23シーズンリーグ戦にかける想いvol7.とわ | 東京大学運動会ラクロス部女子Celesteのブログ

東京大学運動会ラクロス部女子Celesteのブログ

Celesteとはスペイン語で「空の、天の、空色の」という意味を持ちます。東大のカラーである淡青をユニフォームに背負い、どこまでも天高く上る無限の可能性をもったチームになりたい、頂点を目指せるチームでありたい、そんな思いが込められています。

4年マネージャーのとわです。
いつもCelesteを応援してくださり、ありがとうございます。

私たちの下入れ替え戦進出が決定した9月16日の学芸戦からもうすでに2か月以上が経とうとしています。
あの試合のことは今でもずっと忘れません。
一部昇格はなくなってしまったけれど、まだ入れ替え戦に進まずとも2部残留の可能性が残されて迎えた学芸戦。引き分けでも下入れ替え確定、どうしても勝たないと可能性が閉ざされてしまうとても大事な1戦でした。
4Q終盤までリードを保ち、勝てる!そう思っていました。ラスト1分ほどで同点に追いつかれてもまだ分からない、きっと東大ならあと1点を決めてくれる!そう強く信じていました。引き分けじゃ意味がない、勝たないと終わるんだよ!そうベンチから叫んだのを覚えています。
ラストで東大がボールポゼッションをしていたものの、点を決めることができず、同点のまま試合は終了。その瞬間、私たちの下入れ替え戦進出が決定しました。
それまでまだ1戦もリーグで勝てていなかった私たち、もう涙も出てきませんでした。

私たちと引き分けた学芸はその後1部との上入れ替え戦に進出。とても悔しかったです。1,2部入れ替え戦は10月中旬に行われ、他の2部校の4年生が引退していくのを見ていると、なんだか私たちは取り残されてしまった気分でした。


それからはこれからのチームの方針について考えたり、今のままじゃ勝てないこのチームをどうしたらいいのかを話し合ったり、正直大変なことばかりでした。下入れ替えに進むことが受け入れられず、今まで自分たちがやってきたことが全て否定されたような気がして、逃げたくなることもありました。
でも、今シーズンのこの結果は主務という立場で幹部を任されている自分の力不足以外のなにものでもありません。いろいろと考えてたくさん頑張ってきたつもりだったけれど、それがうまくいってなかったからこその結果だと思います。
今までやってきたことが成功だったのかそうじゃなかったのかは結果が出てみないと分かりません。今シーズンもリーグ戦を迎えて初めてチームの問題点に気が付きました。だからこそ、入れ替え戦に向けて変わろうとしている今の自分たちがちゃんと試合に勝てるチームを作れているのか、全く自信が持てません。2部昇格に向けて全力で戦ってくる強い3部の大学と戦うことに正直不安でいっぱいです。

誰しもがポジティブなわけではないし、Celesteなら勝てる!そう自信をもってきれいごとを言えるわけでもないと思います。でも、どんなことがあっても絶対に絶対に勝たないといけない試合であることに代わりはありません。負ければ3部降格。来年1部昇格を目指すことはできなくなってしまうし、下入れ替え戦を迎えた今よりももっと辛い現実に直面することになると思います。絶対にそんな想いはしてほしくありません。
勝つしかない、これは今のCelesteの部員全員が思っていることだし、それだけを考えて入れ替え戦に向けて頑張っています。少しでも明るい未来が残せるように、今私たちにできることは試合に勝つことだけを考えて自分がやると決めたことをしっかりやりぬくことだけです。


今までたくさんの方々が試合の応援にかけつけて下さりました。何度応援に来ていただいても勝つ試合を見せることができず、下入れ替えに進むことになってしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そんな中、試合後にOGさんと話しているときに「入れ替え戦に進むってことはみんなが戦ってる姿をもう一試合多く見れるってことだね!」と言ってくださった方がいました。私たちCelesteはなんてあたたかい方々に応援されているんだろう、そう思い涙が出そうになりました。OG、保護者、友人、協賛企業の皆さま、その他多くのCelesteの勝利を心待ちに応援してくださっている方々がたくさんいらっしゃいます。私たちは私たち現役部員だけで戦っているわけではありません。応援してくださっている皆様のためにも、絶対に勝って1部昇格を目指せるチームであることを証明したいです。


まだ試合日程も決まっていないし、入れ替え戦を迎えるには万全な状態ではありません。ですが、応援してくださる皆様に強いCelesteを見せられるように、そして1人でも多くの人が笑顔で終われるように、残された時間を大切に全力で取り組みます。


4年 とわ