その当時、離乳食をはじめるにあたって問題だと思ってたのは時期でした。
ちょうど娘ちゃんが6ヶ月目に入る時に1ヶ月日本帰省の予定だったので、日本の実家で離乳食をはじめて、少し慣れたあたりでベトナムに帰って、その調子ですすめるって算段でした。
ベトナムはおかゆばかり食べると聞いていたから、はじめはそれでいいって思ってたし。…いま思えば浅はかでした。
日本では、離乳食の本を買い、実家の母に相談しながら、10倍粥を裏ごししたものを一さじずつ増やし大さじ二杯ぐらいは食べれるように、またニンジンほうれん草かぼちゃ豆腐などの食材をまぜて試してOKだったところでベトナムに帰りました。
そしていざベトナムでベトナムお母さんの前でおかゆを作って食べさせたら…
「おかゆなんて早い。粒が大きい。歯がないうちからこんなの食べたら胃に悪い。食べる量が少ない。肉を早く食べないと栄養バランスが悪い。なんでこれ食べないの?」
(ベトナムのお米だから日本のよりやわらかい10倍粥、裏ごししてるから粒は最小、歯は噛み切るためにあるのであって柔らかいものを潰すのは舌で十分との情報が…しかも歯が生えるのってかなり先じゃない?いまはミルクからほとんどの栄養をとってて、離乳食は食べる練習だからまだたくさん食べれないのは当然なのに?肉のかわりにまずは豆腐でたんぱく質も試してあって肉はおいおいなのに…)
と提案されたのがこちら。
!?!?
ただでさえはじめての離乳食で不安いっぱいなのに、わたし大混乱!
これはね、粉ミルクそしてお米や野菜を粉状にしたものを混ぜた粉末で、それにお湯を足してドロドロしたペースト状にして食べさせる離乳食と粉ミルクの中間のようなもの。他にもビタミンやら栄養剤みたいなものも入ってる様子。
たしかにこれは粉ミルクとおかゆの中間だから、おかゆの前の段階でこれを食べても問題はない。
しかし!ベトナムではこれをかなり長期間食べさせるみたいで、一歳近くまでという情報も…(箱にも6-24ヶ月までって書いてある)
さらに!ベトナムお母さんが用意してくれたので食べてみるとなんかけっこう甘い。お貸しみたいで美味しいけど、これずっと食べてたらいつごはん食べれるようになるの?ってかんじでした。
ただ、ベトナムのお母さんの協力なしではいまのところ生活していくの厳しいし、あんまり逆らうのも良くないし、栄養バランス的にはその粉も体には悪くないだろうしと思ってとりあえずその粉ペーストを何食か試すことに。
でも、この粉ペーストは早く切り上げないと脱離乳食は程遠い…この甘さに娘ちゃんが慣れちゃったらおかゆ復帰できるのか?ともやもやしていると、、
だんなさん登場。お母さんに日本の離乳食がいい理由をいろいろ述べて、その粉ペースト廃止を説得してくれました!うん、やっぱりできるなら早く大人と同じもの食べれた方がいいもんね。
ベトナムお母さんもひとまず納得してくれ、日本のやり方での離乳食作りに協力してくれることに。
ベトナムではお肉デビューが早いので(その粉ペーストの中にもお肉が入ってるやつとかあるらしく)すぐにお肉の出し汁を追加。何日か後にはひき肉の細かいやつを裏ごししたものをおかゆに混ぜて食べさせるようになりました。そして野菜もどんどん新しいものを追加してくれて小心者のわたしは助かりました☆たまごなんかも!
また、フルーツはよく食べさせるようで、2回食の間におやつでバナナやメロンの柔らかいやつやらいろいろと柔らかい酸っぱすぎないフルーツをスプーンで剥って食べさせております。
他にも子供用ヨーグルトみたいなやつとかもはじめました。
おやつ充実!
娘ちゃんも楽しそうに食べるから、とりあえず、まあいっか。
ベトナムのお母さん、ご協力ありがとうございます♡
あ、ちなみにこの粉ペーストは
bột(ボット)=粉
とよばれており、お母さんの子育ての頃はまだなく、食材を自分で粉状にしてたそうです。