ブレサリアンシフトのポイントその3・段階的に食事を減らす | オーガニック菜食料理 かえもん店主のブログ

ブレサリアンシフトのポイントその3・段階的に食事を減らす

3つめのポイントは、極めてシンプルなのですが、これが一番大切かもしれません。

それは「少しずつ食事の回数と量を減らす」ということです。

<ブレサリアンシフトのポイントその2>で述べたようにストレスまみれの現代人は、そのエネルギー生成システムの大部分を解糖系に依存しています。

なぜならほとんどの人が『空腹感』を感じる間もなく一日3回の食事を摂っているからです。

しかしそれも無理のない話しです。

普通に生活しているだけでありとあらゆる所にフードトラップとマーケティングが仕掛けられているからです。

フードトラップとは、砂糖と塩と油により味覚を中毒化して食品加工物を食べ続けるようにする仕掛けです。詳しくは下記の参考図書をご一読下さい。
フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠/日経BP社



空腹感がないにも関わらず食事を摂り続けると、確実にミトコンドリアが減少し続けます。

そのためミトコンドリア系のエネルギー生成システムがあまり稼働せず、主に解糖系だけに依存するようになってしまいます。


大切なことは1日3回以上食事をとっている人は自分がフードトラップに嵌められていることを自覚することです。

そこから抜け出すためには、少しずつ食事の回数を減らすのが良いのです。

1日3食の人はできれば朝食を抜いてみて下さい。初めは1週間に1度でも結構です。

少しずつ朝食無しという状態に慣れたら、1日2食へ移行します。

量を減らすのも悪くはないのですが、何も口にしない時間を1日に18時間以上とると、解糖系への依存状態からの脱却が早まりますので、回数を減らすことが大切です。

昼の12時に食事を摂ったら次はできれば18時までに2回目の食事を摂ってください。
すると18時間の不食期間を味わうことができます。

さらに大事なことは「回数を減らした分だけ、食材の質を上げていく」ということです。

たとえば慣行農法の化学肥料や農薬使用の野菜を使っている方は、徐々に無農薬の安全でエネルギーが高い野菜に変えていくことです。

上原が不食料理で使用しているバイオダイナミック農法の野菜

ポイントの中のポイントは『空腹を味わう』という感覚を身につけることです。

1日2食を習慣化することに成功したら、次は1日1食を目指す訳ですが、これが一番ハードルが高いところです。

(ブレサリアンシフトのポイントその4へ続く)

<ブレサリアンシフトのポイントその1>から順にお読み下さい。
http://ameblo.jp/ueharakazunori/entry-11973011782.html


<ブレサリアンシフトのポイントその2>
http://ameblo.jp/ueharakazunori/entry-11973116228.html