今日のテーマは『子どもが喜ぶ叱り方』です。


この話の前提として、

「叱る」というのは子どものためにするもの。
「怒る」というのは大人のためにするもの。

僕はこう考えています。


子どものために「叱る」のであれば、必要なことだけを伝えてあげれば十分ですよね!
長々とお説教する必要はありません。


例えば、子どもが走ってはいけないところで走っていたら…

「危ないから走らないようにしようね。先生ね、前に転んだことあるんだけど痛かったよ」

これでいい訳です。
でも、これが「怒る」になると…

「走ったらダメ!さっきも言ったよね!?何でわかんないの!」

こんな感じかな。たまに見ますよね。公共の場とかでも。



特に「さっきも言ったよね!?」というのがナンセンス。

叱りたいのは《走っていたこと》ですよね?
なのに、いつの間にか《さっきも言ったのに》ということで怒ろうとしています。
これがよくある叱り方の悪い例。叱るではなく、怒るになっちゃってます。



1番いいのは、子どもが何回同じ間違いをしようとも、

「そのことについて初めて叱るように」

そんな風に声をかけてあげることです。
3秒前に同じ間違いをしていたとしても、子どもにとっては「今、その時にしたこと」なんですよね。3秒前は関係ないんです。


少し話が逸れましたが、とにかく、
・短く必要なことだけを伝える
・過去の話を出さない

これが大切だと思います。



逆に褒める時!

この時はもう長々と褒めてあげましょう。
例えば、お手伝いをしてくれた時とか。

「うわー!助かるなー!本当にありがとう!とっても嬉しい!お手伝いしてくれて本当にありがとう!」

と、こんな具合でとことん褒めましょう!
この時、笑顔が重要!嬉しいなら嬉しそうに笑うべきです!
子どもが恥ずかしくなって顔を背けるくらいまで!笑
褒める時は過去の話を出していいと思います。

「そういえばさっきもお手伝いしてくれたよね?さっきも嬉しかったけど、今もとっても嬉しいな!ありがとうね!」

こんな風に。


叱る時は一瞬!
褒める時は長々と!

褒められる方が嬉しいですからね。