勝手にレビュー② | にいちゃんのブログ~個人的耽美論~

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では続きを書くのでございますのでございます~(゚∀゚*)ノ音譜





8) ALLEGORY CAVE


出ましたデスメタル要素ヽ(゜▽、゜)ノ

ZINの振り幅の広さがまた明らかにアップ

KAMIJOもデスヴォイス的なものは持っていたが、何となく「ダンカンこのやろー」感があったので(笑)

ZINのデスヴォイスは本当に本人が出してるのか疑いたくなる程本家に近い。

打って変わってメロディアスなサビ、ギターのタッピング等のクラシカルな要素も入り、聴き所満載の一曲アップ






9) Symmetry Breaking


これは圧倒的に


ひぃたんやっちまったな(笑)


モロにMETALLICAの「Battery」ではないか。

あまりにもどストレートへヴィメタル過ぎてバンギャが憑いて行けるのか(゜д゜;)

おてるが作るわかりやすい「V系アップアップ 曲」とは違い過ぎるノリに俺も一瞬

コペンハーゲンのスウィート・サイレンス・スタジオ

にtripしてしまった。エコノミーで。

この曲がライヴでどうなるのか楽しみひらめき電球

ベースが渋くかっこいい(´▽`)






10) forever with you


前曲とのギャップが半端なく(笑)、イントロのストリングスシンセで

完全にウェディング感炸裂。

おてる作詞ひらめき電球ひらめき電球

色々な意味でぞくぞくする初音源バラード。

どこかで聴いた事のあるラストの合唱

そしてZINのビブラートが美しく響く

ハッピーソング。





11) Atmosphere


こちらは解りやすい高速クラシカルナンバー。

ギターのタッピングが間奏で光る。

そして一瞬ボサノヴァみたいな転調。

シングルカットしても良さそうな展開だが、

弱冠サビが弱い

気もする。

リズム隊の安定感は相変わらず半端なし。





12) Classical Element


「組曲」や「大作」とは10分を越える曲で、一曲の中で場面が色々と移り変わる。

Jupiter楽器隊の得意とする所であり、この「Classical Element」はまさにこのアルバムの象徴曲。


ひぃたん極めたな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


この曲で今まで培って来た楽器隊の感性、ZINの魅力が全て繋がった気がした。

細かい所を言うなら

ひぃアルペジオは絶品。それに乗るZINの歌声に

一瞬宇宙が見えた。

Versaillesの「傑作組曲」と言える「God Palace 」に引けを取らない壮大さ。

いや、どちらかと言うと「Faith &Decision」に近いか。

とにかくここに

新たなる耽美のかたち

を体感した。




13) conclusion


HIZAKI 談:「もともとは「Classical Element」の最後につけるSEとして考えたんですけど、あまりにもいい出来になったんで、一つの曲として独立させたほうがいいだろうなと。これも自分自身が驚くぐらいのオーケストレーションになりました。ライヴの最後とかにも流すことになると思うんですけど、実際に曲作りのときにはお客さんの顔とかが頭の中に浮かんでいて、そんなところから自然にメロディも出てきましたね」







という訳で、アルバムとして


起承転結


がしっかりと、作品として纏まっている。








レビュー①で書いた事を振り返ると、




・「見た目ファン」には理解出来ない「本格的なメタル」の側面を覗かせ、クオリティーが高い

8) ALLEGORY CAVE、 9) Symmetry Breaking
において本格的な「ヘビメタ」を味わえる。よくマッチョな上半身裸のゴリゴリギタリストが演りそうなイメージのサウンド。絶対的な演奏技術が無ければ「なんちゃって」で終わる。




・「Versailles」がいかに楽器隊4人を成長させたかが恐ろしく伝わる

→「大作」を創る事、シンセやSE等の特殊演出、海外で得た経験、そして単純に「音楽で飯を食う」と言う事。あの五年半は彼らにとって大きな財産であろう。そして、取り巻く人脈の助力。これこそが生きる鍵。




・Versaillesとは比較出来ない、対称にならない

→Versaillesの最終決定権はKAMIJOにあり、その世界観からはみ出した部分はHIZAKI grace project等の別ユニット的に実現されて来た。共に描く光景もあったが、共には描けない光景もある。「耽美派の王道を行く」KAMIJOと「自分自身の王道を行く」HIZAKIでは根本的な部分は全く別なのだと言う事。Versaillesと比較するならミサルカやScarlet Valseあたりではないかと思う。




・HIZAKIの人生が存分に表現されている

→彼が影響を受けて来たミュージシャンの感性・具体的フレーズ・時代背景・人間性等が全ての曲において少しずつ感じられる。流石に 9) はモロにオマージュ感があるが(笑)




・TERUは相変わらずメカニカルで解りやすい

→特にアンプを「ENGL」にしてからの彼は「雲を得た龍」の如くパキパキなサウンドを奏で、どっちが弾いてるか直ぐ判る。確実なオルタネイト・ピッキングは基礎中の基礎であり、最も難易度が高い技術の1つと言えるが、これほど安定感のあるギタリストはそう居ないと思う。





・HIZAKIがリズム隊2人を手離せない理由が解る

→V系屈指、という事はV系の底上げにも繋がる事。このベース・ドラムを実現するのは並大抵の事ではない。MASASHIとYUKIは間違いなく日本のV系最上級。




ZINやるやんけ!

→個人的にこのアルバムで最大の収穫と言えるのがZINのポテンシャル。バリエーションが豊富で、曲ごとに違うVo. なのか、と思う程。今後は曲がどう歌って欲しいか、では無くZINが楽器隊にこう弾け、と言える様な存在に成って欲しい。








ふと……………


成長する事=新しいものを吸収し旧き善きものと融合させ創造する事。ある時間で止まった物と比較しても現在進行形のものを旧き善きものに変えてしまうだけ。
個人的にこっちのこれが好き、と思っていれば良いし、現在進行形のものを見ずに昔を懐かしむ瞬間に老いが始まるのだろうと思う。








以上、長々と2回に渡って 「Classical Element」のアレをしましたが、





まだまだこれから。

 



Jupiterはさらに大きくなり、世界に素晴らしいメッセージを届けてくれると信じています合格





最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました♪(*^ ・^)ノ⌒☆







ぶちゅっ