北中夜市→フリマガイド | 素人の乱5号店・店主日記

北中夜市→フリマガイド

ついに、今年もやってくる北中夜市!
いよいよ17日を皮切りに、毎月第三日曜日の夕方4時から開催予定!

言わずと知れた恒例フリマと屋台のイベント。
若者たちは使わなくなったものや手作り品なんかを集め、友達と一緒にフリマに出店し、通りがかった奴らは屋台でつまみ食いをしながらビールを買う。クソガキ、いや、チビッコたちは縦横無尽に走り回り、お父さんお母さんたちもウッカリ買わなくてもいいものを買ってしまったりする。近所の人たちも夕涼みがてら表に出てきて、商店街をウロウロする。
泣く子も黙る商店街の重鎮たちは、戦中戦後を生き抜いてきた生き様を見よとばかりに、商売魂を全開にし、少しでも隙を見せた腑抜けた連中から金をむしり取らんとばかりに料理を的確に売りさばく! まさに商人の鑑! う~ん、手強い!

みなさん、遊びに来てくださいね~


↑今年のポスターもまたなんだかレトロ感が全開に出ている!

ちなみにこの北中夜市の宣伝、ネット上でも宣伝はされているが、それだけではない。旧来のアナログ手法でも宣伝はなされている。

たまに、酔っ払った商店街の長老にからまれ、「おい! 闇市の宣伝はちゃんとやってんのか!? これじゃ、誰も来ねえよ」と言われる。こんなときにネットで宣伝してますよ、などと言っても無駄だ。

この間もこんな感じだった。
「インターネットってあれだろ? あの若えのが家でカチャカチャやってるアレだろ? そんなもん、年寄りたちは見らんねえじゃねえか! あんなもん俺から言わせりゃ、ゼロだよ、ゼロ! インターネットだかなんだか知らねえけど、そんなもんに商店会の予算はビタ一文出さねえよ!! なにがインターネットだよ、ばかやろう」

これはやばい。
このままネットだけで宣伝してたら、いくら人が集まったとしても、長老たちには一切わからないからまぐれで集まったことになる。

ということで、そんなタイミングで必死の形相で電話をかけてきたのがこのフリマガイド。


2ヶ月ほど前から、「いや~、北中夜市の日程決まったら載せてもらえませんかね~」「あと4日後が締め切りなんですけどねー、いやー、困ったなー」と、毎日のように電話がかかってきて、1ヶ月ほど前、日程が確定してから内容を伝えたら「いや~、なんとか間に合いました。いやー、よかった!」と、安心して掲載してくれた。


中身は文字情報オンリー。ここぞとばかりに情報を凝縮して、かつて電話帳で番号を探していた時代を思わせる誌面だ。
求人雑誌ですら、あのニセの職場和気あいあい写真を載せたりしてるぐらい。それに対して、こちらは一切媚びる姿勢を見せず、相当硬派に編集されていて、好感が持てる。

この、1980年代以降の進化を絶対に認めない決意が感じられる、非常に挑戦的なロゴもいい。
おまけに、「出店も買物もこれ一冊でOK!」と断言するところも立派だ。
さらに! これは無料ではない! 1冊400円!
どうだ、まいったか。情報がタダで手に入ると思ったら大間違いなのだ。


そしてトドメに立て看板!
「安倍政権打倒」とか書いてありそうな様子だけど、それは気のせい! 夜市の看板です。
高さ2m以上ある大看板を急遽作成!!! いやー、これはすごい迫力だ!

どうだまいったかと、長老に見せたところ、「こんなでけえの、どこに置くんだよ、まったくなに考えてんだかオマエら! 」だって。チッ、頑張って書いたのに!

あ、そういえば、ポスター(この記事の一番上の写真)が出来たときも、重鎮クラスの第一声は「日程が小さくてわかんねえじゃねえか」とのこと。
う~ん、やっぱり例によって必ず文句を言うらしい。

ということで、明日5月17日は今年の第一回北中夜市!