嫌韓、嫌中国が流行っているらしい。
嫌韓についてはザイニチトッケンとか言ったアホなデッチあげ話くらいしかないが、中国については尖閣の問題や南沙諸島での紛争とかいった実力行使の話があって、無法者国家と認識されているようだ。
だから米国の後ろ盾の元に戦争に備えよう...って、本当に正しい考え?

本当に中国はそんなに危険な国なんだろうか?

ネットで簡単に中国の近代史を調べてみると、実は中国はほとんど侵略戦争は行っていない。せいぜい「紛争」といったレベル。
一方で米国、ロシア、その他ヨーロッパ各国は侵略戦争に血塗られた近代史だ。
特に今の米国に比べると実に平和主義の国。

いわば我々は、ヤクザにみかじめ料を払って、ありもしない外敵から守ってもらっていると思い込んでいるだけ。

マスコミに踊らされていてはいけない。自分で情報を得て自分の頭で考えよう。
車中泊等で使うモバイルネット接続はこれまでドコモのパケホーダイフラットを利用してたんだけど、これが全然パケホーダイでもフラットでもなかった。

月あたり7GBを超えると速度が128kbpsつまり使う気にならない速度に落ちて、それが嫌なら高い追加料金を払わなければならない。

車中泊中はいろんな情報が必要(天気予報、道路情報、観光施設の入場料や開館時間や駐車場情報、道の駅の情報、等)だし、Hulu(映画配信サービス)も見たいし、TuneinRadio(ラジオ番組配信サイト)やPodcastも聞きたい。
ところがそんなことをしてるとすぐ7GBに達する。

そこで今までは月末が近ずくまで特にHuluはひたすら我慢してこの範囲内に収まるようにしていた。でももちろん予定通り行くわけではないし、月末に見たい番組が必ずできるわけでもない。
だから結局、平均すれば5GB程度の使用にとどまっていた。

で、それがどうにも我慢できなくなったし、月あたり6千円という料金も年金暮らしには高価すぎた。
そこで今回、NTTぷららのモバイルLTEというネット接続サービスに乗り換えることにしたのです。

ここだと使用量に制限はなく、その代わり最大速度が上下とも3Mbpsなのだけれど、とりあえずHuluやYoutubeなどの動画もなんとか見えるので問題はない。
月あたり料金は3千円と、なんと今までの半額!
なお実際の速度は、ボクの好みの場所つまり田舎(自宅も含め)だとあまり使う人もいないので、概ね2Mbpsを保ってくれる。

で、何がいいかといって、制限のことを考えないでネットできること。胸のつかえが一気に取れた。

しかも思ってもいなかった効果として、クラウドが好きなだけ使えるようになったこと。
これで旅行中にデジカメのファイルが溜まりすぎたらiCloudに放り込む事ができる。
iPadの容量による制限も考えなくなって良くなったのだ。

思いっきり快適! (^O^)/


北海道で出会ったある人はボクと同じリタイア組で、東京から一ヶ月単位で北海道を車中泊で回るという事を、もう数年続けているとのことだった。
車内を見せてもらうと、ダッシュボードに小さなカメラを固定していて、いいな!と思ったら運転しながらシャッターを切るのだそうな。ビデオではあとで編集するのが大変だ、とのこと。

でこのひと、よれよれになった北海道のロードマップを持っていて、それには膨大な量の書き込みが記録されていた。白頭ワシの出没する山、無料で入れる露天温泉、うまい料理屋、たまに息抜きするための安くて料理の美味しい民宿、...。

ボクにはそんなまねは決してできない(-。-;)
メモが苦手だし、そもそも字が下手すぎてあとになれば時々自分でも読めなくなる。

そこでボクなりの記録、要するにキカイに代行してもらうこと。
iPadにGPSを接続してログを取ってもらう。
そのままでは見にくいので、これをGISアプリに移して、いろいろ編集して記録とするのだ。
もちろん足跡は克明に記録される。道を間違えて数十キロ走ってからその道を引っ返して右折と間違えたところを左折したり、と、...あまり人に見られたくないほどきちんと、思いやりもなく記録してくれる。

旅の会計は表計算ソフトで簡単に記録している。一日の出発点と宿泊地点、その間で見た主なもの、走行距離。そして大事なのはガソリンを入れるまでに走った走行距離と給油量、給油代金。
これらを元に燃費を計算して表示するようにしている。これを見れば当然エコドライブに必死になる。買い物の金額とその内容も簡単に記入する。酒の出費がいかに大きいか克明に記録される。

GPSによるログは、本当にいい旅の記録になる。というのはこのログにはベースになる地図をいろいろ選べて、例えば衛星写真のうえに表示することもできるのだ。

このGPSはiPad本体のものではなくブルートゥースでiPadと通信するハンディタイプなので、重いiPadは車内において、ポケットにそれだけを入れてログを取りながら山歩きもできる。
そんなログを思い切り拡大していくと、大雪山のロープウェイ駅から山頂までのあの短い距離を、

どれだけ短い間隔で休憩しながらどれだけ時間が掛かって登頂にこぎ着けたか、何合目のあたりでヘタってしまって長時間休憩したか、忘れたくても忘れられない思い出として、残るのだ (-。-;)


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毎回いろんな思い出のできる車中泊の旅。でも時間がたつと少しずつ忘れてしまう。この問題を解決するための手段のひとつはもちろんカメラ。重ったいけどちゃんとしたデジタル一眼レフを買っている。往年の名器、ニコンのD800E。Nikon デジタル一眼レフカメラ D800E ボディー D800E/ニコン

¥価格不明
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これの特徴は3.6メガピクセルという圧倒的な解像度。といってもゲイジュツシャシンを撮るつもりではない。腕もないし(-。-;)

ボクの視力は矯正して両眼1.2程度。この程度の視力でも林の中を歩くと、相当遠い木々の葉っぱが一枚一枚見える。その、自分の目に映る景色をできるだけそのままの解像度で記録しておきたいのだ。でないと思い出に欠落が生じる。
でその、葉っぱの一枚一枚まで見たとおりに記録してくれるには、この程度の解像度が必要なのだ。
ただしこれで撮った写真を本来の解像度で見ようとすると、8K程度のディスプレイが必要。今はリビングのハイビジョンで解像度を犠牲にしながら見て、ディテールはiPadでピクセル等倍にしてみている。

人は目に映る範囲を全て克明に意識しているわけではないから、時々、撮影時には存在を知らなかったものを発見したりする。それはそれで旅の思い出?が豊かになる。

iPadは撮った写真を日付順に、またGPSの情報がある場合はどこで撮影したかも含めて表示してくれる。整理が苦手なボクには実にありがたい機能だ。

旅の楽しみのひとつはやはりなんといっても食べることで、土地の食べ物例えば海鮮どんぶりや焼き牡蠣なんかは必ず写真を撮るように、・・・心がけているんだけれど、どうしても食い気が先になって、半分ほど食べてから気がついて、それでも食べかけのどんぶりと汚れた割り箸でもとにかく写すようにしている。人様には見せられないけど...(^^;)

なお運転中は基本的にはこのカメラに70~300ミリズームをつけて助手席に転がしている。なぜこんな望遠か?
田舎道を走るのが好きなボクは道端の小動物によく出くわす。例えば北海道ではキタキツネとか。そんなとっさの時にレンズを交換していたら必ず撮り逃がす。きれいな風景に出会ったときは車を止めてゆっくりレンズを交換して写せば良いだけ。

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm f/4.../ニコン

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あと、一般的では無いと思うけど、ボクのお気に入りの旅レンズをもう一つ紹介します。
・・・魚眼レンズ

Nikon フィッシュアイレンズ Ai AF fisheye Nikkor 16mm f/2..../ニコン

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もちろん魚眼特有の歪みはあるけれど記録という意味では、何しろ目の前に有るものは概ね一度のシャッターで全て記録できる。気をつけないと自分の足のつま先まで。
この程度の画角の超広角レンズは目の玉が飛び出るほど高いけれど、このレンズで撮った写真をニコンの画像処理ソフトで変換してやると歪みを補正してくれる。ナンチャッテ超広角、といえる程度の画像にはなるのです。


ボクが車中泊をしているのは、旅、を、一つにはできるだけ安い費用で行うため。もう一つには、自分のその時の気分で自由に好きなところを訪れて腹が減ったらその時に食べて眠くなったらそこで寝る、という「自由さ」がある。
どちらがボクにとって大事かというと、...よくわからない。

では次に、何のために旅をするのか?
・・・そんなことが完璧にわかったらその時点で目的が達成できたとして、旅をやめるような気がする。

ただ、
例えばボクは日本史は落第しかけて追試を受けたことがあるんだけど、車中泊の先輩である兄貴はボクと違ってある意味歴史オタク。
だからボクには見えないものが兄貴には見えるようだ。

ボクは例えば関ヶ原にたまたま通りかかった時、特にこれといったことを感じなかったけれど、兄貴はまさに、ここを目的地として旅をして、普通に見れば特別なものもない(記念碑くらいは立ってるだろうけれど)田園風景に、武将どもの戦いを観て、感慨にふけったらしい。

・・・もちろんこのようなドラマを見るためには、歴史の知識(というよりはそれなりの思い入れ)が必要だ。ボクが兄貴と同じ場所に立って半日いても、そんなのは何一つ見えない。耕運機ってスピードが遅いな、とかいった感慨?だけ。

幸か不幸か、我々ニンゲンは、目で見たままのものを心に受け入れているわけではない。目に映ったものをこの歳になるまでに経験した、学習した情報のフィルターをとおして見ているのだ。
純粋に風景を見つめるなんて、できない。

ボクは自然科学が大好きで、風景はその方向で見てしまう。
だからボクが関ヶ原を見たら、
・・・この辺りは昔は海だったんだろな...と反射的に考えて、目の前には大海原或いは少しずつ陸化していってる沼地が見えるし、もっと昔を振り返ればカンブリア紀、アノマロカリスが、今も日本の所々で生息するカブトガニの先祖の横っ腹を食い破る風景が目に浮かぶ。
関ヶ原の戦いがオダノブナガとトクガワイエヤスの争いだったかどうかなんて、ボクには想像の外だ。古代生物たちの戦いの場であったことは確かだが...(-。-;

車中泊にかかわらず、旅をする際には、
1.あらかじめその土地についての知識を集めるだけ集めてから旅行する。
という楽しみ方と、
2.できるだけ知識を集めないで、まっさらな心で旅行する。
という楽しみ方がある。
各自の好みで選べばいい。

ボクはどちらかというと2.のやり方が好きだ。その土地の情報は行ってきてから旅のことを思い出しながらネットで探す。

問題は、このやり方だと、
その土地の名物、ボクにとって特に大事なのは食べるもの、例えば土地の魚や貝や酒、を、
帰ってから知って、くやし涙にくれること。

でもそれが次の旅への誘いになってくれるから、それでいいんだ。

何度もなんども訪れればいいんだよ。
そうするうちに、本やネットからではなくて、現地で得た知識だけで、
現地を見ることができるようになる。それが本当にその土地を知ることなんだよ。

何べん訪れてもそこで昔誰と誰が戦ったかはさっぱり知らないままで(ナウマン象と原始日本人とはいろんなところで戦ったはず。関ヶ原においても、多分。本来の関ヶ原の戦いとは、このことをさすべきだとボクは思う。戦の数は、はるかに多いはずだから。
えー、・・・忘れてください...。)、

・・・単にその土地の酒と肴に関して知るだけではあっても...(^_^;)