こんにちは村長です。

さてさて、今日も今日とでアルバム批評やっていきますよ

 

今回はこれです!!!

 

私花集(アンソロジィ)

発売年:1978年3月

オリコン1位、89万枚の大ヒット

1. 最后の頁

2. SUNDAY PARK

3. 檸檬

4. 魔法使いの弟子

5. フェリー埠頭

6. 天文学者になればよかった

7. 案山子

8. 秋桜

9. 加速度

10. 主人公

 

・全体としての感想

 一言で言うとヒット曲のオンパレード。山口百恵に提供した秋桜や、人気投票一位の主人公、今ではさだまさしの代表曲となっている案山子まで入っている。さだまさしとしての”色”がかなり熟して食べごろの状態の作品。

 

・注目する曲

3 檸檬

 梶井基次郎の「檸檬」の舞台は京都の丸善であるが、その舞台を東京・御茶ノ水に移したものである。さだまさしの豊富な文学知識と文才を感じさせる曲。

 さだ研では毎年下町ツアーで御茶ノ水を訪れた際、聖橋の上から檸檬を投げる直前までやるのが恒例になっている。(本当に投げたら怒られるので)

 さだまさしはこの曲発表当初、聖橋からレモンを投げることが流行ったらどうしようとか心配していたらしいが、残念ながら杞憂で終わったらしい。

 

 ↓聖橋から檸檬を投げる(ふりをする)さだ研民

 

6. 天文学者になればよかった

 さだまさしの曲の中でも数少ない、"出囃子"として使える曲。彼女との生活がすぐ破綻してしまうのを、家が壊れる様子に例えて、こんなことなら宇宙夢を広げる天文学者になればよかった、と嘆く歌である。

 NHK「今夜も生でさだまさし」の初期のころのオープニングテーマ曲は、この曲の山本直純編曲インストゥルメントルver(一番街の詩収録)である。

 

 

7. 案山子

 最初はシングルとして発売され、発売直後はびっくりするほどのヒットではなかったが、じわじわ評価が上がってきて、今ではさだまさしの代表曲のひとつになっている。

 舞台は島根県の津和野城址であり、そこに咲く松が話しかけている歌だとさだまさしは言っている。

 この曲のアンサーソングとして、「初雪の頃」(風待ち通りの人々)が挙げられることもある。

 

 

8. 秋桜

 山口百恵に提供し大ヒットした曲。秋桜とかいコスモスと読む読み方はさだまさしが広めたと言っても過言ではない。

 もともとさだまさしはこの曲を「小春日和」というタイトルにするつもりだったが、プロデューサーの提案で秋桜になった。

 

10. 主人公

さだまさしの人気投票をする際ほぼ毎回一位に君臨する、ラスボスのような存在の曲。(たま〜に黄昏迄が一位になったりすることはある)

「私の人生のなかでは私が主人公」という、ごく当たり前のことを再確認させてくれるこの歌は、私自信を含め多くの人の心のささえになっている。

 さだまさしのまっすぐでつまづいても一生懸命な生き方がよく表れている曲のように思う。

 私はこのまさシングタウンの雰囲気が大好きです。

 

 

・まとめ

私花集は、「主人公」が入っているアルバムという側面が個人的には大きく、さだまさしの精神世界を覗くことができるアルバムだと感じる。まさシングタウンが順調に大きくなっていっていることも感じ取れる

 

次回は夢供養!