どうも、ウィリアムテンプソンです!


という挨拶をするのは昨日振りなのですが、書くのは2年振りですね。


久々にテンプソンアカウントにログインしたので、何か書こうかなと(いつもは別アカです)。


ここ最近、幼少期の絵描き魂が炸裂して油絵ばかり描いていて、作業台にあったサフィールやコロンブスの名がある瓶は全てホルベインやクサカベの文字になりました。

画材屋で絵具を選ぶ楽しさを思い出しました。

今まで油絵具は持っていましたが全然上手く描けず、描くのは水彩画と鉛筆画のみでした。


それ以降靴磨きにハマり、粘土にハマり、唯識にハマり、、、ある日の夕方、YouTubeでホラーゲームの実況を観ていたら豚の絵が出て来て、急に絵を描きたくなりました。ちょいちょいそういう事はありましたが、いつも水彩絵具を取り出して適当な絵を描いて途中出終わる…、そんな感じです。今回は違いました。閉店間際に近所の画材屋へ排気ガスを撒き散らしながら向かい、油絵具とキャンバスと長い筆を買いました。


描いてみたら意外と上手く描けて、翌日には箱のセットも買いました。


それから数ヶ月、未だに続けています。

油絵具って、粘土細工と靴磨きに似ているのですよ。例えば最近倒産した誠和のスピランを使う染色時には下地の色を意識して塗りますし、グラデーションや色止め等の技術も必要です。


汚れ落としでは主に油分やロウを除去する為にリグロインという有機溶剤を使いますし、

クレムだってアンティーク風に磨く時は塗り方を変えます。


ワックスも、平滑にする為に時間を置いて乾燥させ、グラデーションを意識しながら磨きます。


そして粘土、これは二次元の油絵具を立体的に置いて「実物」でなければ意味のない作品として仕上げるのに勉強になりました。


更に唯識、、この世は自分の知識でしか見えていない、要するに他人と同じ景色を見ていないというものです。


靴だけが好きな人と靴磨きだけが好きな人が一緒に靴屋に行ったとして、

靴好きな人は靴ばかり眺めてクリームなんて目も向けないでしょうが、靴磨き好きだったらクリームやワックス、何なら染料まで見に行って靴なんて盲点になる訳です。どんなメーカーの靴が置いてあったかなんて全く見ていない、逆に靴好きの人は染料に気付かない、、例えはパッと思い付いた物なので適当ですが(実際靴磨き好きは靴好きが多いですし)、そんな感じです。


だからこそ、絵を描く事って知識がないと出来ない訳です。写真ならその場の全てが映り込みますけどね。

私は外部の評価よりか自分の世界を重視するので、自分の世界にフォーカスした物を表現したい訳で、この独特で奇妙な世界観を表現する為に、趣味から得た技術と知識を用いて油絵を続けています。



という事で、靴磨き好きに油絵を勧めておきます。



で、靴磨きを殆どやらなくなった今、なぜか革靴は増えていきます。


発端はチャーチ チェットウィンドを購入した事です。


2023年の1月、ブラウンのチェットウィンドを購入後、ボルドーに染色しました。それからオススメにチャーチばかり出るようになり、黒チェットウィンドも購入しました。

ポールスミスのクロコダイルが出てきたので、面白半分で購入。

そして何故かポールセンスコーンのフルブローグも購入。

すると好みだが靴磨き好きな頃は避けていた、ツイードとカーフのコンビのG-ZERO、グレンソンが出てきて衝動買い。


そうしたらチェットウィンドのエボニーが現れ、また購入。そうなるとディプロマットのエボニーも欲しくなってしまうんですよ…。探し続けます。他の良い物が見付かります。買います。繰り返し…。

ジョージクレバリーのアデレード、これは元々持っていますが履き心地と造りと革質が大変良かったので再購入。

ジャルディーノというアパレルブランドの宮城興業製の靴に一目惚れして購入。

まさかのガジアーノ&ガーリングのマイサイズが安価だったので購入。


そして見付けた、ディプロマット。ダークブラウンで、エボニーとは少し違いました。。安かったので購入しましたが、なんとなく違うなと…。

その直後、マジでエボニーなディプロマットが出てきました。若干高かったので悩みましたが、購入しました。。


そしてふと思い出したリーガルW105(深い思い入れがあるのに散々な目に合わせた挙げ句売り払ってしまったレアなリーガルインペリアルのモデル)を安価で見付け、購入。


そろそろ12月ですが、約一年で12足購入しています。


逆にスーツは2着で抑えられました。というのも、行きつけのテーラーフクオカで相性の良い店員さんがいなくなってしまい、足を運ばなくなったからです。


ただ、また別の良さげな店員さんと出会い、二着連続オーダー。


時計は年始に買ったブローバとジラールペルゴの二本だけですね。去年新品で購入したオメガのマスタークロノメーターで欲が収まったみたいです。


スーツは着る度にボロボロになる一方ですし、時計は長年使えるし、、購入履歴的にそこまで不思議ではないですが、靴は長年履けるし磨きたくも無いくせして何故か月1のペースで購入しています。


まぁ、過去に買っていた靴って磨く前提だったので、靴磨き、鏡面磨きの呪縛から解かれたファッション目線での靴を欲しくなるのは当然かもしれません。


ただそれも5足程度なので、なんか趣味の惰性で買っている感じですよね…。


チャーチ ディプロマットのエボニーです。


まぁ、とりあえずこれで、、また数年後にでもお会いしましょう。



それでは。