トランプショックで、皆不安を隠さないが、私は期待している。
米国はこれまで、自由貿易で経済成長を外需に頼ろうとしてきたが、
それが結果として一部の特権階級に冨か集中、貧困大国化を招いた。
これから、トランプは自由貿易ではなく、米国国民の雇用を増やし、
所得を上げるために内需拡大に大きく柁を切るのだ。
NAFTA自由貿易では、デトロイトなどの自動車工場がメキシコに移転して、
関税がゼロなのでメキシコから米国に輸出するようになってしまった。
その結果、メキシコ移民によって米国では雇用が失われ、
給料は最低賃金を大幅に下回り42年前の水準まで下がった。
その為にメキシコとの間に壁、不法移民の防止もあるが、
高い関税をかけて(保護貿易)輸入を制限して国内での生産を拡大させようとしている。
早速、メキシコに工場を作ろうとしているフォードには、38%の関税をかけると脅かし、
日本などのメキシコ進出に歯止めをかけている。
このNAFTA以来、傷んだ道路、橋等の公共工事に100兆円をかけ、
大幅に減税して大胆な内需拡大政策をやろうとしているのだ。
面白い。
この20年、世界は自由貿易を拡大しても、
GDPが横ばいであることを、各種の経済指標は示している。
昨日の日本経済新聞を読んで欲しい。
「成長危うい外需頼み」「消費、設備投資されず」とある。
安倍自民党は経済成長を自由貿易TPPに置いたのは間違っている。
6年前、
「日本はガラパゴスになる、韓国を見よ、自由貿易TPPに参加しろ」
と大手メデアは挙って喧伝したが、今の韓国経済は悲惨な結末に。
日本もTPPの批准を止めて、自由貿易ではなく、内需の拡大に大転換を。
日本もTPP自由貿易では、自動車産業がベトナム等に移転して、
日本に無税で輸出するようになり、名古屋はデトロイトのようになるかも。