霊験修法曼荼羅
(れいげんすほうまんだら)」
という、なが~いタイトルのマンガが
あります。
ホラー雑誌「HONKOWA」で
連載されているお話です
「超」人気連載と謳ってありますが
この文句に間違いはないと思います
私はもう10年以上この「HONKOWA」
を、一度も欠かすことなく読んで
おります
他のホラー(マンガ)誌よりも
真面目で、知的な感じが
気に入っています
毎年お盆の頃になると
SMAPの稲垣くんがナビをやって
再現ドラマを4~5本、2時間枠で
放送してますよね?
(毎年「こんな話あったっけ~?」
と思いながら見てますが)
その雑誌なんです。
で、そこで「超」人気(笑) の連載
なんですが、むっちゃ面白いです
実在の密教僧の体験談を
ホラーマンガ界の大御所
永久保貴一(ながくぼ たかかず)さん
が、
リアルに描いていらっしゃいます。
画力がスゴイのは勿論なんですが、
永久保さんの感性で
現実感を損なわずに描かれている
ので、すんなりお話の中に
入っていけます(私はね)。
でも、よくよく考えると
すごい内容なんですけどね(笑)
読んでいて
「天部の神々」とは何ぞや?
など、知らないことだらけ
だったんですが、
(そもそも仏教もよく知らないし)
そこは注釈を読みながら…
でも、そんなことにこだわらなく
ても、大変面白く読めると思います。
間違いなく、永久保さんの
代表作になるな~と
感じているのは私だけ
でしょうか(笑)?
まず第一話で
聖天様の入った厨子が
聖天供養を修得していない住職が
開けてしまい、檀家さんと
共に見て死亡(お二人共)。
その息子さんの住職がまたも
檀家さんと共に見てしまい
お二人死亡。
3年で5人死亡。
これだけでも十分怖いですよね~
これは第一話の冒頭部分でして、
秋月さんのお師僧さんの、
「もう開けるなよ
(修得した者以外は)」
で、サラっと終わります
さて、その語り部ともいうべき
秋月慈童さんという方は
(ルックス)とても素敵に
描かれています。
そもそも、私が持っていた
密教僧のイメージが、
時代劇などでたま~に出てくる
怪しげな祈祷師(毛むくじゃらの)
だったので、
こんな爽やかそうに描かれると
抵抗感無く入っていけます。
永久保さんも作中で
「思っていたよりお若い」と
おっしゃってますが、
多分私と同年代位かな?
と思います
(「カルラ舞う」を中学時代に
読んでいらしたということは…)。
秋月さんご自身が永久保先生の
ファンだったということで、
何と!
初めてお会いする時に
人払いか何かの術(?)を使って
編集長と担当編集者を
遅刻させてしまったと
あとがきにて告白されてます(笑)
とってもおちゃめですよね (>_<)❗️
もし、ご興味のある方は
一度手にとって見られては?
お勧めです❗️