北海道から帰ってからも落ち着きなく動いていて、あまり名古屋にいません(苦笑)。
写真は、北海道で阿寒湖にも取り敢えず寄れた時の画像です。ちなみにマリモには
あんまり興味がありませんで、どこにいるのかも分かりませんでしたけど(苦笑)。
どこに行くにしても、その目的地と、目的地に行くまでの道のりが必ずあります。
目的地に行けば、次の目的地があって、仮にそれが帰り道だとしても、それは目的地
に向かっていて、その道のりがあります。
当初の終点は、次の起点になって、どこが目的地であっても、出発点が必ずあって、
遠かれ近かれその道のりも必ずあります。
まぁ、そんなこと、当たり前だと言えば当たり前のことですが(苦笑)。
ところがこの当たり前のことは、よく忘れます。
当たり前であるが故、「◯◯が楽しかった。」という思い出や認識は、その目的地が
楽しかったという表現・・・、例えば今回で言うなら「阿寒湖」という点が楽しかった、と
いう認識だけになります。
でも、本当は、この日の『釧路~「阿寒湖」~釧路空港』という一旦の区切りが
あって、そこに関わる全ての行程や道のりの中、五感全てで認識した瞬間の連続や、
関わった人達や出来事の全てをひっくるめて、トータルとして「楽しい」という認識
になった、というのが正しい表現でしょう。
よく「どこに行くか、より誰と行くか」と言われたり、彼女との旅行中に何かいらん事が
起きて「せっかくの旅行なのに」とか何とか機嫌が悪くなったりして面倒くせぇ、
みたいな事はあるわけで、それは目的地だけが目的ではないことを如実に表している
と思うのです(笑)。
トータルで「楽しかった」思い出も、トータルで「楽しくなかった」思い出も、
私としては、全体のシナリオを一旦コマ割りにして、一コマ一コマにバラして見直して
みるのは、ビジネスに対してとても有効だと思っています。
「楽しかった」ことを思い出してみて、そして、それがなぜ楽しかったのか、を
ちゃんと考えてみるということです。
一コマ一コマを一旦バラバラにしてみて、楽しかったコマだけをもう一度編集し直してみる。
そういうことを繰り返し行いながら、癖付していくと、シナリオ思考が鍛えられます。
これを意図的に、未来に対するシナリオを描けるかどうかは、これからのビジネスに
とってとても大きな要素です。
このシナリオのことを、計画といったり、戦略といったり、企画といったり、まぁ
呼び名は色々あるのでしょうが、なんでもいいけど、そういう思考を鍛えられるか
どうかがとても大きいと思うのです。
「楽しいもんは楽しい」「好きなもんは好き」と片付けるのではなく、それが何故
そうなのかを明確にすることで、「自分らしさ」や「独自性」のヒントが見えてきます。
「阿寒湖」にいたほんの少しの時間と、何倍もの移動時間の中、改めて確信した訳で、
そういう意味で、当たり前の日常や喧騒から離れてみることは大事なんでしょうね。
非日常は日常を変えるの大きなヒントがある。
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