昨年の9月までで一旦完結していた「病気~これまでの経緯」ですが、これから2014年の10月以降について改めてまとめて行きたい思います。

今日は2014年10月~11月についてです。

(過去記事)
これまでの経緯(1) 2012年11月~2013年4月
これまでの経緯(2) 膵臓に腫瘍が見つかる 2013年5月~6月
これまでの経緯(3) 検査、確定診断、そして治療開始 2013年6月~7月
これまでの経緯(4) 抗がん剤治療と最初のCT検査 2013年8月~10月
これまでの経緯(5) 余命宣告 2013年11月~2014年1月
これまでの経緯(6) セカンドオピニオン~トモセラピー治療スタート 2014年2月~3月
これまでの経緯(7) トモセラピー治療完了 2014年4月~5月
これまでの経緯(8) 転移の疑い 2014年6月~9月


前回は2014年7月と8月のCT検査で肺に小さな影が写っていて、転移の疑いが極めて高いと診断されたこと。

当時はまだ保険承認前だった抗がん剤「アブラキサン」の治療(千葉大では2013年から臨床研究をスタートしていた)を再度提案されたが、TS-1での継続治療を選択したこと。

一方でメンタル面での不安定と不眠が続いたので抑うつ剤のメデボリン錠0.4と睡眠促進剤のブロチゾラムOD錠60mgを処方してもらったところまで書きました。

<2014年10月>
10月5日
高円寺「Jirokichi」にてSoul Food Cafeのライヴ

10月10日
千葉大診察日
・腫瘍マーカー(CA19-9/E)の値が9月の178.0Hから308.4Hに上昇。

・TS-1に対する耐性が出来た可能性が高いのでアブラキサンへの変更を提案されるが、2014年の3月から中断していたTS-1とジェムザールの併用治療の再開を希望。

10月17日
千葉大診察日
・ジェムザールとTS-1の併用治療再開後第1クール1回目のジェムザール点滴

10月24日
千葉大診察日
・ジェムザールとTS-1の併用治療再開後第1クール2回目のジェムザール点滴

10月27日
東京医科大学病院初診
・東京医科大学病院が肝臓がんに対する「ナノナイフ」の臨床研究に成功したと言う記事を読んで、膵臓がんにも適用出来ないか千葉大の主治医に紹介状を書いてもらい担当の主任教授の所に直談判に行く。

・主任教授の話しでは膵臓がんへの適用は可能で実現すれば国内初の症例となるが、肺への転移がネックとなるのでCT検査の結果を見て判断したいとの診断。
(なお、現在東京医科大学病院では転移が無くかつ条件にあった膵臓がん患者に対する「ナノナイフ」の臨床研究を行っているそうです)

<2014年11月>
11月7日
千葉大診察日
・白血球(WBC)の値が下がった状態なのでジェムザールとTS-1の併用治療を2週1クール(隔週投与)に変更、ジェムザールは1000mlから800mlに減量して第2クール1回目のジェムザール点滴

・腫瘍マーカー(CA19-9/E)の値が10月の308.4Hから443.5Hに上昇するが、当面現在の治療を継続することに。

11月10日
東京医科大学病院診察日
・ナノナイフについては院内で検討した結果、肺への転移が認められるので残念ながら臨床研究は不適合となる。

・代替案として東京医科大学病院が膵臓がんに対して行っている「HIFU(ハイフ 強力集束超音波治療)」の臨床研究への参加を提案され、12月8日から6日間の入院での治療が決定。
(一つ新しい治療の道が開けました)

11月15日
八重洲「Hit Studio Tokyo」にてOl'55のライヴ

11月21日
千葉大診察日
・主治医に東京医科大学病院でHIFU治療を受けることになったことを報告。

・ジェムザールとTS-1の隔週投与に変更後第2クール2回目のジェムザール点滴

11月22日
大塚「Welcome Back」にて75Xのライヴ

11月30日
・2013年5月31日の膵臓がんの発覚から1年半が経過、一つの区切りを迎える。

・しかしながらウィルス性胃腸炎に感染してこの日から3日間ダウン

当時の記事を読むとジェムザールの点滴を受けた日は体調が悪く横になっていることが多く、ひどい痛みではないがやや鈍痛を感じるようになったと書いています。

腫瘍マーカー値がじわじわ上昇してきていて、慢性的な下痢の症状になったのもこの頃からでした。

この頃の体重は54~55㎏。

<腫瘍マーカー値(CA19-9/E)の推移>
(2014年)
11月7日 443.5H
11月5日 200.0H(東京医科大学病院)
10月10日 308.4H
9月19日178.0H
8月1日 96.3H
7月4日 68.7H
5月30日 88.7H
4月18日 192.2H
3月28日 128.6H
2月28日 139.7H
1月17日 137.6H
(2013年)
12月6日 91.7H
11月1日 96.3H
10月11日 77.0H
9月13日 90.3H
8月2日 220.9H
5月31日 231.2H

<この頃のお薬>
(抗がん剤)
・ティーエスワン配合OD錠T20
(お腹の薬)
・ガスモチン錠5mg
・ツムラ漢方桂枝加芍薬大黄湯エキス顆粒
・ミロピンカプセル1mg
・ネキシウムカプセル20mg
(鎮痛剤)
・ロキソニンNa錠60mg
(抑うつ剤)
・メデボリン錠0.4
(睡眠促進剤)
・ブロチゾラムOD錠60mg


次回、これまでの経緯(10)2014年12月~に続きます。

病気~これまでの経緯 HIFU(ハイフ)治療のため入院(10)


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