湯澤剛さんの ある日突然40億の借金を背負うーそれでも人生は何とかなる | 日本で唯一の実践ビジネススクール

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フリーターで働いた10代から20代の生活を経験し今の若者に何か、起業するためのヒントを与えることができればとアパユアーズを全国展開年商60億円の起業に育てる。
「年商1億円の起業」を目指せと
ヒューマンアカデミー事業を設立してます。

こんにちは、マナビバスタッフです。
昨日のマナビバセミナーは湯澤剛さんを招いて
「ある日突然40億の借金を背負うーそれでも人生は何とかなる」というお話をしていただきました。
ミリオンセラーになった本の著者でもある湯澤社長のお話をまとめさせてもらいました。



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36歳まではキリンビールに入社し普通のサラリーマンだった湯澤社長は
株式会社湯和佐の創業者でもある父が心筋梗塞で突然他界してしまい、長男だった事からやむ負えなく40億の借金とともに跡を継ぐ事になってしまいます。



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当時の店舗の光熱費や
家賃の滞納分などもダンボール1箱分の督促状などがあり、40億もの負債を返すには、80年はかかると言われていた借金をたった16年で返済してしまったのです。
 
1.接客、調理ともにアルバイトした事もなく
2.マネジメント、組織を動かした経験ゼロ
3.父の会社や店舗に行った事もない

ここから湯澤社長の快進撃が始まります。

この状況下で突き進む事が出来たのは2つのポイントがありました。

1.覚悟を決めたこと
2.期限を決めたこと


最悪な状況を直視し、頑張る期限を1827日だけと決めたこと。つまり5年間だけ頑張るということ。


そしてこの5年間で結果が出なければ倒産するつもりだったようで何が何でも5年間は覚悟をきめて必死でやるって決めたそうです。
 
毎日、1827日からカウントダウンされていくようなカレンダーを作り毎日めくりながら、その事を思い出して頑張っていったようです。
 
苦しい時はプロセスにフォーカスする。
借金にフォーカスしない。


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一点突破全面展開をするために開運居酒屋 七福にかけたそうです。
限られた時間と資源を一つにつぎこみ、一つだけ上手くいっているものを作りそこから全面に拡げていく作戦に出たそうです。

しかし4ヶ月後に売り上げは下がり、また頭を悩ませることになります。
なぜかを探るためお客さんがお店を出たあとに、お客さんのあとをつけて、お客さんがお店に出たあとにお店について話す事を聞いてそれを参考にしていたらしいです。

これは聞いていてそんなに必死だったんだなぁと湯澤社長の気持ちがとても伝わってくる場面でした。

このとき自社の弱みではなく自社の強みを決めてフォーカスするようにしたそうです。
聞き込み情報から決めたお店のターゲットは中高年の男性に絞ることにしたそうです。

ここでの大切な事は
1.土俵を決めること
2.やらないことを決めること

何かを選んで何かを何かを捨てる。
女性と若者をメインターゲットにすることをやめたそうです。
結果が出ないからいろんなことをして路頭に迷うから何をやらないかを決めたそうです。

メニューも変更
マグロとアボガドのミルフィーユ
マグロのブツ切り

このことから七福はどんどん人気店になり売り上げの方も徐々に右肩上がりになっていったそうです。

が、しかしこの後再び会社はピンチに見舞われます。

当時、吉野家を5店舗経営していたのですがアメリカでBSEが発生し、アメリカ産牛肉の輸入が禁止になり吉野家5店舗からの利益がなくなります。

確かにこの頃はわたしも日本全体が牛肉を食べない時期があったのを覚えています。

その後、ある店舗からノロウィルスを出してしまい、なかなか立ち直れなかったところに、
他の店舗が全焼してしまいます。
幸い、怪我人はいなかったのですが、
その後に昔から一緒に頑張ってくれていた社員が亡くなってしまいました。
働かせすぎたのも原因の一つでした。

これらの悲しい出来事が全て3ヶ月以内に起こってしまい、気力や体力共に失ってしまった湯澤社長は初めて会社の売却を考えます。
M&Aにいき借金を返しに行こうと思っていることを社員に相談したら「この会社に人生をかけているから売って欲しくない」と言われたそうです。

社長になって9年目にして初めてそう思ってくれている社員がいることを知り、人材こそが大切と気付き再び新たなスタートを切る事になります。



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何のために経営するのか。
ただ、借金を返し稼ぐことだけから会社を始めたのでちゃんとした理念を作りました。
人が輝き、地域を照らし、幸せの輪を拡げること。

1.社員と共に成長すること
2.地域に貢献すること

そして16年で38.5億円を返済するのでした。
(1年で1.5億を返済)
そして何故ここまでこれたかというと、

1.いつも自分の感情を意識する
2.見るもの、聞くもの、読むものに注意する
3.自分の言葉に気をつける
4.感謝のメガネをかける
5.量質転化の法則
(昨日より今日、今日より明日、コツコツと)

ポジティブに生きるように工夫していったそうです。自分が源であるということ。

だから、店内で流す音楽も明るい前向きなものにしたそうです。中高年ターゲットだったため、演歌が多かったのですが、演歌は歌詞が「死んでも構わない」的な内容が多かったから、暗い気持ちになることが多かったので、矢沢永吉に変えたりなど。
笑いを交えながら話してくださいました。


起こることは全て自分の考えや行動が原因であるということ

状況に対する受け取り方を変えていったそうです。

壮絶な人生を受け入れ、試行錯誤しながら会社を守った湯澤社長の行きついた最後の5つの行動は本当に素晴らしいと思いました。

卑屈にならずに、投げ出さずに、前向きに生きることは普通では成し得ないことも成し得る力があるんだなぁと改めて感じました。

そしてこの5つのポイントは経営者でなくても学生でもフリーターでも主婦でも実践してもらいたい素晴らしい人生の理念だと思います。

湯澤社長のお話を聞いたあとは何にでも挑戦する気持ちになれました。

湯澤社長の自伝本は15万部のミリオンセラーになっています。

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きっとやる気が出てくることだと思います。

昨日より今日、今日より、明日。
皆さん頑張って前進していきましょうね(^^)