連続追及!「宗教法人に課税せよ」 第五弾(法の華三法行) | 日刊 鼠小僧

連続追及!「宗教法人に課税せよ」 第五弾(法の華三法行)

 あの「法の華三法行」の福永法源はいま・・・。

 かつて「足裏診断」で世間を騒がせた「法の華三法行」の代表、福永法源は13年の実刑判決を受け、現在、栃木県の黒羽刑務所に収監されている。


 あと、3年ほどで出所するというが、いまだに熱心な信者は、面会に刑務所を訪れているという。さらに驚いたことは、あれだけ社会に叩かれ、教祖が実刑判決を受けたというのに、信者は健在。神奈川県横浜市にビルを借り、1000人ほどが集まって宗教活動を行っているというのだ。


 「最高ですか~」と大音声を放つ福永の教祖ぶりは、なかなかの迫力を感じさせた。その声で信者に、「新天行力手帳定め料」を3万円で買わせ、さらに、「このままではガンになる」、「修業しないと家庭が崩壊する」等と説き、途方もない金額で水晶玉や掛け軸を販売した。


 これが詐欺罪に当たるとして1999年12月、警視庁と静岡県警の合同捜査本部は、関連施設74カ所を捜査、翌年の5月、福永及び教団幹部を逮捕した。


 被害総額は600億円などとも推定されているが、この福永裁判が、実は宗教界にも大きな波紋を投げかけたのである。どの宗教団体も、やっていることは「福永と同じじゃないか」というのだ。


 つまり、福永は、天の声だとして、幸せになりたかったらこれを買え、病気を治りたかったら、金持ちになりたかったら、いい結婚相手をみつけたかったら・・・との謳い文句で信者たちに、高い研修費用や、物品代を提示した。


 例外なく、他の宗教団体も信者に、「絵に書いた幸せ」を売って、浄財、お布施、財務等を集めているのだ。これで詐欺罪が成立するなら、他の宗教団体も同罪ということになる。ただ、福永が目立ったのは、金額が大きかったこと。


 これが100円、1000円程度なら、立派な宗教活動として認められていたのだ。宗教と詐欺は紙一重である。

>連続追及!「宗教法人に課税せよ」 第四弾(宇宙真理学会)
>連続追及!「宗教法人に課税せよ」 第三弾(水子供養と宗教ビジネス)
>連続追及!「宗教法人に課税せよ」 第二弾(神慈秀明会)
>連続追及!「宗教法人に課税せよ」 第一弾(宗教法人の公益性?)


この記事に関する他のニュースを探す

fc2バナー
にほんブログ村 政治ブログへ


雷太郎 の過去の記事