実験思考 世の中、すべては実験」読みました。

 

出品したい画像を撮影したらその場で現金が振り込まれるアプリ「CASH」や

 

2分でオンラインストアが作れるサービス「STORES.jp」を立ち上げた方です。




 

 

商品紹介より

 

即現金化アプリ「CASH」を70億で売却! 
次から次へと狂ったビジネスを立ち上げる天才起業家の頭の中

すべてのビジネスは「実験」だ。
自分の考えたアイデアや仮説を「世の中」というビーカーにぶち込む。そこでどんな「火花」が散るのか?どんな「化学反応」が起きるのか?

実験なら失敗しても、それはひとつの「検証結果」なので、むしろ「価値」になる。

この考え方「実験思考」を身につければ、いまの「先が見えない時代」も失敗を恐れずわくわくして生きていける。


さあ、実験を始めよう。

 


 

わたしもオンラインストアをSTORESで作りました。

 

さとうあやこオンラインストア

 

商品サイトを手軽に作れるサービス、というのは

 

機能的にはヤフオクのマイページと同じだし、

 

今までもそれができるサイトはたくさんありましたが

 

それを「世界でひとつだけのあなただけのオンラインストア」と表現しただけで

 

特別なサービスになった。

 

その切り口が「凄い」と思いました。

 

CASHのサービスも

 

後払いで行ける旅行サービスTRAVELwebも

 

「先にお金を借りる」という点では消費者金融と仕組みは一緒でも(だから利子も高い)

 

まるで魔法のように、ゲームのように、行為を手軽にしてしまう。

 

ユーザーの罪悪感を払拭し、利用しやすくするのも切り口次第。

 

言葉や表現によって、そのものへの印象や概念、価値を


ガラっと変えてしまうこともできるんですよね。

 

 

そしてそれらのサービスにある「先に現金化してあげる」ということは

 

出品した商品を送らない人や後払いをしない人がいれば、その分は損失になってしまうはず。

 

でも、ある程度の損失をあらかじめ見込んだ上で採算が取れるようにしていることも

 

なるほどと思いました。

 

数パーセントの支払わない人のためにコストをかける代わりに

 

大多数のちゃんと払う人からの収益で補おうというもの。

 

多くのビジネスがリスク回避のために多額のコストをかけている中で

 

損失と収益をフラットに秤にかける考え方にも衝撃を受けました。

 

 

そんな感じで光本さんの発想は

 

世の中の当たり前を軽く飛び越えて自由です。

 

そんな思考の切れ端、アイデアが覗き見れて面白かったです。

 

 

ちなみにこの本でもひとつの実験が行われています。

 

この本の販売価格は、本来の定価1500円ではなく

 

原価の390円、電子版は0円で売っているんだそう。


無料のkindle版はこちら

 

この本でも、「本の価格を読者の自由に委ねてみたら定価で売った場合より儲かるのか」

 

という実験をしているんです。

 

これも業界の常識を軽く超える斬新な発想だなーと思いました。


ちなみに現時点でも驚きの金額が集まっています。


詳しくは本書のQRコードから見れます。




これを見ると、なるほどそういうことか


とからくりがわかるかもしれません。笑



大胆な行動をそのまま真似はできなくても


わたしにでもすぐにでも取り入れられることがあります。


それは、考えたことを実験だと思ってどんどん試すこと。


どんなことも、全ては実験。


失敗も、実験の結果がわかっただけ。


失敗すればするするほどそのデータは糧になっていく。価値になっていく。



そう思えたら、チャレンジはもっと楽しくなるはずと思います。