2023一部昇格へかける想いvol8.えん | 東京大学運動会ラクロス部女子Celesteのブログ

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Celesteとはスペイン語で「空の、天の、空色の」という意味を持ちます。東大のカラーである淡青をユニフォームに背負い、どこまでも天高く上る無限の可能性をもったチームになりたい、頂点を目指せるチームでありたい、そんな思いが込められています。

3年トレーナーのえんです。

ブログを読んでくださり、ありがとうございます。


私たちは、このブログのタイトルの通り、Celesteがこれまで成し遂げたことのない「一部昇格」を目指しています。


この夢は、ベンチメンバーだけのものでも、今シーズンだけのものでもありません。

観客で応援してくださる保護者の方も、OGさんも、ファンの方も。

熱心に指導してくださるコーチの方々も、社会人トレーナーの方々も。

応援団として大活躍してくれている、入部してから間もない36期も。


Celesteとつながっている人々が、広く共有している夢です。


今シーズンの部員とコーチ陣による努力は、すべてこの夢に向かうための努力です。

勝ちのために必要なことを考え、そのための努力は怠らない。

その姿勢は、プレイヤーもスタッフも同じです。


私も、Celesteの大きな夢を共有している一人です。22シーズンで、あと少しで一部昇格を掴めなかった入れ替え戦の日のことが忘れられません。


私の一部昇格への想いについて詳しく話す前に、先日の試合について、少し話したいと思います。


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東女体戦は、「一部昇格」という夢に私たちを近づけるはずの試合でした。

でも、近づくどころか、遠ざけるような結果となってしまいました。

東大にはまだまだ一部昇格のチャンスが残されていますが、明学と東女体の2敗は、一部昇格への道を狭めるものとなりました。


東女体戦のベンチでは、4年マネージャーのとわが隣でタイムをしていました。試合終了の笛が鳴った直後、とわの目は涙で溢れていました。主務として常にチームを第一に考えてくれているのがわかるから、協賛も一緒にずっと頑張ってきたから、とわが涙して私に寄りかかってくるのが、本当に本当に辛かったです。胸がきゅーっとなって締め付けられるような、辛い気持ちでした。

私もとわの隣で、たくさん泣きました。


応援席側に挨拶に行くときは、切り替えなければと思い、少し涙がとまりました。

でも、応援席にいる父と母を見て、またたくさん涙が出てしまいました。

父は、海外で仕事をしていて2泊3日という短い帰国の間なのに、試合に来てくれました。母はよく試合に来てくれていていつもそばで応援してくれています。東女体戦のあとは、母もなぜか泣いていて、私以外の部員まで慰めてくれていました。

本当なら、東大がどんどん一部昇格に近づいていく姿を見せたかった、と悔しく思いました。


私の場合、一生懸命に追っている夢がある時ほど、それが遠ざかったように感じた時、たくさん苦しい涙が出てくるのだと思います。東女体戦の試合後の時間は、そういう苦しい涙がたくさん出てきて、涙がとまらない時間でした。


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私たちには、東女体戦の7日後に、日大戦があります。


私は明学戦・東女体戦を経て、大事なことを学びました。

以前から知っていたはずのことでしたが、リーグ戦の舞台は、ミスも油断も許さない、厳しい舞台です。

私たちが戦う相手も、私たちと同じように大きな夢を描いて、必死に練習して対策してきています。大きな夢を持つのは、決してCelesteの特権ではありません。


そんなリーグ戦の舞台で、私はどんなに厳しい状況でも、誰よりもCelesteの夢にワクワクして、Celesteの夢を信じている人でありたいです。


私は当然、Celesteの「一部昇格」の夢を一瞬で叶えられるようなジーニーにはなれません。でも、23チームのみんなが、次の試合に自信を持って出れるように何が必要か、徹底的に考えることはできます。

どんなに辛い状況でも、トレーナーとして、チームメイトとして、チームをぐんぐんと前に引っ張っていく存在でありたいです。


そのためにすることは、とてもシンプルです。

練習中、チームに良い雰囲気をもたらす声をたくさん発します。(1年生の頃に通らないと言われていた私の声は、今ではグラウンドの反対側まで届くようになりました!!)

テーピングの時など、試合前に選手に声をかける時間がある時は、ちょっとでも、選手がさらに自信を持てたり、さらに笑顔になれそうな言葉を選びます。


そして、テーピングを完璧に巻くこと、試合前後に必要なケアに真っ先に気づくことにこだわります。些細な技術や任務をミスなくこなして、一人前のトレーナーとして活躍します。


リーグ戦が終わった時、「当日試合に出ることのないスタッフは無力だった」などと言って、23シーズンを終わりたくはありません。だから、私は確実に結果にコミットしたいと思います。


最後に。

一部昇格はそれだけでも大きな夢ですが、私は一部どころか、それよりももっともっと上を目指せるようなチームにCelesteがなることを、夢みています。

いつかは、一部の常連校と対等に戦えるようになって、FINAL4に進めるようになって、学生日本一を目指せるようなチームになる。

毎年、「今年の東大はすごいぞ」と言わせるような結果を出して、他大学にも、OGさんにも、ラクロスに全然関係ない人にも、注目されるようなチームになる。そんな未来に、ものすごくワクワクします。

今シーズンは、新歓を通して、協賛を通して、トレーナーを通して、常に「一部レベル」よりも「一部で勝ち続けられるレベル」を目指して行動してきたつもりです。


23シーズン、最高のチームと共に、一部昇格を果たして、もっと大きな夢を追いかけることのできるCelesteを作っていきたい。

まずは日大戦、頑張りましょう。