熱が38度以上出て、死ぬかと思いましたが、生きています(苦笑)。
なんとか下がったようなので、ブログ更新です。
「短期で利益を出す方法は6つしかない」の3回目です。
①はこちらから
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http://ameblo.jp/tosboistudio/entry-11752037605.html
②はこちらから
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最初に書いた通り、
「利益」が出る公式を単純化してみると、
「利益=粗利額-経費」です。
よって、利益を上げるには
A・粗利額を上げる
B・経費を下げる
この二つ以外にはありません。
今日は、Bの「経費を下げる」についの説明です。
「経費を下げる」には、下記の二つの方法しかありません。
B-①・コストそのもの(人件費や販管費)を下げる
B-②・必要時間を減らす
B-①「コストそのものを下げる」というのは、文字通り、経費のかかる項目を直接
落としに行くことです。
経費で最も大きいのは、恐らくどこも「人件費」でしょうから、手っ取り早いのは、
ここに手を打ってしまうことでしょうが、いざ取りかかろうとすると、正直なかなか
苦しいものがあり、最後の手段といったところでしょうか。
あとは、交通費や電気・ガス・水道を節約したり、鉛筆やペン・コピー用紙などを無駄遣い
しないようにするといった地道な活動になりますが、これは、結構、時間や意識を投入したり、
気持ちをすり減らす割に大きな成果までは導けないこともあって、個人的にはあまり好みません。
まぁ、性格や業種にもよるものでしょうが・・・・・・。
コスト意識の大変高い会社を知っていますが、そこは例えば、コピーのA-4とA-3なら
同じ金額なので、A-4を刷る枚数が多い時には、A-3を半分数刷って、半分に切ると
いうようなことを徹底してやっていました。
ところが、切っているのは、本部系のそもそも人件費が高い人がやっていたりして(笑)、
言い分としては「中小企業は幹部自らが何でもやらないといけないから。」というもの
だったりしますが「紙を切る」という行為に一時間当たり5000円近い時給計算の人が
やっていることが、良いのか悪いのかという問題はついてまわります。
この場合、時給5000円相当の人が紙を切る作業に30分かかるとしたら、2500円の経費です。
仮に、コピー一枚当たり10円のコストとすると、250枚まではA-4コピーしてしまっても、
同じ費用という計算になります。
「就業時間外にやるのであれば問題ない。」という見解もあるでしょうが、就業時間外でも理屈は
同じで、この人は本来の仕事、すなわち脳を使ったり思考したりすることから逃げているだけ
なんじゃないか?と思うことはしばしばありました。
決まりきった単純作業というのは、頭を使わなくていいし、人と関わらなくて済むので
楽と言えば楽なのです。
さらに、問題なのは、それなりに皆の為に仕事をした、努力をした、という自負にかられて
しまうので、いらぬ達成感だけが頭に残ってしまい、自分の時給に見合う仕事をせずに
日々を過ごすという最悪の状況になりかねないリスクをはらむことです。
私はこういう人を、よくボンクラ幹部とか、能無しリーダーと称します。
やっている仕事そのものの評論ではなく、時給に見合わない仕事をし続ける人のことを
言う訳です。
用件というのは、基本的に頼みやすい人に頼みます。いちいち相手の時給を確認して
頼むようなことはしません。
トップ・リーダーにとって頼みやすい相手というのは、基本的には、自分の言うことを快く
受け入れて形にしてくれる人ですから、そういう相手は組織においては出世しやすく、
よって時給は上がっていきます。
案外、誰でもできる作業ベースを時給の高い人に依頼して、時給の高い人が素直に
時給に見合わない作業をしていることはあるものです。
一概に「コストを下げる」と言えば簡単ですが、しかし、コストを下げに行くためのコストも
確実にかかることを知っておかねばなりません。
また、小売業態や集客施設において、コスト削減意識を浸透させすぎると、粗利を上げる
為のコストすらも何だか削減していくような意識にかられる危険性も十分はらんでいます。
例えば、店頭POPを描くにも、紙代がもったいないとか、インク代がかかるから止めようとか、
そういう意識です。
私が両方一気にとれないというのは、そういうことです。
「売上・粗利は上げよ、でもコストは増やすな。」と言うのは、ちょっと勉強した学生でも
言えること。大事なのは、一定期間、バランスを崩してでも徹底的にやれるか?という
意思決定と、基ずく経験則こそがリーダーに問われる能力ではないかと思っています。
これはB-②「必要時間を減らす」の項目に密接にからんでくる考え方になってきます。
この「必要時間を減らす」の解釈については少し難しい側面がありますが、実は利益を
出すに当たり最も効果的であり、利益がでない原因はここが大きなポイントであるとも
言えます。
この続きは、また次の更新で・・・・・・・・・・・・・。
コストを下げる必要はあるが、コストを下げると粗利は増えない傾向にある。
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