みなさん、最初のレッスン20番を突破なさいましたね。
「『奇跡のコース』のワークを学ぶガイドブック」を役立てていただいて、ありがとうございます。
管理人の永保子さん、あざやかなスタートを切ってくださってどうもありがとうございます。

 なぜだか早くもブランクができて、「今レッスン14です」という方も、「明日からレッスン1を始めます!」
という方も、どのレッスンでもコメント、ご質問、ご遠慮なくお寄せください。

 
 区切りのよいところで、ちょっとお邪魔いたします。
 今年三月発売予定のガイドブック9(レッスンでは、221番からの箇所です)に掲載しているエッセイより一カ所抜粋して(多少のアレンジはありますが)、当ブログのお仲間にご紹介してしまおうと思います。フライングですけれども・・・別に競技をしているわけではないので・・・。
 ご参考になさってくだされば。

 
<神とは何ですか>

 神とは、ほんとうのわたし、のこと。そう思ってみてください。

「ほんとうのわたしは、意味のない世界を創造しなかった」
 と、レッスン14を言い換えてみてください。

「ほんとうのわたしって誰?」
 それは、まず、未だかつて、想像してみたことすらないわたし。そして今も、想像できないわたしです。
 ほんとうのわたしとは、まず、イノセンス、です。まったき純潔。まったき無罪。未だかつて間違いを犯したことのない存在です。
 また、ほんとうのわたしとは、無償の愛、です。条件によって気持ちが変化することは一切ありません。
 そして、ほんとうのわたしとは、平和そのもの、喜びそのもの、調和そのもの、です。
・・・想像できませんよね? それってどういう状態なんだろう??? 
 よくわからない「ほんとうの自分」に、『奇跡のコース』では、「神」という言葉をあてはめています。そう言っていいと思います。

 『奇跡のコース』は、「ほんとうの自分」を経験するためのカリキュラムです。「ほんとうの自分」を知るため、ではなく。
 なぜなら、知ることは不可能だから。今、この地上に生まれて、生きている、と信じている自分は、「ほんとうの自分」の、ほんの一部でしかないからです。
「ほんとうの自分」は、すべての幻想世界=無数の過去生、現世、来生を包み込む、無限の存在だからです。
 知ることはできない、だから経験を通して、「ほんとうの自分」を感じよう。そう思えればしめたもの。
 そう思えるためのトレーニングが、最初の20 と言ってもいいかもしれません。
「わたしには、ほんとうの自分はわからない」「わたしには、ほんとうの自分を知ることはできない」
「だって、わたしは、どうしたって、災害も、飛行機事故も、犯罪も、死も、見てしまうし、気持ちが揺れてしまうのだから」
「だって、わたしは、過去の意味づけせずに、椅子や、コップや、歯ブラシを見るなんてことはできないのだから」

 ひとことで言うなら、「謙虚になりなさい」ということでしょうか。ほんとうの謙虚さを知りなさい、聞く耳を持ちなさい、心の窓を開きなさい。
 そして、今までその存在すら知らなかった「ほんとうの自分」がいる、ということを、少しずつ受け入れていきなさい、ということを、レッスン20までに、学んできたのではないかと思います。
 最初の20番までは、いちばんの難関だったかもしれません。強固な岩場と思っていたところに地震が起きて亀裂が走るような、いやーな感じを持たれたこともあるかもしれません。
でも、次からは、神=ほんとうのわたし=完璧なわたし、ということを少しずつ感じていくレッスンですから、肩の力を抜いて、もっと楽しんで学んでいけるのではないでしょうか。
 わたしも、みなさんと一緒にやっています。ワークブックは、何度か通していますが、やるたびに、新しい感覚、深い気づきがあるので、驚いてしまいます。とりわけ今回は、お仲間がいるので、
受け取るものがとてもやわらかくて気持ちがいいです。みなさん、ほんとうにありがとう。これからもサポートし合って、経験を分かち合って、進んでいきましょう。

香咲弥須子