ボランティアヨガ@岩手県 大槌町/震災の爪痕。
ずっとやりたかったボランティア活動。
先日、岩手県の花巻でミネラルウォーターを調達し、車で大槌町へいき、ヨガを届けてきました。
震災から1年経った今でも、仮説住宅での生活を余儀なくされています。
皆さんヨガが初めてだということでしたが、最後にまたやりたい!と言ってくれてとっても嬉しかったです^^
家で簡単に出来るポーズ、日頃の生活で意識出来る健康法、今の生活パターンにおける癖をチェックしたり、(これがみんなびっくりしてました。)
これから役立つことを中心にクラスを組み立てました。
今回、私の記念すべき初のレッスンでしたが、
自分に逃げ道を作るような気がして、初めてだという事は言わずに帰ってきました(笑)
最後に「先生はいつもどこで教えてるんですか?」と聞いて頂き、心の中でほっとして。。
と同時に使命感といったらおこがましいかもしれないけど、私にしかできないことを、必要とするところに、、これからも続けていくべきだと感じました。
今回教えたのは、体育館しか残らなかった赤浜小学校。
ここまでも水は上がってきたけど、皆でどろを掃除して、避難所として使いました。
手前のさら地は、本来校舎でした。
ここから、「ひょっこりひょうたん島」の舞台になった島が見えます。
私が神戸に住んでいた頃も阪神大震災を経験し、
近所には仮設住宅が建ち並び、そのうちに市営住宅が建設されていました。
まだ復興とはほど遠い、今の現状。
新花巻から車で2時間ほど、釜石市辺りから、
震災の爪痕が痛々しく残り、「頑張ろう!」という看板が目立ち、町の人々の強い願いが感じ取れます。
浸水してしまった、消えた道路。
『東日本大震災の記憶を伝えるためにはまゆりの再現保存を願う/赤浜住民』と書かれています。
私たちはたくさんの犠牲を知り、深い悲しみを受け止め、そして絶対に忘れないよう、これからも記憶と向き合わなければなりません。
ヨガの前に時間があったので、一人で海まで散歩しました。
あまりにも海、山、空気がきれいで、景色が穏やかで…悲しいくらいに。
まだこの中は誰かの家族が、大切な人が、見つかっていない方たちがたくさんいらっしゃるのです。。
それらを再認識し、大きなため息と涙をのみこみ、体育館に戻りました。
昨日も伝えましたが、自分の心が悲鳴をあげてるときには、
『決して頑張らないこと。無理をしないこと』
私がこれまでの人生で一番つらい時、
「もう頑張らなくていいよ」と言われた途端に、肩の荷が下りてストンと楽になりました。
我慢して無理をしたり頑張ったり、強がったり、比較されながらも見栄をはったり、誰でも絶対あります。
だからこそ、ヨガの時間では肺いっぱいに使って深呼吸して、不安なきもち、自分のイヤなきもち、全部吐き切って、
ありのままの自分と向き合い、そして認めてあげる、大事に愛してあげる、そんな時間にしたいです^^
私もこれからも、当たり前ではない今に感謝出来る、そんな毎日を過ごしていきます…
私がヨガを伝えることでたくさんのことを感じ、教わり、また一つ前に進めました。
岩手県、ありがとう(●^^●)またきます!