私の長年の相棒猫・ミーが旅立ってから2回目の夜。
「幸せな猫ちゃんだったと思うよ」と、なぐさめてもらうことも多い。
でも、とてつもない幸せをもらっていたのは、私の方。
こんな寝顔に、どれだけ微笑んだことか・・・。
それでも、日々のできごとに悩み、
これからのことを思い煩い、ミーといても暗い顔をしていたことも
いっぱいある。
いま振り返ると、なんというバカをやっていたのだろうと思う。
ミーといる・・・ただ、それだけでよかったのだ。
起こるかどうかわからない未来のことを、あれこれ不安に思うより、
いまを愉しみ、慈しむ。
それが、人生そのものなのだ。
未来も、過去も、本当はない。
常に、「いま」があるだけ。
その「いま」に心を留めないで、過去と未来というヤツを行ったり来たりしたところで、
幸せには届かない。
ねぇ、ミー、いまになって気づくことがいっぱいあるよ。
ありがとう。
でもさ、私と同じくらい、ミーも心配性だったよね?
私が大声で泣くと、うろたえるようにミーも大声で啼いた。
涙を流したら、カラダを精一杯に伸ばして、顔をのぞきこんだ。
私が咳をしたら、私の顔を自分の鼻先でなでてくれた。
大親友のような、おばあちゃんのような・・・
出会えたことは、ただの偶然じゃないね。
私は、ミーが教えてくれたこと、気づかせてくれたことを、
こうして綴っていくね。
私は、物書きだから・・・。
どうぞ、どうぞ、楽しい週末を♪