わたしは冬のお風呂が好きです。
いや正確に言えば、春夏秋冬いつでもお風呂は好きなんだけれど、寒い季節に芯まで温まるお湯は格別。
湯船に浸かって小一時間、
1.5ℓのコントレックスと、スマホとタオルを持ち込んで
ぷかぷか浮かんでいる夜。
1日の中でいちばん頭がからっぽで、
1日の中でいちばん頭が忙しい時間です。
たとえば、お部屋でひとり丸まっていると出てくる余計な考え事も、ぽかぽかのお湯にあたためられるとふわんと湯気といっしょに飛んでいったりして。
そうして次に頭に生まれてくるのは、これから先の楽しくてわくわくするアイデアばかりになったりします。
こんなことしたいな、しようかなあ、
っていう突然の思いつきは、いつも湯船でぽっかり浮かぶもの。
マイペースが故にたまに世界に追いつけなくなるわたしには、ただひとりきり、お湯に茹でられている自分だけの世界が必要なのかもしれません。
(きっと誰しもある程度の「自分だけの世界」を必要としていると思うのだけれど、わたしはひとのそんな話を聞くのが好きです。余談ですが)
自分の体の環境によって心の環境も変わるから、
いつだって自分をご機嫌にしてあげることは大事だなと思います。
ここ最近のわたしは、よくも悪くもばたばたとしていて
たくさんの幸せな出来事と悲しい出来事が同時多発状態、
まいにちお城と東京でのお仕事とを行ったり来たりしながら、わあわあ言っています。
もうだいぶん忙しくって、考えることも山ほどあるので
わたしみたいなワーキングメモリーが低い人間はキャパオーバーになって頭がぱーん!と破裂しそうなくらいなのですが
忙しいことで、それに悩んでいる暇もなかったりして
なんだかんだ楽しい幸せ、と思いながら生活できている時間の方が多いような気がします。我ながらハッピーな人間です。
諸行無常といいますが、最近はそれを身に沁みて感じることが多くなりました。
生きているものは年を経って終わりを迎えるし、
人工物も自然もぜんぶ、人や動物やほかのいろんな自然のものと影響しあって常に形を変えていく。
正直わたし自身は、中高生の頃のじぶんと大して趣味趣向も考え方も性格も、まるで変わっている気はしないのだけれど、それでも体は成長しているし明日はきっと今日のわたしとはまたどこか違っているのでしょう。
だからこそ、父がお空へ行ってしまったときから、
明日死んでしまうと思って生きると決めました。
明日死んでしまうとして、後悔しないことは難しいです。
だけど、せめてわたし自身や、わたしの大切な人たちにちゃんと誇れる、恥ずかしくない自分でいたい。
たとえばつまらない嘘をついたり、誰かの信頼を裏切るようなことをしたり、人を陥れるようなことをしたくない。
たくさん自分自身に素直でいる。
一生懸命、大好きなことをしていたいです。
具体的なことは言えないことが多いのだけれど、
いまわたし、「頑張ってます」。
精一杯のこと、必死でやれてると思う。
それを誰にも知られずにいるのはとても悲しいから
こうしてわたしを見ていてくれる、応援してくださる方がいてくれてとても心強いです。ありがとう。
明日もぷかぷか、
湯船に浸かって自分をよしよししてあげようと思う。
ぴかぴかに磨いてぷかぷかほわほわの脳みそにして、
今日もいちにちお疲れさまでした。
ふわっと抱きしめてくれる冬支度のベッドに潜り込んで、
おやすみなさい!🌙
時間をかけて自分を労ったので、
あしたも頑張れます。
明日のわたしとみんなへ、いってらっしゃい🤍