「子供にはお金ではなく時間をつかおう」


(画像 this page will grow your mind より)


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偉大な親はここが違う 15のポイント

15 Things Great Parents Do Differently

【Purpose Fairy】http://www.purposefairy.com/74613/15-things-great-parents-do-differently/


子供は生まれてから7年の間、それが子供に直接かどうかを問わず、見るもの聞くものすべてをスポンジのように吸収すると言われています。この人生の7年間の間、自分自身や自分の人生、そして自分が住んでいる世界の受け止め方を学ぶそうです。

子供の全人生の基礎が、この最初の7年間に決まります。そして子供が暖かくて健康的、愛情と支援に溢れる環境で育てられた場合、子供の人生が築かれる基盤は非常に強くて健康的なものになります。

そして、すべての偉大な両親はこのことを知っています。だからこそ、彼らは他人とは異なる風に子供を育てるのです。

偉大な親が他の親と違う15の点は次の通りです。


1. 偉大な親は、自分が子供のようになろうとし、子供を自分たちのようにしようとしない

偉大な両親は、私たちの前提条件は愛であるという事実に気がついています。またそれは、光であり幸福感です。

偉大な両親は、すべての子供たちはこの世界に来た時は、純粋で傷がなく、完璧であり、そのため子供たちのように純粋でつながっており、そして気がついた状態に再びなることを目指します。自分達が子供のようになろうとしますが、子供たちを自分たちのようにしようとはしません。

「 あなたの子供はあなたの子供ではありません。あなたの子供は、(集合体としての)人間の息子や娘であり自分自身になることを希求しているのです。

彼らはあなたを通じて(世界に出て)来ますが、あなたからでてくるわけではなく、子供たちはあなたと一緒にいますが、あなたに属しているわけではありません。

子供にあなたの愛を与えることは許されますが、子供には自身の考えがありますのであなたの考えを与えてはいけません。

子供の体に家を与えることは許されますが、彼らの魂に家を与えてはいけません。なぜなら彼らの魂は、あなたがたとえ夢の中ででも訪れることのできない明日という家に住んでいるからです。

自分が子供のようになってもいいですが、子供を自分たちのようにしようとしてはいけません。なぜなら人生は後ろ向きに進むことも、昨日に留まることもできないからです」ハリール・ジブラーン


2.非干渉を実践する

偉大な親は、子育てとは子供にあなたを頼らせるというよりはむしろ、頼らなくても生きていけるようにすることであり、独立独歩で生き、どんな時も自分自身の方向に向かっていくようにさせるよう、子供に言葉や行動、態度などを通して教えることであることを理解しています。


「子育てとは、子供にあなたを頼らせるというよりはむしろ、頼らなくても生きていけるようにすることです。子供はコンパスを持っていますので、子供が自分自身のコンパスに従うようにさせてください。自分の時間にはあなたが自分自身であるように解放し、子供がなるべき人間になるのを認めてください」Wayne Dyer


3.子供が自分の内面の神性との間の関係性に尊敬の念を持つよう教える

人が自分の心と魂や自分の内側にある神性、そして目に見えないこの宇宙全体を作り出した力と持ち合わせる関係こそが、自分の人生の中で最も重要な関係である(自分の両親と持つ関係よりもさらに重要)ということを知っているため、偉大な親は、いつも子供が自分の内側の声や直感を信用するように促します。

自分の心と魂の声に尊敬の念を持ち、人生が歩く必要のある道筋をいつでも歩くように。

「わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません。また、わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしい者ではありません」マタイ書10:37


4.子供の天才を守り、保存し発展させる

「すべての子供は天才に生まれてくる。10,000人中9,999人は大人たちによって素早く、気づかずに脱天才にされてしまっている」バックミンスター・フラー(アメリカのマサチューセッツ州出身の思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人)

数年前、ハーバード大学でプロジェクト・ゼロ(Project Zero)と呼ばれる素晴らしい研究が行われました。研究では、ハワード・ガードナーと同僚たちは、すべての子供は複数の知性分野で天才に生まれついていて、20歳になると、人口内の天才の人口のパーセントが10%に下がってしまうこと・・・、そして20歳以上ではわずか2%だけが自分の天才的な能力を保つことができなかったということを発見しました。

そして偉大な親はこのことを知っています。その結果、偉大な親は子供たちが自由にオープンに自分自身を創造し、表現する能力に干渉することなく、子供たちのユニークな才能や天才、そして素質を保護・保存し、そして常に発展させようと最善の努力を払います。


 5.子供に人生の正しい道筋を歩くように教える

偉大な親は、子供に非現実的、あるいは不適当な期待を負わそうとは試みません。

偉大な親は、 たとえ他人にはほとんど意味のないようなことでも、どんな場合でも、自分自身の心が自分にとって正しいことだと感じることをするように子供に促すのです。

私たち一人ひとりは、ユニークな人生の道筋を歩くこととされており、この道を歩くことだけによってのみ、私たちは本当は何者なのか、私たちがどこからきたのか、私たちはどこへ行くのか、なぜこの惑星にいるのかということを常に覚えていることができるようになるでしょう。


6. 自分自身、自分の人生や夢を「子供たちのために」諦めない

このタイプの親は、自分の子供の生命、幸福感、教育、健康や安心感に対する責任を負っていることを知ってはいるものの、それだけではなく、自分自身の生命、幸福感、夢、健康、そして安心感に対する責任も負っているということを知っています。

そして何をするにしても、彼らは個人と家族のバランスを保ち、常に内面の神性との関係に敬意を払い、常に自分の人生の使命、そして人生の途上にい続けます。


7.子供に、自分自身の外側には決して愛や承認を探し求めないように促す

偉大な両親は、私たちは全員が無傷で完全な状態で生まれてきており、私たちが必要とし、望むすべての愛、幸福感、そして承認が私たちの中にあることを知っています。

そのため、彼らは愛や幸福感、承認を自分たちの外部に決して求めてはいけないということ、そして自分が感じることや感じないことに対して、決して他人の責任にしてはいけないということを子供に教えます。


8.子供たちに開いた心を持って生きるように教える

人生で経験するかもしれない、数多くの失望や胸の張り裂けそうな思い、裏切りや傷のつくような状況にもかかわらず、そして人生を前に進む中で直面するかもしれない数多くの痛みや悪戦苦闘にもかかわらず、偉大な両親は愛を見捨ててはいけない、と子供に教えます。

なぜなら愛が生命で、生命が愛であり、もし愛を見捨てたら人生を見捨てたことになるからです。


9.子供をお金持ちになるためにではなく、幸せになるように教育する

偉大な親は、子供がお金持ちになるような教育というよりはむしろ、幸福になるように教育します。成功している人間ではなく、価値のある男性・女性になるように求め、そのため子供たちが成長した際には、ものの値段ではなく価値を知るようになります。

「私が5歳の時、母親はいつも私に、幸福こそが人生の秘訣だと話してくれました。学校に行った時、成長したら何になりたいかと聞かれました。

私は『幸せ』になりたいと書きました。

教師は、私が課題を理解していないと言ってきたので、私は教師に、あなたたちは人生を理解していないと言いました」ジョン・レノン


10.子供に、生きとし生けるものを尊敬、愛、慈悲心を持って接するように勧める

言葉や態度、行動を通して、偉大な親は子供に、生きとし生けるものを尊敬、愛、慈悲心を持って接するようにさせようとします。

子供やその親には、この惑星の上に存在し、優しさや思いやり、愛や尊敬などをもって扱われるべきであるのとまったく同じように、あらゆる他の生き物もそうされるべきであるということを子供に理解させようとします。

「人生でどれだけ進めるかは、あなたの若い人に対する優しさやお年寄りに対する思いやり、反対してくる人間に対して共感し、弱者や強者に対して持つ寛容心などによるものです。

なぜならあなたの人生のいつかの時点で、そういった人すべてに自分がなることがあるからです」ジョージ・ワシントン・カーヴァー(アメリカ合衆国の植物学者)



11.子供に自らに対する信頼を尊重するように教える

偉大な親は、自分に対する信頼性やユニークさを尊重するように教えます。

どのような時でも自分自身に忠実であり続け、たとえ自分の周りの人間の「気分を害する」ことになったとしても、みんなに合わせるために自分の意見を変えることは絶対にしないということです。

「絶え間なく、あなたを別の何かに変えようとする世の中で自分自身である事は、最もすばらしい成果である」ラルフ・ウォルドー・エマーソン(アメリカの哲学者・詩人)


(画像 https://missrosemarie.wordpress.com




12. すべての人生は実験であり、より多くの実験を行うほどよりよいものだということを子供に気づかせる

偉大な親は模範を示して指導しますが、自分自身で限界を定めることを選んだ場合を除いては、私たちにできることには限界がないということを知っており、親自身は自らの恐怖心や限界を超えて生きます。

そして自らの行動と態度を通して、子供たちにも同じようにするように教えるのです。自分自身と人生で常に実験を行い続け、絶対に失敗を恐れないように子供を勇気づけます。


「自分の行動について気弱になったり、びくびくしてはいけません。すべての人生は実験のようなもので、実験は数多いほどよいものです。

もし実験があまりにもがさつなもので、自分の上着が汚れたり破けたりしたら?もし失敗して、汚れの中を一、二回ほど転がる羽目になったら?

もう転がることをそれほどまでに恐れることはありません。また、立ち上がりましょう」ラルフ・ウォルドー・エマーソン(アメリカの哲学者・詩人)



13. 自らの魂の教えに耳を傾けるように子供に教える

偉大な親は、この世界に存在するすべての英知やすべての財宝は、私たち一人ひとりの内部に隠されている知識や洞察、英知、そして数多くの財宝とは比較にもならないということを知っています。

偉大な親が子供に対し、常に自分の内面を見るように思い出させるのはそのためなのです。

自分の周りの人間に聞く前に、自分自身に尋ねてみること。自分の周りの人間の教えよりも、自分の魂の教えに耳を傾けること。

「私は探求者であり続けていますし、今もそうです。でも、本や星に聞くことはやめました。私の魂の教えを聞き始めたのです」ルーミー(Rumi、ペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人)



 14.遊び心を絶対に忘れてはいけないと子供に教える

偉大な親は、子供が何歳になろうとも、人生をずっと通して自分の遊び心を生き生きとさせておくように、常に教えます。そして、大人になる(growing up)よりも、子供心を取り戻す(growing down)ようにした方が、より幸せに生きれるのだと断言するのです。


「保育園児であった時に大好きだったものが今でも大好きな人は幸福です。

時間と共に二つに壊れたりしていないからです。二人の人間ではなく、一人の人間です。

そうすることで自分の魂だけでなく、自分の人生も救っているのですギルバート・ケイス・チェスタトン(イギリスの作家・批評家)


15.他人を評価する際に、ポケットの中身よりも、心の中身で判断するよう子供を育て上げる

偉大な親は、他人を判断する際、相手のポケットや銀行口座の中身ではなく、心や魂に持っているもので判断するよう子供に教えます。

表面上の人生がどれだけ輝かしく、きらびやかに見えるかという視点ではなく、表面化でどのような人間なのかを見て愛すること。

「大人は数字が大好きです。

新しい友達ができたと伝えると、本質的に重要な質問を聞いてくることはありません。例えば、『その友達の声はどんな感じ?一番好きなゲームは何?蝶々を集めるのが好きな子?』とは聞かないものです。

かわりに大人が要求するのは、『何歳の子?兄弟は何人いるの?体重はどれくらい?お父さんの収入はいくらなの?』

その友達について理解するには、こういう数字からしか無理だと思っているのです」アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ(フランス人作家、操縦士)


人生の基盤が築かれるという子供の最初の7年間の人生について、みなさんはどう思いますか?

下のコメント欄での会話にご自分の考えをシェアして、会話に参加してみませんか?

愛をこめて・・・




(翻訳終了)


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【コメント】


春休みで子供たちといつもよりはゆっくりと時間を過ごすことができましたが、まだまだ修行の足りない私は、子供たちが寝てから「今日の子育て反省会」をこっそりやってます。

私自身は「偉大な親」にまではならなくとも、楽しく害にならない親くらいで、きちんと自立した子供にさえ育ってくれればいいと思っている程度ですが、どの項目もだいたい同意できる内容ばかりでした。


いろんな子供を見ていると、特に子供は生まれつきの天才で、それが成長するにつれてその才能を失うというのも、本当にそうだなと思ってます。できるだけ子供の才能を見つけ、育てる助けとなって見守ってきたいです。

最後の引用文は「星の王子さま」からですね。たしかに大人は数字のことばかり気にして、肝心なことをうっかり忘れていることが多いように思います。