アラバキの清志郎さんセッション、最高に楽しかった~!

今回は本気で臨みましたよ~!ここまで本気でやったのは清志郎さんご本人のライブ以来です。いや、メイクをね(いや、メイクだけじゃない…笑)。

MCでも言いましたが、清志郎さんからは常々、「オレのライブに出る時は常に手を抜くな!やり過ぎくらいにやりなさい!」と言われていたので、今回も清志郎さんのライブだと思ってベストを尽くしました。

決して悪ふざけではなく、深い深い愛である事をご理解いただけたら幸いであります。

今回歌ったのは、『MIDNIGHT BLUE』と『CALL ME』の2曲。

フタを開けてみたら、私以外のゲストの皆さんはシングルヒット曲の連発!自分だけがこんなファン目線の選曲でよいのか…と思いつつ、やっぱり誰も歌ってなさそうな曲で行きたい…なんて思ったり。

今回、私は果敢にもRCのオリジナル・キーで挑みましたが、キーが高いのなんの…。都内リハーサルでは、その後しばらく朦朧とするくらいの高音の連続(笑)。

結果、本番に向けては、本業のホフディランですらなかなかやらないくらいに体調管理に気をつけてしまった…。私にとっては、そのくらい大事なライブだったのでした(笑)。


今回の選曲は本当に締め切りギリギリまで決められなくて、チャボさんに相談しちゃいました。

私が初めてRCサクセションのチケットが取れて見に行ったライブの1曲目、つまり私が最初に生で聴いたRCナンバーが『ミッドナイトブルー』だったのでした。

他の候補曲とも迷いに迷ったのですが、チャボさんとのメール相談にも背中を押されてまず1曲決定!

さあ、もう一曲がなかなか決まらないまま、相談ばかりでチャボさんを困らせる訳にもいかないな~…と1人悩んでいる時に、チャボさんから「迷ってる気持ちわかるよ~!電話で相談するか~」とのメッセージ!

これは凄い事なのです!チャボさんと電話する、という行為がどれほど凄い事なのか、私はよく清志郎さんから笑いまじりで聞かされていましたから(笑)。

清志郎さんから電話で呼び出されてすっかり舞い上がっている私に、「オレじゃまだまだ甘いよ。チャボくんと電話できるくらいにならなきゃ(笑)」ってよく言われたものです。

そんな、電話嫌いの(すいません…勝手に)チャボさんが、敢えて「電話して来いよ」とまで言ってくれたのです!
ハッキリ言って、お会いする時の何十倍も緊張して、電話で何を相談したのかも覚えておりません…(笑)。

でも、そんなチャボさんの優しさ(本物の優しさ!)から、選曲はスッと決まりました。もちろん『コール・ミー』!

本当はアラバキのステージ上で、このエピソードを話したかったのですが、長くなっちゃうので泣く泣くカットいたしました。

という訳で、結果的にアルバム『Marvy』に偏ってしまったのですが、私としては入魂の2曲でした。

いや~、チャボさんに紹介されて登場した時は、お客さん盛り上がってくれて本当に嬉しかったです。お客さん、怒っちゃったらどうしよう、と思ってたのでね。

しかし、顔や体型はそこそこだとしても、動きはたぶんダメだったんだろうな~(笑)。写真はいいけど、動画を見たら自分にガッカリしそうだな~(笑)。
いや~、歌もヘタだったんだろうな~…。

でも、ベストを尽くしたのです!あの偉大なソウルマンと同じキーで挑んだのです!自分を褒めてあげよう!

…いやいや、お客さんの暖かい反応のおかげで楽しいステージでした。

右を見れば、チャボさんが微笑んでくれてるし、振り向けば新井田さん!間奏になってセンターから身を引けばステージ中央には三宅さんが!

そして私の居場所すぐ横には、梅津さん、片山さんのブルーデイ・ホーンズ!
まるでRCサクセションに入ったみたいでした!

真後ろにはトーベンさんがいるし、間奏終わりでステージ中央に戻る時にはミキオさんが優しく笑ってくれてるし…もう本当に夢みたいなライブでした!

あっという間のステージでした。出番前はキーや歌詞が不安だったりしたけど、ステージを降りたらもっともっと歌っていたくなっちゃいました。あ~、もう終わっちゃったのか~…。それくらい楽しいステージでしたよ!

Leyonaちゃんも、本当に心の底から大事に大事に歌っていたし、和田くんもギターも歌もルックスも全部がカッコ良かったし、石やんの余裕しゃくしゃくのステージングには太刀打ちできっこないし、本当に一瞬の夢みたいなステージが終わっていきました。

最後の『雨上がり』の時、上着ジャケットを脱ぐべきだった…清志郎さんはいつもそうだった…などと細かい反省点はありましたが、とにかく慌ただしくも充実の1日でありました。

あんな凄いバンドに参加できて本当に幸せでした。
メンバーの皆さんに感謝です!

そして何より、ニセモノ清志郎を暖かく迎えてくれたお客さんに感謝です!

そしてそして何より、あのメイクと衣装をどうしようかと真っ先に相談した時、「絶対やりなよ~、キヨシが喜ばない訳ないよ~!」と背中を押してくれたチャボさんに…、いやいや、それ以上に、こんなバンドに誘ってくれたチャボさんに感謝~!

今回ばかりはお客さん以上にチャボさんに感謝させてください(笑)。

ヒャ~、夢のようだぜ~っ!


ワタナベイビーより