「うえしまクリニック」〜縁の下の整体師〜 -2ページ目

「うえしまクリニック」〜縁の下の整体師〜

20年弱、サスペンションとセッティングに明け暮れて、いつの間にやら職人と呼ばれるように。

コンプリートセットアップしてこそクルマは変わります。

2022年9月。フリーランスとして起業しました。
足回り調整屋さんです。





オートランド作手さん。


東海屈指の面白くて難しいミニサーキットです。


さて、


オートランド作手さんなんですが、意外にも特殊なミニサーキットというのをご存知でしょうか。





公式ホームページをじっくり読んで頂ければ御理解頂けると思いますが、なかなかそうでない方もいらっしゃるので要点を抜粋し、

特にクリニックフェスでは重要視している部分も交えて解説しますね。





まずは【ゆずるゾーン】がまず特殊。


細かく分けて説明します。




【1〜2コーナー】


ここでのゆずりゾーンはコース外側、2コーナー手前です。


レコードラインがコース右側ですので、ゆずる車輌は左に避ける


速度の1番載る場所なので、左に避けて減速してでもちゃんとゆずる事が大切。


ココでゆずる場合には【左ウィンカー点滅】もオススメ。意思表示を明確に。




続いて【2〜3〜ブラインドコーナー】


ここのゆずりゾーンはコース右側です。


レコードラインがコース左側です。


1〜2コーナーは左側ですが、ここは右となります。


レコードラインを塞がない事により、事故防止です。




【トップターン〜7コーナー(80R)〜最終コーナー】は、


ゆずりゾーンがコース右側となります。レコードラインは左側となる為です。




【ホームストレート】


ココのゆずりゾーンはコース右側です。


レコードラインがコース左側となります。


不慣れな方だとついつい「左に寄ればOK」と思いがちですが、


オートランド作手ならではの特殊な部分ですので、皆さんコレを覚えて事故防止してくださいね。


【遅いのは悪ではない。正しくゆずらなく危険な状況にするのが悪いのだ】


基本的にこれらのゆずりゾーン以外では無理してゆずらないでください。むしろ危険なので。


ちなみにクリニックフェスでは赤旗禁止(事故防止)の観点から、


このローカルルールを理解していない方(サーキット初心者の方)の参加はご遠慮頂いています。


宜しくお願い致します。






さて、次は【オートランド作手ならではの構造】について。



オートランド作手ALTは、ピットがコース内にある『島式ピット』という、結構特殊な構造です。


画像の黄色で囲った部分がピットです。


そこは車輌の出入りが激しく、うっかり事故も生じる意外に危険な場所でもある。


その為オートランド作手さんでは、責任の所在を明らかにする為に


『島式ピット内に立ち入れる人は、同乗者など関係者のみ』と定義しています。


そして、関係者は走行申込時に「同乗者として走行者の申込書(誓約書)に個人情報を記入し届出する』事となっています。


要するに登録制です。


万一何かがあった際に連絡が取れる様、オートランド作手さんとしても工夫している訳です。




その為、クリニックフェスでもピット内に入れるのは事前に登録した旗振りスタッフまで。


それ以外の見物の方はコース外の観覧席からとしています。


「ルール上仕方がないので、走行せず参加者と交流したい方は旗振りやってくれ」という思想なのです。



そしてもう一つ。島式ピットで閉鎖した後走行するので、イベント中は原則的に車輌のコース外への出入りは出来ない。


というのもオートランド作手さんならではのポイントなんです。


他所の多くのコースのように、


・全日貸切だけど途中から参加する/途中で帰る


・なんとなくフラッと立ち寄って参加者とお話する


・未登録の方が歩道橋渡ってピットに来る


という行為はいかなる方でも不可なのです。


ローカルルールだとしてもルール。


場所をお借りする我々としても今後もイベント開催する為にそこは遵守しなくてはならないです。



以前にルール無視の方とそれで揉めた事もあり、嫌な想いをしたので皆さん周知徹底をお願いしたいのです。


なぁなぁにされると、もしもの事故の時には責任が取れません。


ヘルメット


長袖長ズボン


手袋


シートベルトなど車輌規定に添った安全装備


騒音についての規定の遵守


などと同じく、まもらなければいけないルールがある訳です。


どうぞ周知徹底を皆さんお願いします。


ルールを守って楽しい走行にしましょう。