読者様より再び。紫陽花


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素晴らしいアドバイスをご教示いただき
ありがとうございます。

ご子息様のアドバイスも大変参考になりました。

私自身も、息子は幼いので、
中学生時代は、勉強だけではなく
学校生活を楽しんでくれたらと思っておりました。

しかし、入学してみたら
凄く速い勉強の進度についていけず、
勉強が出来なければバカにされ、
いじめのターゲットになりやすくなる事実に
驚愕したのです。


いじめをされるお子さんは僅かですが、
数人でターゲットをバカにします。


賢いお子さんなので、
暴力を振るったりなどはしません。
口で言ったりして精神的に追い詰めるようです。


親としては
勉強についていけず成績が下位のうえ、
さらに周りからバカにされるなら
辞めた方がよいかと思い
今回ご相談させていただきました。

親も子どもも、自信を失い
「周りは賢い子供ばかりだしうちは全然駄目」
と諦めかけておりました。

息子のよいところをみつめて、
勇気づけてやりたいと思っております。



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関西の最難関校に入るには
どれほどの苦労と試練があったことだろう?


私もかつてスグルと首都圏の最難関校をめざし、
私立中学受験をした身だから
その大変さはよく分かる。

人生に二度とない貴重な小学生時代に
遊びたい気持ちを抑え、
目標の私立中学を目指す道のりは
並大抵ではなかった。

子供の未来を信じ、親も子も
一心不乱に頑張ったあの日々。

それでも私とスグルは
その努力が報われる事はなかった。

この読者様は、そんな日々を乗り越えての
最難関校の合格を掴んだ。


どんなに嬉しかったことだろうと思う。
希望に満ちあふれていたことかとも思う。

しかし入学してみたら、
まわりは皆自分より優秀な子供ばかりで
その中での価値観はただひとつ、
勉強が出来るかどうかという尺度。

その価値観からはずれた者は
馬鹿にされる。

子供の世界とはいえ、
なんと過酷な社会なのだろうかと
胸が痛む。

ただ、いじめる側の子供も
実は心が満たされない何かがあるように思える。

本当に強い子供や自信のある子供というのは
弱いものいじめはしないから。

もしかしたら
いじめる側の子供の家庭でも
勉強が出来る事が一番の価値観で、
いじめる子供自身も
自分の存在が不安で一杯なのだと思う。

だからこそ、自分より弱い者を標的にして、
安心を得ようとする。

家では本当の自分を出すことができず、
常に良い子を演じなくては
ならない家庭なのかもしれない。

寂しい子供なのだ。

相手がどんな家庭環境にいるのか
少しでも見ぬく力があれば
対処法はある。

スグル自身、学校は立派な社会と言うが、
まさにその社会の中で
対人力をつけるチャンスだと思えばいい。

このような子供達の
スケープゴートにされない為には
まず堂々としている事。

意地悪な子供にも、嫌いな子供にも、
自分から明るい挨拶をすること。

朝、相手の目を見て大きな声で
「おはようございます」。

夕方、帰る時は「さようなら」と
明るく言える子供は誰とでも
仲良く付き合えるようになる。

そして彼らの言い分も聞いてみる。

どんな事を言っているのか、
どんな考え方なのかを。

社会に出れば、
自分と同じ考え方の人ばかりではない事を
知るチャンスになる。

ただし、
使い走りや脅迫、暴力など、
本当に嫌な事をされた時は
「嫌だ」と言う勇気を教えること。


親は自分の子供が困っている時こそ、
温かく悩みを包み込み
相談相手になってあげてほしい。

その時、我が子に対して
「情けない」とか「あなたに落ち度がある」
など、決して責めたりしない。

その上で、
「いつでもお母さんはあなたの味方である事」
をしっかり伝えること。

子供というのは、外でつらいことがあっても、
お母さんがついていてくれるという安心感があれば、
困難を乗り越えていく力をつけていくものだから。



また「医学部生の父」様からは
今回の事でこんなアドバイスを頂いた。

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最難関校は、授業の進め方も独特だと思います。

私が行っていた東京の最難関校では、
中学1年の物理の授業で微分をやらされましたが、
理解できたのはごく一部の生徒でした。

最難関校でしたら、高校で落第しそうになっても
難関大学に入れます。

重要なことは、目先のことに一喜一憂せず、
お子さんを信じてあげることです。

難関校に入学されたのですから、
「やればできるように生んであるよ」と励ましてあげて、
学校生活を謳歌させてあげてください。

勉強なんてそのごく一部ですから。


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素晴らしいアドバイスである。

是非こちらもお子様に伝えてあげてほしい。

スグル曰く、中学高校での部活は
是非参加したほうが良いと言う。


勉強がハードな最難関校だからこそ、
勉強以外で心の支えや楽しみが
在ることは必要なのだと。


スグルは私立中高では、部活に参加しなかったし、
ある意味私がそれをさせなかったという
後悔もある。

現在スグルが
医学科でハードな勉強に立ち向かえるのは
サークルで好きな事がやれる場所があるからこそ。

そこでの先輩やOB医師の方から得る情報は
なによりも貴重なのだ。

なぜなら、スグルの家庭環境において
医学科や医師世界を教えられる人が
周りにいないから。 

それと同じで、部活の先輩から
勉強方法や悩みの解決方法のヒントを
得る事もできるし、
学校に行く張り合いが出来るというのは
なにより大切で強みにもなると思う。


先日紹介した本で
開成高校の校長先生はこう。

教えて! 校長先生 - 「開成×灘式」思春期男子を伸ばすコツ (中公新書ラクレ 494)/中央公論新社

¥864
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「中学三年生のとき300人中290番でも
現役で東大に合格しているから
安心してほしい。

肝心なのは290番でも
東大に入った子がいるよと聞いた時に
頑張りますといえる子であれば大丈夫です」と。



その自信を子供につけさせる事が出来るのは
唯一、親の役目。


思いを常に言葉にして
子供に伝えてほしい。


どんな事があってもあなたは大丈夫。
やれば絶対に出来るのだと。

そして困った事があれば、
いつでも母がついているからと。


中学生と言えばまだ体も小さく、
その体に重い教科書を沢山つめこみ
朝早く起きて遠い学校に行く。

その上、授業は進度が早く、
友達関係もまだうまく築けない。

緊張極限の環境にもめげずに
頑張って通うというお子様は
それだけでも十分凄いことなのだ。


だからこそ、家に帰った来たら、
勉強の事は言わずに
思い切りくつろがせて
あげてほしい。


気を抜ける場所は家庭にしかないし
気力を養う場所でもあるのだ。

美味しいごはんをつくり、
ゆっくり休ませてあげてほしい。

そんな日々を重ねていけば、
医師になるのためには
どれだけの勉強が必要なのかという
自覚を持てる日は必ずくる。


それを支えるのは、
学校でもなく、塾でもなく

母であるあなたなのだから・・・。

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