悩み相談/ 同僚についての悩み その3 | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

フラクタル心理学開発者がお答えします。ご質問をお待ちしております。




相談者様からお返事をいただきました。

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一色先生、こんばんは。ご指導、ありがとうございます。

先生のお言葉から思い出したことがありました。

子どもの頃、大きくなったら困っている人を助けたいと思っていました。

成人した頃に、そういう考えは

困っている人が周りにいないと成り立たない

ということに気付きやめましたが、



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そうなんです。

私たちは、まだ「投影」を知らない世界で学んできたので、

「人にやさしくしなさい」

「困った人を助けなさい」

と親や先生に教わってきましたね。



私などは、

わざわざ遠くに行ってまで、

困った人をみつけて助けておりました。

こんなことが、

実は、自分にトラブルをつくることだなんて…。




フラクタル現象学レベル1では、

私がなぜこんなことを考え始めたか、

という最初からお話ししています




私がこの研究を始めたきっかけは、

「良いことをした人でさえ、なぜ最後には病気になるの?」

という疑問でした。

人のために働いた人が、

神様に本当に愛されているならば、

病気になって死ぬなんてことを、

神様が許すはずはない。



無私の心で奉仕したはずなのに、

それでも病気になるということは、

神様に愛されていないということ。



今までの宗教的な考え方だと、

「まだまだ、自分が罪深いのだ。

だから、病気になったのだ。

もっと人を助けなければ」

と考えますよね。


結局、弱い人を作り続けて、

抜け出せなくなり、そして、


そのうちに家族が病気になり、

最後には自分が病気で死にます。




そして、死ぬ最後に、

「天国ではきっと、神様が許してくださるだろう…」

なんて思っていたりします。

本当に愚かなことですね。

私は、「神様が良いと思っていること」

そのものが間違っていることに気づきました。


そもそも、自分が勝手に


「弱い人を助けるのが、神様が望んでいること」

と思っただけの話だったのです。

それが間違っているのを、心のどこかで知っているから、

罪悪感が消えず、

「神様に許しを請うため」

と言って、

表面上の「美しい罪悪感」を抱いて、

ごまかしている、というわけです。

それがわかったときから、

私は弱い人を助けておりません(^^)v


さて、手紙の続きです。
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その考えが残っているのか、

同僚は本人の努力も能力も足りず、

働いて給料をもらっている以上、そういう人は必要ないと思う一方で、

受け入れられない自分が寛容さが足りず冷たい人間では無いのか?

と考えてしまっていました。

まさにプラスマイナスゼロですね。

ダメなところを認めてしまうと、病気を引き起こすとはこわいですね。


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結局、

「弱い人を助けなさい」

という教育が頭の中にこびりついて、

助けないときに罪悪感になる、

という悪循環。

助けたら自分が弱くなり、

助けなくても自分が罪悪感を持つので、

いずれにしても、

いつか病気になるという世界なのです。


そこから抜け出すには、

周りの人が自分の深層意識の投影である。

ということを知ることが不可欠。

そして、それらがイリュージョンであり、

実体がないのだという、究極の悟りが必要です。

人は、自分と無関係に存在している、

と思っている以上、この連鎖から抜け出すことはできません。

フラクタル心理学では、

抜け出し方をお教えしていますが、

どういう仕組みでこうなるのかは、

フラクタル現象学のなかにあります。


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最初、自分の能力が足りないからこの同僚を引き寄せたのかとも考えたのですが、

私自身の仕事は全般的に順調で、

入門を受けてからさらにノルマに対するブロックが外れ、

成績もあがりました。

同僚の母親に対しては、正直言って、

何でもしてあげたせいで自主的に考えたり行動できなく

なってしまったのではと思っています。



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そのように考えられるようになって、

よかったですね!

しかし、もちろん、母親のせいではなく、

本人が「してもらいたい」度 100%で、

母親は「してもらいたい」度 50%です。

現在母親は、「してあげたい」度50%ですね。

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××のお子様を持つご両親と、

私のように同僚等他人という立場では、

対処の方法が違うということで良いのでしょうか?



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対処のしかたは同じです。

その思考の分量が違うだけです。

ですから、

もし、私のまわりに××の人がやってきたら


(直接感覚の世界にやってきたら)

私は必ず、自分を修正します。

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ダメなのは同僚なのに、罪悪感を少しでも感じることは

ダメな部分を許すことになるので必要ないという解釈で良いのでしょうか?


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そのとおりです!

罪悪感を感じるということは、

まだ「ダメな自分でも許して~」という自分が潜んでいるときです。

この場合は、許したくなりますよね。

この量が多い人は、

弱い人にやさしくすることが正しいと思い込みます。

ですから、

相談者様は、もう少し修正を続けるといいと思いますよ。

すると、迷いなく、

「ダメなものはダメ!」

と考えられるようになります。

このような

「ダメなものはダメ!」

としっかり言えるようになるには

(潜在意識の中でもできるようになるには)

中級で「法」を学んでくださいね。

そして、法を使って、

潜在意識コントロール法(通称・ディズニー研修)

で使い方を学びます。

これを訓練すれば、

潜在意識の中で(つまり、夢の中で)

この「ダメなものはダメ!」が

バッサバッサとできるようになります。


では、次回は、どのような日常のポイントを修正するといいのかを

お話ししまょう。


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フラクタル現象学概論を東京で8/4に急きょ開催することになりました。


フラクタル現象学レベル1,2は、東京で7/30,31,8/1,2に開催します。

仙台でも、フラクタル現象学2を8/6,7に開催します。

ディズニー研修は、再受講のかたのみ、講師一色真宇の7/28開催分が受講いただけます。

従来の内容に、ちょっとしたクイズを付け足しております。

また、懇親会では、自由にご質問していただけますので、

再受講のかたはぜひお越しくださいね。

一色真宇のすべての講座については、こちらをご覧ください。

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