
「あれ、なんでここにあるんかなと思って戻した」って言うから、「なんでここにないと困るの?」と聞くと、「長年そこにあったから」って
なんで困るかって聞いてんねん!こっちは!
話したこともまるごと忘れるし、理由を聞いたらピント違いの答え
ずっとこんな争いで、何か喋るごとに母のでっかい地声と闘うとすぐにうちのノドが潰れる
地元の人なら誰もが知ってる地名を、「どうせアンタ分からんやろ」って母がいつも相手を否定しながら言ってくるから、「あたしを一体誰だと思ってんの⁉︎」とここであたしを育てたことすらわすれたの?はぁ⁈と思ってまたキレてしまう
ずっとそうやって、家族というものを忘れたかのように、自分さえよければいい発言、行動、父と私をとにかく否定文でけなしてばかりいる母に
数年前、アスペルガーの母本で読んだように、母という存在に対する期待を捨てなさい、もうそれしかあなたが楽になる方法はないかのように書いてありましたが、そういう意味で、母のことをこの2階建シェアハウスに住む202号室のおばさんと思うことにした
父と私は隣の部屋で寝てるから、205号と206号で、部屋の出入りですれ違い、会話するけど、
母は部屋を間にひとつ挟んだ向こうの部屋に寝てるし、最近はご飯を食べたらすぐ部屋に篭ってベッドに座ってずーっとテレビを見ていて、あんまり家の中をドタドタ動かなくなったから、ご飯を食べるのをずらしたら、母とほとんど会わなくて済むようになった
母と喋ったら声の回復がさらに遅れてしまうから、声が枯れた1ヶ月後の1月半ばまでこれで頑張ってみる
父も、今お母ちゃん湯たんぽ入れに下りたで、とか教えてくれて、バッティングしないように協力してくれたりする
ほんとに、3歳で亡くなった兄の代わりに母のウルトラエゴで産み落とされ、生まれてきたら思ったのと違う生意気な女の子やったからって、上の歳の離れた兄姉とはまるで違う扱いで、母の都合によって私の人生は幼少期から25歳までかなり左右され支配された
母の支配から逃れて、自分で自分の人生歩きたくて、大阪に出てきたのに、一人暮らし18年で急にプロポーズされ結婚した人は母とそっくりのアスペルガーだった
それに気付くまで半年掛かった
外モードのアスペルガーはほんとに愛想がいい
元旦那さんもプロポーズをするまではほんとに優しくて可愛くてピュアそのもの、人を褒めて褒めて感情を饒舌にアピールする人だった
でもプロポーズした途端、亭主関白な支配欲が出てきて対等じゃなくなり、こちらの言うことにピント外して勘違いしたまま、キレてすぐ大好きな母さんの待つ実家に帰ってしまうようになった
旦那さんとは揉め出してから4ヶ月ぐらいで離婚になったけど、
実の母とはアスペだからって縁を切ることは出来ない
2〜3歳の頃からお母さんはいつも背中向いていて愛してほしいときにいつも居ない、私の心情を察してもらうことも出来ない、その葛藤をずっと抱えてきたけど、
どうして、実の母や元旦那さんのような一生添い遂げないとと思う人が、本当に一生愛してもらいたい人が、私は気持ちの通じないアスペルガーなんだろう、、って
ずっとこの思いをどこかに問いかけてる
なんで、
私の前世、そんなに悪いことしたんですか
なんで、一生十字架背負ってるのかなぁ
私がなんか、罪償いしないといけないんだろか
感謝が足りないからかなぁ
ありがとうが言えないから、うち
Jesus, tell me why I praise you