23シーズンリーグ戦にかける想いvol3.サム | 東京大学運動会ラクロス部女子Celesteのブログ

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Celesteとはスペイン語で「空の、天の、空色の」という意味を持ちます。東大のカラーである淡青をユニフォームに背負い、どこまでも天高く上る無限の可能性をもったチームになりたい、頂点を目指せるチームでありたい、そんな思いが込められています。

こんにちは。3年のサムです!私からも23リーグにかける思いを書かせてもらおうと思います。


私は7月の頭に練習で前十字靭帯を損傷しました。怪我をした時は正直絶望しかありませんでしたし、この先が不安でしょうがなかったです。特に周りでこの怪我をして手術をする事になり長期アウトを強いられる人を何人も見てきて、リーグ戦の直前にまさか自分もやるとは思いもよりませんでした。そして手術をしないでやっていくことは、断裂や他の部位の損傷の危険もあり来年の事も考えると常に“死”と隣り合わせになる事は分かっていました。それでも私はこの23シーズンで自分のプレーでチームの勝利に貢献したいという思いがとても強くその一心でリハビリなど復帰に向けて全力を注ごうと決めました。

そんな中リーグ戦は始まりますがそう簡単に復帰できるはずもなく1戦目、2戦目と私はただベンチから声を出すしかありませんでした。どちらの試合も負けた後は、チームが勝つために全く貢献できなかった事への絶望と悔しさ、そして自分の無力感を感じ一時は自分がチームにいる意義を見失いかけました。しかし、そんな気持ちでいても次の試合は迫ってくるので気持ちを切り替え自分の出来る全力を尽くして次の試合に臨もうと決め復帰から日大戦まで1週間と短いながらも必死に限られた時間でも誰よりも上手くなろうと1つ1つのボールに拘って練習しました。

そして臨んだ日大戦では、今までの試合の反省点は改善出来ていたものの中々点数につなげることができず自分の実力不足を実感するとともに一部昇格が絶たれたことに対して、毎日チームで必死に目指してきた目標がこうも簡単に断たれてしまうのかと受け入れられない気持ちでいっぱいでした。

一部昇格が目指せないと分かった今、残りの試合に何の意味があるのか?と何度も思いました。しかし、私達には2部に残留し来年の一部昇格に繋げるという使命が残されています。

結局のところ、試合で勝つのは普段の練習から試合を想定して勝つことだけを考え必死に練習し、もがき、最後まで上手くなろうと努力した人達です。私達には2戦残っており、この23シーズンで目指して来た一部昇格が叶わなくてもまだ“もがき苦しむ”時間があります。
残りの2戦でこの一年積み上げてきた事やCelesteがこの程度では無いと証明するためにも、残りの2戦は何が何でも勝たなければいけないし、それ以外の選択肢などありません。

自分はまだまだ未熟で弱いという事をこのリーグ期間にとても実感しました。そんな自分が出来ていないことに対して言い訳している時間はありません。残された時間を最後まで死ぬ気でもがき、このチームに勝利という形で貢献します。

学芸戦、絶対に勝ちます。