以前「続発する中国の教育現場での性的暴行事件 」として記事を書かしていただきました。
こうした事件に関わる論評を見ましたので、今日はお伝えしたいです。
『「両親不在の女児をカモに……」中国で、教員による教え子レイプ事件が続発するワケ 』
「被害児童の多くは、親が出稼ぎに出ていて家に不在という農村部の少女たちで、助けを求める相手がいない。また、そうした地域では教師は絶対的存在で、子どもたちが大人たちに被害を打ち明けても『先生がそんなことするはずない』と取り合ってもらえない。地元警察とも同じ公務員同士としてなれ合いの関係となっており、たとえ絶対的な証拠があっても捜査が行われることはない」と。
「親が出稼ぎに出ていて家に不在」の児童のことを中国では「留守児童」といいます。
現在5800万人ほどいると聞いています。
おじいちゃんおばあちゃんがいる場合もいますが、場合によっては1人で暮らしている児童もいるようです。
こうした生徒達が多く被害にあっているようです。
「小学生女児10人に性的暴行、警備員の男を逮捕へ=中国安徽省 」
ただし、こんな記事もあり、この記事の事件はそれなりの都市で起きており、必ずしも「農村」だけで起きている事件というわけでもありません。
中国ので稼ぎと儒教文化
留守児童の問題に戻って考えてみますと、出稼ぎに都会へ出るのは理解できますが、父母ともに出てしまうのが中国の特徴でしょうか。
どうせ稼ぐなら1人より2人でという思考が透けて見えます。
中国には農村と都市で戸籍が分かれています。
戸籍がないがゆえに子供を都市で教育を受けさせることが出来ず、農村へ置いていくのだと言いますが、果たしてそれだけの問題でしょうか。
出稼ぎに出るというのは、日本でも聞かれる話ですが、両親ともに出ていくという話はまれだと思います。
戸籍云々の問題ではなく、金を稼ぐためなら、子供を置いて都市へ出てしまえる両親にも問題があると思います。
子供を1人で放置することになっても、両親が自分たちの利益のために子供を置いて都会へ出ることができるあたり、「子供は親のために犠牲になってよい」という「儒教思想」が色濃く残っていることがよくわかります。
都市で教育を受けたい場合はお金で解決
出稼ぎの両親に子供がついて行くか行かないかの問題以前に、農村と都市の教育レベルに大きな差があるので、子供に都市で教育を受けさせたい親は多くいます。
そこで、農村戸籍の子供が都市で教育を受けさせたい場合、学校の責任者にお金を払えばOKです。
ただし、大学の年間学費と同程度のお金を要求されます。
公的な試験だけは地元でないと受けられませんので、都市の高校で教育を受け、大学受験の「高考」が始まると地元へ帰り試験を受けるという生徒が多いのも事実です。
もちろん、子供が都市で生活するための生活費も負担になりますし、裕福な家庭でないと出来ないことは言うまでもありません。
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