アメ車 | バイきんぐ小峠の「見ル前ニ跳べ」

アメ車

どうもみなさんこんにちは、ネクタイがなかったのでアジの開きを首に巻きつけております。




この間アメ車に後輩を乗っけて湘南までドライブへ行こうという事になりました。




アメ車で湘南…




ええ、完全にイキがっておりますよ。




出発して15分後、ボンネットから煙らしきモノが出始めました。




「小峠さん、車の前から煙出てますけど大丈夫ですか?」




心配そうに尋ねる後輩。




車の知識が全くない俺は



「大丈夫!大丈夫!アメ車なんかこんなもんやで!」




と何の根拠もない自信で論破する。




それからさらに15分後。




おびただしい量の煙がボンネットから吹き出しはじめた。




「小峠さん!これ本当に大丈夫ですか?やばくないですか!?」



「全然大丈夫やって!これアメ車やから!」



心の中で「やべー!やべー!」と叫びながらアクセルを踏み続けた。





さらに5分後。




煙が出過ぎてもはや前が見えなくなった。




この時点で我々は湘南ではなく地獄に向かっていた。




「小峠さん!」



「だから…」



「絶対大丈夫じゃないですって!車停めましょう!」




ガソリンスタンドへ入りボンネットを開けると緑の液体が噴出。




素人目でも解る完全なるオーバーヒートだった。




結局レッカーに迎えに来てもらいドライブは強制終了。




納車して一ヶ月、さっそくアメ車の洗礼を受けた。





2人の後輩は笑い転げながら「なんて日だ!」を嬉しそうに連呼していた。





絶望に打ちひしがれながらレッカーを待っているその姿を後ろから後輩が激写。

photo:01


よく分からないが、何だが少し格好良い写真になってしまった。