クッキングレッスン

あと数日で日本に帰る

というわけで、

私、急に

活動開始しはじめた。

2ヶ月と１週間の滞在だけど、

あっという間に 時が過ぎる。

今日は、

パスタレッスンの予約をした。

こちらトレビの泉からすぐの

イタリアンキッチンアカデミー

シェフによっていろいろなコースに分かれている。

こちら週2回   13レッスン 1464ユーロ

こちらは週4回 32レッスン3660ユーロ

こちら週一回  5レッスン600ユーロ

だけど、今からじゃ時間が足りない、。

だから

今回はたまたま開催される

オスティアのレストランRED FISHのシェフ

アントニオ ジェンティーレさんの

パスタレッスンに

1日だけ参加することにした。

名前がジェンティーレだから

紳士で親切かしらね～なんで期待して。

一回のみで50ユーロのパスタレッスン。

まあまあ、クッキングレッスンにしては

良心的な相場じゃないかな？

スクールはトレビの泉の一本先

こちらのレストランと

クッキングスタジオは同じ系列らしい。

受付のスタッフは

英語も堪能できたいできそう、、、

だけど、今日のシェフは

英語できないかも？って言われてショック。

授業が始まりました。

私以外に、いかにも料理できますっぽい

イタリア人マダムが3人。

イタリア語でどんどん進む。

いきなり、ロスト気味の私。

ヤバイ雰囲気。。

ジェンティーレ先生、、

アジア人が嫌いなのか

一度も私の方を見ない。

完璧に無視されてる？⬅︎被害妄想

ぜんぜん、ジェンティーレじゃないじゃんか！

（ジェンティーレ＝親切って意味なはずだが）

名前だけだなぁー。

目の前にどかんと

料理で使う材料が置かれるが、

私の前には何もこない、、、、、

ん、ん、、、、

何すればいいんじゃ？？

完璧ロスト。

勇気を出して隣のおばちゃんに

イタリア語で

すみません

イタリア語わからないので

助けてください。

そう伝えたら、、

ええ？私が？

的な対応された。

確かにね。

みんなお金払って習いに来てるから

人の世話なんかしたくないわよね。

英語でいいから、

困った時だけ、助けて？

あとは見てるから。。。

あ、あ、

困った時だけなら、わかったわ！

堪能な英語で返事が来た。

よかったぁー。

英語が話せるおばちゃんで。

クッキングレッスン。

勝手に皆で協力して

先生は

どんどん作るだけ、、、

（シェフだから、クッキングスタジオ専属の

先生ではないからしょうがないのかな？）

赤エビ100匹くらいの殻を剥き

背わたをまず作業を私とおばちゃんで

担当したが、

背綿を出している間も

どんどん

シェフは創り出しているので、、、

下手したら、

背ワタをむく作業だけで

クッキングレッスンの時間が終了してしまいそう。

来るんじゃなかったなぁ～。

と

ちょっと後悔し始めた頃

遅れて派手なマダムが3人やってきた。

どうやら、

本日のシェフのファンみたい。

おっぱいが見えそうな

セクシーマダムに⬇︎

高級時計にダイヤモンドギラギラさせた

派手な頭のマダム⬇︎

一歩間違えたら、

箒に乗って現れそうな

あの人みたい⬅︎魔女

そして、遅刻の3人、、、

ぜんぜん手伝わず、

ぴったりシェフにくっついて

料理の仕方を眺めているだけ、、、

最初からいたおばちゃん達も

呆れ顔で

いまだに

エビを剥いたり

トマトの皮をむいている、、、

腹が立つと、

不思議と同じ思いの人間には

同盟がくまれるようで、、、

さっきまで、

アジア人なんか無視、、

っぽかったおばちゃん達が

せっせと、アシスタントのように

動き回る私に

少しだけ優しくなってきた。

今がチャンスと、

優しくなりだした

おばちゃんに

片言のイタリア語と英語で話しかけ

ちょっとだけ、

仲間はずれ気味なクラスの中で

見方をつける。

ワインが運ばれ

レッスンの最中なのに

飲みながらシェフの作る作業をみる。

パスタ作りが始まったら

派手な3人組も

私が、私が、的に

今度はやたらやりたがる。

まじめなおばちゃん左と派手な2人

派手なマダム。

ワインを飲み出したら

ちょっとレッスンに飽きちゃったのか

タバコを吸いに

どっかに消えた、、、

まったく、、、、不良主婦。

でも、私は知っている。

仲間外れにされた時は

1番不良のリーダーと仲良くなると

自然と仲間に入れてもらえることを。。

そんなわけで

おっぱいが見えそうマダムに

写真撮りましょうか？と声をかけ

ついでに

私の写真も撮ってもらった。

あなた、香港から来たの？

そう言う、

おっぱいマダムに日本人だと答えたら

あら、日本人なのー？

って

急にテンション上がり出し、

優しく接してくれるようになった。

作戦成功。

レッスン後半にして、

やっと仲間はずれで

惨めだった気分が晴れた。

あとはぜんぜん目を合わせない

天敵、、、ジェンティーレ先生だけだ！！

シェフ！

このスープは何が入っていますか？

イタリア語で質問したら、

数秒考えて、、、

帰ってきた言葉は、、、、

エビ！の一言。

はぁ？さっきは、

他の生徒に親切に教えてたのに？？

おかしいな、、、

ま、いいや、

味見して舌で考える。

スープの中味。

多分シェフ、、、

英語が出来ないから、私と目を合わせ

質問されたくないんだろう、、、

と、私がジェンティーレ（親切に）になりすます。

そんなこんなで

出来上がった品。

赤エビとナスクリームソースのパスタナッツ添え

魚のクリーム入りトルテッロトマトとオレガノソース

トマトの泡泡  モッサレラ添え

パルメジャーノクリームのラビオリと生ハムから作ったコンソメスープと旬の野菜

完成しました。

これがね、どこのレストランも

顔負けの絶品でして、

めちゃ美味しかったのよ～！

ジェンティーレ先生

素晴らしいわ！！！

ちょっと嫌いになりそうな

先生だったけど、

腕の素晴らしいさには脱帽です。

今回のクッキングレッスン。

50ユーロ支払って

アジア人がここイタリアで

サバイバルに生きていく方法と

美味しいパスタが習えました。

イタリア語が堪能な方

あるいは

サバイバル方を

習いたい方には

オススメのキッチンスタジオです。

ただし、

そうでない方は

やめたほうが良いかも。（悲しくなります）

（先生によって内容は違います）

授業が1時間遅れで終わり

終了したのは、

夜中の11時15分

お迎えに来た同居人が

1人トレビの泉で、

1時間も待っていてくれました。

また、ローマに来れますように！

今回の滞在で

きっと最後になるだろう

トレビの泉を眺めながら

コインを投げておきました。

まだ、日本に帰りたくないなぁ～。