3番目 | ばいばい

ばいばい

遥か望む彼方の光
君を照らし出さなくていい
狂おしい花びらを舞い散らせて
堕ちる桜を抱いて 眠る

里親とやらの家に着いて、

おれサマは

逆立った。

びっくりしてたら、

そいつは実に興味深そうに

わん

と言った。

こいつは敵だ。

おれサマは確信した。