恐怖を取り戻しつつあるくらいのところ。
麻痺の症状が強いと感覚も感情も分からなくなる。
私の場合は痛覚が無くなってた。
そうすれば何をされても痛くないものね。
条件反射すら働かなくて、オーブンに手をぶつけてもトーストを守るために手を引っ込めなかった。
私の受けた虐待から食べ物はとても執着する対象なので、火傷よりもトーストを失う方が嫌だった。
同じように私は恐怖を感じなかった。
フラッシュバックで受ける衝撃は只のストレスだった。
フラッシュバックに恐怖を感じたら進歩かな?
でも、何故かフラッシュバックの頻度が減った。
恐怖発作を起こし始めてから、かな。
恐怖発作は先ずは身体的なダメージだった。
恐怖と思われる何かで寝ている間に身体が関節を痛める程、硬直するのが続いて、ガタガタになった。
それから、起きてから寒気に襲われた事があった。
「怖い怖い怖い」
唱えていれば落ち着いたから恐怖だったのだろう。
それから、ルールを作った。
恐怖発作を起こしたら、「怖い怖いの呪文」で身体から精神に恐怖を移してから紛らわす。
そこから恐怖発作を起こしてないから暫く待ちの姿勢。
ちょっとPTSDの出口は見えにくいかなあ。
ちらりと光が見えたかもしれない。