これからの私の道。 | 月村麗華オフィシャルブログ「らりるれいかは湘南娘だってば!」Powered by Ameba

これからの私の道。


■元仮面女子:アリス十番 月村麗華 アイドルを辞めた後の不安 ~地下アイドルからマネージャーへの道~■
私がアイドルからマネージャになる事について、馴れ初めと想いを書かせていただきます。
 
 
私は、
2010年7月にアリスプロジェクトに所属し、
初代トッピング☆ガールズからはじまり、
ぴゅあふる、アリス十番と活動させていただき、2013年、昨年の7.28にすべてのユニット活動、地下アイドルを、卒業しました。

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卒業してからは、
ぽっかりと穴が空いたように感じたのは言うまでもなく、
当たり前のように毎日あったライブをやらなくなり、
毎日会っていたメンバーにもファンのみんなにも会わない。
これからの毎日に不安を抱いていた。
これから私はなにをしていけばいいのだろう?
ユニットを卒業したら、なにをしたらいいのか…
卒業してからみたステージは、現役のときよりもずっと輝いてみえた。

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卒業後の私の生活は、アリス十番のときからアルバイトとして働いていた都内の保育園と芸能活動と…
いや、
ほとんど毎日保育園でアルバイトをしていました。
 
安定しているように思える生活ですが、タレント活動と並行してのアルバイトの為、タレントとしての仕事があるときはお休みします。それでも働かせてくれていたことがまずすごいことだけれど、
お休みをすれば、もちろんバイトの時給はでません。
そんな生活を続けていくうちに、
限界
ってやつが目の前まできていました。
 
我が家は、元々貧乏でもあるし、
色々と事情があって私が家計を支えなくてはならない状況。
ユニット活動をしている間は、私の少ない収入と、母親の貯金をくずして生活をしていたし、私自身は事務所に住んでいる状態だったので、色々と出費も抑えられていた。
しかし、貯金も底をつき、実家に戻らないといけない事情があった。
それなのに、アルバイトで、しかもちょこちょこ休んでいるようではとても生活ができなくなってしまった。
 
 
毎日ユニット活動で忙しくしているときは、目まぐるしく毎日が過ぎていった。
本当に毎日があっとゆう間だった。
あのキラキラした場所から離れ、どう現実で生きていけばいいのか。
いざ現実社会に戻ると、問題がたくさん押し寄せてきた。
 
卒業してからも、応援してくれる人がいることは本当に嬉しく幸せに思う。
けれど、それだけでは生活ができない。
それが、
現実だった。。。
 
 
ある日、そんな不安定な状況で精神的にも取り乱しているときに、社長が声をかけてくださった。
最初はメールで、
『大丈夫か?』
と一言。
ユニットのことでお忙しいでしょうに、ユニットを卒業した私のことまで気にかけてくれたことにすごく驚いた。
 
そしてまたある日、
私がなにかの用で常設劇場のパームスにいたときに社長から声をかけられた。
 
私は少しびくびくしながら社長とお話をした。
社長は、まず私が卒業後どのような生活を送り、現状どうなのかを聞いてくれた。
そして、私はありのままを話した。
 
すると、思いもよらない言葉が。
 
『社員になって一緒に仕事しないか』
 
 
私は正直よくわからずただ驚いていたけれど、この崩れかけた生活から手を差し伸べてくれているんだと思った。
 
ユニットを卒業して特に花開くわけでもない最年長の私を見捨てるどころか、むしろ考えてくださっていると。
そう思うと、ありがたさと申し訳なさと色々溢れて涙が止まらなくなった。
 
でも、すぐに答えを出すことはできなかった。なぜなら、そのとき私は、保育園からも社員にならないかとお声をかけていただいていたから。
 
社長と同様、保育園の経営者さんや先生方も、私の生活の心配をしてくださっていた。
 
そして私はすごく迷っていた。
 
家族にとって、私にとって、
いい選択は…。
 
特に才能もなにもない私にこんな同時期にお声がかかるなんて今後そうあることではない。
 
すごくすごくすごく悩んだ結果、
私はアリスプロジェクトのマネージャーという選択をしました。
 
正直、残っている仕事の契約もあるのでタレント業と並行してやるとはいえ、色々言われるだろうし、応援してくれている人にどう思われるのか、しかも仕事でファンのみんなに会うわけで、その風当たりを直に受けることになる。
 
だけど、
仮面女子:アリス十番をはじめとする大切なメンバーが、突き進んでいく姿を近くでみたい、光を浴びに這い上がってそこからの景色を一緒にみたい、私にできることがあるのならやりたい。
そう思った。
 
今いるスタッフにはできないことがある。
 
私にしかできないことがある。
私にしかわからないファンのみんなの想いがある。
私にしか、わかってあげられないメンバーの想いがある。
そしてきっと、メンバーも私にしか言えないこともある。
 
私にしかできないなんて、
普通の仕事ではそこまで感じることができなかった。
 
でもここには、
私にしかできないことがある。
 
だから決めた。
辛いことやしんどいことも増えるだろうけど、平坦な道よりも、曲がりくねった道の方が、その道の先には、光がみえる気がする。
 
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これから、
6/2からはアリスプロジェクトのマネージャー業務をやらせていただきます。
もちろん、タレントとして、いまレギュラーとしてやらせていただいているお仕事は続けさせていただきますし、司会やMCなどタレントとしての仕事も与えていただけるのであれば社員としてやらせて頂きます。
 
芸能界って本気で懸けている人は大変な犠牲を払い大きなリスクを負って活動しています。
私がそうだったように、恐らくほとんどの人が将来への不安を抱えて毎日を懸命に生きていると思う。
だから、私はそういった方々に対してもアドバイスをしたり、生き方を教えていけるような存在になれればいいなと思っています。
 
アリスプロジェクトには長くいるけれど、マネージャーとしては新人です。
至らない点もたくさんあり、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが
今後も月村麗華、そしてアリスプロジェクト、アリスのタレント達をよろしくお願い致します。
 
 
 
 
月村麗華