今回はFXをするにあたって何よりも知っておかなければならないことについてお話します。

その前にまず、


「あなたは何のためにFXをするのでしょうか?」


という質問をさせていただきたいと思います。


「生活費の足しにしたい」

「経済的自由を目指して!」

「夢の実現のために!!」


などなど…

もちろん答えは十人十色になると思います。

ただ、求める結果を一言で表すと

「儲けるため」

となるでしょう。


そう、皆さんもちろん正解です!

FXは

「儲けるため」

にするのです!


実際、ネットでも本でも、FXや投資の話となると、ほとんどが

「こうしたら儲かる!!」

という話ばかりが溢れています。


溢れている情報の中でも、確かにいい情報もあります。


ただ、その前に何よりも知っておかなければならないことがあります。

それは、


「こうしたら破産する!!」


という必勝法!?です(笑)


「破産する方法なんて知って何の意味があるんだ?」


と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


「そんなことはいらないのでFXで勝つ近道を教えて下さい!」


と言われることもあります。


が、私は何を言われても


「取引に入る前に、FXで何をしたら破産するか考えてみて下さい」


と答えます。


経験からお話させていただくと、FXで勝つことが出来るようになるための近道は、


<破産する方法を知る>


ことなのです。



確かに


「こうしたら儲かる!!」


というキャッチフレーズの方が売る側からしたら売りやすいのは間違いないでしょう。

ただ、それが本当に儲かる方法であっても、


「こうしたら破産する!!」


という方法を知らないと、儲かるどころか逆に損をしてしまう場合だってあるのです。


実際トレードを始めた頃の私もそうでした。


「こうやったら儲かる!!」


という情報ばかり探していました。

結果、試しては失敗、試しては失敗の繰り返し…

中にはいい情報(武器)もありました。

でも破産するための方法を学びませんでした。

結果、宝の持ち腐れ…


「儲ける!」という攻めの部分だけに目が眩んでしまい、守りの部分が疎かになってしまっていたのです。


今思えば、


「こうやったら破産する!!」


という方法をもっと早く勉強していればどれだけ相場に対する授業料を節約出来たのか計り知れません。


それでは私が数えきれない失敗という経験から学んだ


FX成功のための5ステップ


を紹介します。

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☆FX成功のための5ステップ☆
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1.どのようにしたら破産してしまうか知る

2.破産しない方法を知る

3.上手く損をする方法を知る

4.損失をコントロールすることを知る

5.利益を残す方法を知る



FXで利益を上げ続けるためにはまずこの5つのステップを学ぶことが非常に重要です。

本当に重要なので繰り返しますが、どんなにいい武器(手法)を手に入れたとしてもこの5つのステップを学んでいなければ宝の持ち腐れになってしまいます。


最初は面倒かもしれませんが、このステップを確実に踏んでいくことで相場に払う授業料をかなり節約することが出来ます。

今回お話した内容はFXはもちろん、それ以外の投機や投資をするにあたっても本当に大切な内容です。

投資家がコントロール出来るのは損失の部分です。
利益は損失をコントロールすることで産まれます。

一つ一つ確実に勉強していきましょう!
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前回1ユーロが100円を切ったのは、今を遡ること約10年半前の2001年6月でした。


実は2001年6月当時はまだユーロ紙幣や硬貨の流通が始まっておらず、(実際にユーロ紙幣や硬貨の流通が始まったのは2002年以降)それまでのユーロの価値は過小に評価されていたとも言われています。

また、2001年時点の1ユーロ100円と、2012年現在の1ユーロ100円では物価水準の変動もあるため経済的に等価とは言えませんが、今回は便宜上それらの経済的要素は差し置き、純粋に「価格」に注目して100円割れについて考えてみたいと思います。


まずは現在までのユーロ円相場の最安値と最高値について。

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ユーロ円相場はユーロ発足の1999年1月から現在に至るまで、この価格範囲内で上がったり下がったりしてきました。


最安値:1ユーロ88.87円(2000年10月)

最高値: 1ユーロ169.93円(2008年7月)
※その後わずか3ヶ月後にはサブプライムショックにてユーロは113円台
へと急落。


相場の世界では、過去に付けたこのような最安値や最高値は、価格がその水準に近づくに連れて相場参加者が意識するようになります。


さて、今回の1ユーロ100円割れという水準は、過去13年間のユーロの歴史において、約10年半ぶりの円高ユーロ安水準に入ったわけですが、100円という心理的節目の前に、価格的には10月4日に付けた直近の安値 である100.764円という節目がありました。

先ほどの過去の最高値、最安値と同じように、この、直近の安値というのは価格的に大きく注目すべきチャートポイントにあたります。

直近の安値にあたる価格水準は


・買い手の立場からすると、

「ここまで下がったら今回は利益を諦めて損失を確定しておこう」

という損切りの目処になるポイントであると同時に、


・売り手の立場からすると、

「ここを割れてくると損失確定の売りが出るから上手く相乗りして利益をとってやろう!」

という利益を狙うポイントでもあるからです。


実践では、この直近の安値を切り下げるかどうかでその後の価格の方向、流れ(トレンドといいます)が続くのかどうかの判断をしていきます。


この、トレンドの認識は非常に重要ですので、またトレンドの定義に関しての記事を作成したいと思います。


今回も直近の安値である100.764円を割れたあたりからユーロ円の下落は加速しました。

13日に格付け機関のS&P(スタンダード&プアーズ)は、フランスを始め、ユーロ圏9カ国の格付けを引き下げました。

そして昨日は1ユーロ96.99円と更に安値を更新しました。


この先ギリシャが国家破綻となり、連鎖的にユーロが崩壊してしまうかどうかは国際的な政治、外交レベルの問題となっており、ユーロがどこまで下がるのかは正直わかりません。

ただ、このまま下落が続くとすると次の節目としては1ユーロ95円のポイントも控えていますが、相場参加者の間ではそろそろ過去の最安値:1ユーロ88.87円が意識されてくる時期に入ると考えていいと思います。
おはようございます。

今回は、前回に引き続き1ユーロ100円を割れた意味について考えてみます。

相場の世界は経済に伴って動いているのは間違いない事実ですが、その経済活動を作り出しているのは紛れもなく我々人間です。
感情を持つ人間が経済を作っている以上、少なからず人間の心理という点も相場の価格形成に関係してきます。
また、相場の価格には色々な節目となるポイントがあるのですが、この、価格の節目となるポイントのことをチャートポイントと言います。

このチャートポイントは心理的節目と価格的な節目があるのですが、今回の1ユーロ100円割れのポイントは、両方の節目が重複する重要なポイントだったと考えられます。
それではまず心理的節目について考えてみたいと思います。

例えば、

EUR/JPY 100.00

など、一円以下の水準が00となるチャートポイントを

「ダブルゼロ」

などと表現するのですが、このダブルゼロのポイントは誰にとってもわかりやすく、キリのいい価格であることから、大衆心理的に注文が集中しやすい傾向があります。

例えば、

「1ユーロ100円になればとにかく買いだ!」

とか、

「キリが良くてわかりやすいから注文を出しておこう!」

とか、

「1ユーロ100円になれば諦めて損失を確定してしまおう…」

などという人間の普遍的な考えや行動、心理がこのようなチャートポイントを作り出していると考えられます。

そういった意味でも今回の1ユーロ100円割れは非常にわかりやすい心理的節目だったと考えられます。

このようなチャートポイントにあたる価格水準では売り手と買い手の攻防がしばらく続くことが多いのですが、価格がそのポイントを抜けてしまうと一旦チャートポイント付近まで戻してから、抜けた方向に向かって価格が大きく動くことが少なくありません。

今回も昨年末に1ユーロが100円を割れた後、一旦100円台に戻ってから価格が抜けた方向に向かい、現在は1ユーロ97.5円台で推移しています。

参考までに、1ユーロ100円から2.5円ほど動いているということは、

1万通貨の取引で25,000円
10万通貨の取引で250,000円

分の値動きとなります。


ちなみに、このような人間の大衆心理を逆手に取って仕掛けてくるプロ達も少なからずいます。
この、大衆心理を逆手に取ることで儲けることを、相場格言では

「人の行く 裏に道あり花の山」

と言います。

大衆心理とプロの心理、これらの節目を上手く見極めて流れに乗って行きましょう!