音楽:
広辞苑では「音による芸術」とされている。またジョン・ケージは「音楽は音である。コンサートホールの中と外とを問わず、われわれを取り巻く音である。」と語っている。4世紀古代ローマの哲学者、アウグスティヌスの『音楽論』では「音楽とは音を良く整える学問また芸術である(musica est scientia bene modulandi)」と定義された。 -wiki
義務教育の間、音楽の授業は嫌いで仕方なかった。
五線譜やコード、符号等の座学や強制的な合唱、そしてちゃんと習った事も無い楽器を持たされ演目として参加。
だいたい成績は「2」。
小学校の頃にエレクトーンを多少習っていた程度の自分では、楽しい事をそこに見出だす事が出来なかった。
ただ、クラシックはいつも頭の中に流れていた。
それが何と言う楽曲で誰が作曲したのかはわからないが、ピアノやヴァイオリンの音色が美しいという記憶は在った。
今思えば
Ludwig van Beethoven
「第9」は大晦日に、「田園」は毎朝校内放送で耳にしていた。
ただ、漠然とした憧れ、そして綺麗な曲という印象は常に頭の片隅にあり、そこからヴァイオリンの魅力にとり憑かれる。
ただ、音楽の授業が嫌いだった為、詳しく知ろうとは思わなかったし、自分で楽器を手にしようとはしなかった。
高校に入り、エレキギターに出会う。
きっかけは、あいうえお順で席の後ろに座っていたデブでメガネのオタク風の同期生と友達になった事。
家に遊びに行くと、エレキギターと10Wのアンプがあり、「弾けるの?」と聞くと、彼はディープ・パープルのBURNをスラスラと弾いて見せた。
衝撃。
デブでメガネのオタクが偉く格好良かった。
それ依頼、中古のギターを友達から譲り受け、一心不乱に弾く日々。
この時から、音楽の楽しさを覚えたのだろう。
以来、コピーバンドやサポートメンバーとして学校祭やライヴハウスに出たり、ベーシストとしてバンド活動をしていたが、社会人になり少しずつ疎遠になってしまっていた。
約10年の時を経て
とあるバンドに出会い、昔の相棒を実家から発掘する事に。
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当然の事ながら、全く指がついて行かない。
でも、仕事が終わってコイツと戯れる時間は、昔の夢中だった頃を思い出させてくれる。
これが音楽を楽しむ事。
自分にとっては過去の青春の1ページに過ぎないが、人生を愉しむ為、少しずつ当時の自分を取り戻してみようと思う。
語り尽くせない事はまた後日。