「人生は旅だ」と、いう人がいます。
だとしたら、いまの私は、
旅の途中の小休憩。
こどもミュージカルの公演が
無事、終わりました。
ボディートークの師匠のところで学んだ14年。
そこから、名古屋にやってきて一念発起して、
「とぶくじら」をつくって、まる8年。
こどもと全身表現をふくらませる
ミュージカルするようになって22年になります。
私の人生は、
こどものすごさや生命の輝きのまぶしさに
日々、出会うことが積み重なり、
豊かに、味わい深くなるばかりです。
また、
ボディートークの体ほぐしを通して、
たくさんの方の背中にふれることで、
何度も知る
「人はそれぞれの思いで生きている」
と、いうこと。
誰も、同じ人はいないという事実。
その中で誰もが悩み躓き、
それでも、また立ち上がって生きています。
すごいことだと思います。
「先生の作る歌には
‟迷う”とか‟くじけそうになる”があって、
‟でも、また、立ち上がる”‟信じて進む”とか
そういうのが絶対出てくるね」と、
子どもに言われました。
こどもは、全身でよく見ています。
私のそれを伝えたい思いが、
歌になり、
子どもの心に残ることを願っています。
まっすぐ、うまくいくばっかりや
何にもぶつからない
進めるだけの人生なんてないから、
ぶつかった時に、
悩んでもいいし、
立ち止まってもいいから、
立ち上がる喜びを知ってほしい。
立ち上がれる気持ちを
忘れないでいてほしい。
立ち上がることを
忘れないでいてほしい。
それを強く強く思うのは、
私が山ほど転んできたから。
でも、必ず、
そこにはあたたかな光が見えて、
私が立ち上がるのを
待っている未来があるのを、
体験してきたから。
それは出会ってきた子どもたちだったり、
友人だったり、家族だったり、
まだ見ぬ誰かだったり、
まだまだ、この先を見たいから、
立ち上がって、まっすぐな目で、
世界を見たいから。
立ち上がるには、心も体も
元気であることが大切です。
だから私は、
舞台で使い果たした心と体を
今はちょっと、充電中です。
朝寝坊したり、友達と話したり、
本を読んだり、マンガ読んだり、
音楽聞いたり、温泉に行ったり…
体力づくりも再開です。
もうすぐ2018年度がやってきます。
『アリス』と一緒にウサギを追いかける
冒険の旅が、また始まります。
一年一年、成長する
いつでも今日が新しい子どもたちとも
出会う日も近いのです。
それまでに、いかに私が
空っぽじゃない豊かさを
蓄えられるか、です。
だから、空っぽになれる今こそ、
水をごくごく飲むように、
新鮮に
いろんなものに触れる時期。
さあ、もうすぐ。
↑フラッと入った本屋さんで出会った本は、
↑