つんく♂コメント 『14章~The message~』

出来上がりました。本当にたくさんの作品を作って来れたのもモーニング娘。自身が常に進化、変化を続けてきたからだと思います。
その時代とその時のメンバーが私に刺激をくれ、そして、私は何かを感じ、それを音にしてゆく・・・
今回のアルバムのテーマはずばり「メッセージ」。
メンバーへ。そしてファンの皆様へ。世界中の皆様へ。
私からのメッセージです。
こんな時代だからこそ、世界中の皆さんに島国日本から「メッセージ」をお届けしなきゃいけない!
そう思い制作してきました。

1.「TIKI BUN (Album Version)」 編曲:大久保 薫
2014年10月15日発売の最新シングル。
セ ルフライナーノーツはこちら→http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11915923918.html

2.「Password is 0」 編曲:大久保 薫
2014年4月16日発売シングル。
セ ルフライナーノーツはこちら→http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11810962759.html

3.「明日を作るのは君」 歌唱:全員    編曲:田中直
大切な人を思う気持ちです。
ゆっくり自由で楽しく自分らしく生きてほしい。そういう思いを曲にしました。
メンバー達はたいてい10代半ばまでにモーニング娘。になります。
社会や学校のルールを学ぶ前にモーニング娘。や芸能界のルールの中で生活をしますね。
そういうルールの中に居る彼女達も小さくまとまるのではなく、心自由に生きてってほしい、そう願います。
時には誰かがフルコーラスをソロで歌いきる時もあってよいなぁって思います。

4.「キラリと光る星」 歌唱:鞘師・小田    編曲:江上浩太郎
ロックテイストのあるビートの強い曲に仕上げました。
「モーニング娘。に選ばれて来た君達みんなにはそれぞれキラリと光る個性があるよ!」
というメッセージでもありますが、この世の中に存在するモノすべてに個性があり、きっと意味や価値があるんだ!という事も唄っています。
小田と鞘師が何とも言えない無表情な表情で「攻め」な姿勢で歌っているのが、とても好印象だと思っています。

5.「恋人には絶対に知られたくない真実」 歌唱:道重・譜久村・飯窪    編曲:AKIRA
恋が始まったばかりのハッピーな瞬間を曲に詰め込みましたぁ!って感じです。
「内緒ごとなんて絶対にしないで!」なんて約束をする恋人になりたての二人にも絶対に内緒な事はあるはずで、そんな中に「ああ、罪悪感」なんて思う恋愛初期のこの感覚ね。
クールな彼とモデル体型の彼女!ってイメージとは180度違うカップルかもしれないけど、だからこそ愛くるしいこの二人を歌うには、この三人しかない!ってね。
道重、譜久村、飯窪で歌うわけです。
バックトラックはシャッフルビートなんですが、なんか自然でしょ!?

6.「What is LOVE?」 編曲:大久保 薫
2014年1月29日発売シングル。
セ ルフライナーノーツはこちら→http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11737211093.html

7.「私は私なんだ」 歌唱:全員    編曲:大久保 薫
「TIKI BUN」とシングル曲として迷ったナンバーです。
自分も学生時代に「日本は自由な国。俺が生きたいように生きたいのになぜ生きられない!」なんて、ちょっとした学校の校則なんかにムキになって文句を言ったりしたもんですが、今思えば、鼻で笑いたくなるような出来事ではあります。
モーニング娘。のメンバーも同じような年齢の女の友達達がキャッキャッキャッと暮らしている
のを見たりすると心穏やかじゃない時もあるかもしれませんが、それでもそんな中でもこうやってレコーディン
グをしたりしながら日々戦っているわけです。
もちろん、だからこそそんな彼女達を皆さんが応援してくれるわけですが。

8.「笑えない話」 歌唱:全員    編曲:大久保 薫
ファンキーなパーティチューンナンバーです。
恋愛の駆け引きに完全に負けてしまっている女の子の歌ですね。
友達に相談しても「青春してるねぇ~」なんて言われるけど、本人にしてみればそれどころじゃない!ってね。
他の女の影もチラホラ見えるけど、そこを完全に突っ込むともしかしたらそれきっかけで終わってしまうような気がしたり、なんか「好き!」ってことより「くやし~」が勝ってしまってるんだろうねぇ。
ライブではそういうことだけでなく、このファンキーなナンバーを思いっきり楽しんでほしいですね。

9.「笑顔の君は太陽さ」 編曲:大久保 薫
2014年1月29日発売シングル
セ ルフライナーノーツはこちら→http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11737211093.html

10.「君の代わりは居やしない」 編曲:大久保 薫
2014年1月29日発売シングル
セ ルフライナーノーツはこちら→http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11737211093.html

11.「大人になれば 大人になれる」 歌唱:生田・鈴木・石田・佐藤・工藤    編曲:大久保 薫    
学生時代によく言われた人もいると思いますよ「あんたはヤレば出来るんだから」、「まあ、大人になったらわかるよ」とかね。
でも、それだけで過ごしてほしくないって思う親心ありますよね。
この子、本当にこのまま大人になったら大変な事になっちゃうんじゃないか!って。
過去も今もモーニング娘。のメンバーにもいろいろ思う事もあるわけです。
でも、きっと私自身も学生時代、学校の先生達にそう思われてたのかなぁ・・・とかね。
結論は何十年も経たないと分からないかもしれませんが、なかなかの「メッセージ」ナンバーになったと思います。
高速ビートもいいしね!

12.「時空を超え 宇宙を超え」 編曲:大久保 薫   
2014年4月16日発売シングル。
セ ルフライナーノーツはこちら→http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-11810962759.html


<道重>
本当にすごい記録を作り上げてくれました。
歴代メンバー最長在籍日数となる4329日!
モーニング娘。結成以来初のシングルチャート5作連続1位!
シングルTOP3入りはリーダー就任後初のシングル「One・Two・Three/The 摩天楼ショー」(2012年7月発売・最高位3位)から8作全作。
こんな風になるの、6期で彼女が入って来た時に誰か想像してましたぁ?(自慢)
でも、あの時の彼女はやはりすごいオーラをかもし出してましたよ。
なんとも言えない説得力がありましたね。
本当にありがとう。後もう少し、最後まで突っ走れ!

<譜久村>
すっかりお姉さんになりましたね。それでも心はまだまだピュアかな。独特の心を持っています。
モーニング娘。の過去には無いダイナマイト系担当なんですが、なぜそれが成立しているのか、ってよくよく考えたら本人が「色っぽい系担当なんだ」という自覚がないというか、「それって何!?」って思っているから良いのかもしれない。
譜久村流キレッキレのダンスもさらに強化されてるし、今まで以上にマイペースでGO!

<生田>
突き抜けてきましたねぇ。人間突き通すって大事。生田は生田のスタイルが確立してるから。
これぞまさに「Talent」なんだと思う。それでもまだまだ「もっと唄いたい」「もっと目立ちたい」そう思っている以上、彼女はまだまだ成長していくでしょう。

<鞘師>
急に顔つきが変わりました。余裕が出来たのかな。凛々しくなったと思います。
なんでもかんでも器用に出来るタイプじゃないけど、それが間違ってないのは鞘師をみて「かっこいい!」と感じる女性がたくさんいるのが一番の証拠。
彼女はまっすぐ育って来たままで進んで行けば良いんだと思いす。

<鈴木>
ここ1年で自分なりのパターンを掴んだね。MCも自信が出て来たので、聞いていて安心です。
元々良い声してるので、自信が出れば歌声も安定します。
この先、もっと自信が付けば、唄うポジションもどんどん増えていくことでしょう。
キレのある個性的なダンスも生かして行きたいね。

<飯窪>
ダンスには苦労したけど、ほんと努力したよね。
ダンスなんてまったく無かった子が数年でよくここまで来たなぁって思う。
「辞めたい」とか言い出すかなぁなんて思ったけど、ここまで来たもんね。
キャラクターも確率出来たし、今すごくモーニング娘。が楽しいんじゃないかなと思います。

<石田>
きらりと秘めた目をしてるよ。ハンターの目って言うのかなぁ・・・
するどい目をしてる。メンバーとふざけて遊んでる時はそんな石田を感じさせないんですがね。
誰かに遠慮することなく、メンバー1するどいメンバーになってほしいなぁって思います。
もちろんダンス力No.1にもなってほしいよ!

<佐藤>
まーちゃんスマイルは本当にすごい。
どんな空気も変えてしまうし、全部マーちゃん空気にしちゃうもんね。
こういうのって勉強して出来るのではないので、すごいと思います。
歌唱力もまだまだ伸びてくる才能を持っているので、とにかくリズムを体から離さない事です。
それを叩き込めれば勝ちですよ!

<工藤>
彼女もこの先、女性人気が高くなるメンバーの1人として期待しています。
ハロプロエッグでレッスンしてた最初の頃はハスキーで声の低いのを心配してましたが、実際はハスキーではあるけど、声のキー設定自体が低いわけではないので、本人もその辺の自分を分かってくると自信に繋がってくるんじゃないかと思います。
お芝居なんかも得意技にしたいところ!

<小田>
色っぽくなりましたね。もともと持ってる粘っこい感じがさらに大人っぽさに拍車をかけてくれてます。
歌にも粘り気が出れば出る程、それがモーニング娘。の個性となり「味」となってくると思います。
彼女も今リズムを体に徹底して叩き込んでおくとさらに大人な歌が自然に唄えるようになると思います。