未来を思い煩うより、いま微笑みを。 | 今宵、眠れないペンギンへ

今宵、眠れないペンギンへ

群青色の夜に、
時間の波間で紡ぐストーリーを。

私の長年の相棒猫・ミーが旅立ってから2回目の夜。

「幸せな猫ちゃんだったと思うよ」と、なぐさめてもらうことも多い。

でも、とてつもない幸せをもらっていたのは、私の方。

$人生の旅に、そっと寄り添う言の葉たち。

こんな寝顔に、どれだけ微笑んだことか・・・。

$人生の旅に、そっと寄り添う言の葉たち。

それでも、日々のできごとに悩み、

これからのことを思い煩い、ミーといても暗い顔をしていたことも

いっぱいある。

いま振り返ると、なんというバカをやっていたのだろうと思う。

ミーといる・・・ただ、それだけでよかったのだ。

起こるかどうかわからない未来のことを、あれこれ不安に思うより、

いまを愉しみ、慈しむ。

それが、人生そのものなのだ。

未来も、過去も、本当はない。

常に、「いま」があるだけ。

その「いま」に心を留めないで、過去と未来というヤツを行ったり来たりしたところで、

幸せには届かない。


ねぇ、ミー、いまになって気づくことがいっぱいあるよ。

ありがとう。

でもさ、私と同じくらい、ミーも心配性だったよね?

私が大声で泣くと、うろたえるようにミーも大声で啼いた。

涙を流したら、カラダを精一杯に伸ばして、顔をのぞきこんだ。

私が咳をしたら、私の顔を自分の鼻先でなでてくれた。

大親友のような、おばあちゃんのような・・・

出会えたことは、ただの偶然じゃないね。

私は、ミーが教えてくれたこと、気づかせてくれたことを、

こうして綴っていくね。

私は、物書きだから・・・。


  どうぞ、どうぞ、楽しい週末を♪