山形の夏は暑い!
つい先ごろまで、
山形市は、
埼玉県熊谷市に抜かれるまで、
何十年もの間、
日本の
最高気温記録を保持しておりました。
まだ
地球温暖化などという言葉のなかったころからです。
むちゃくちゃ暑いんです。山形は♪
記録
埼玉県熊谷市 2007年8月16日 最高気温 40.9度
山形県山形市 1933年7月25日 最高気温 40.8度
むかし、
あまりの暑さに。。。
山形では、
セミが死んだといわれております。
少し前、
冷たいラーメンが全国的に話題となりましたが、
その冷たいラーメンも、
暑い夏を乗り切るために、
山形で生まれた食べ物になります。
今日ご紹介させていただく
夏の山形
伝統食は。。。
” 水まま(水かけごはん) ”です。
これ♪
作り方
1、ごはんをザルに入れ、冷水で ごはんを洗う。
2、ざるに氷を敷いて、水でよく洗い、ぬめりを取ったごはんを盛りつける。
3、茶碗に、洗ったごはんを盛りつけます。
4、そのごはんに冷水をかけます。
5、最後に、しょっぱい漬物などと一緒に豪快に食べます。
水まま
水ままにかける、おみず♪
おかずは、
しょっぱい塩引き鮭、しょっぱい漬物など。
完成
水ままは、
お茶漬けとは違います。
お茶漬は、
ごはんに具をのせてから、
お茶を注ぎます。
しかし、
水ままは、
ごはんに冷水をかけてから、
最後に具をのせて食べます。
むかし
NHKで
山形を舞台にした
テレビドラマ、
”おしん(実話)”が放送され
大ブームを巻き起こしたそうです。
当時の山形は、
とても厳しい経済状態だったそうです。。。
たしか、
お土産で売られている。。。
”コケシ” も、
もともとは、”子消し” からきていると
聞いたことがあります。
その頃の山形では、
井戸端で、
洗い物をしている時などに、
ごはんを炊く釜の底や、縁(ふち)についたおこげを取って、
腹をすかせた子どもたちに、
おやつがわりに
水ままを食べさせていたのが始まりだと、聞いたことがあります。
お母さんが子どもに、
”水ままでもけー” と 言って、
漬物の
やたらと しょっぱい
きゅうりや、
ナスをまるごと子どもに与え、
水まま(水かけごはん)と一緒に食べさせていたそうです。
注 ” けー ” とは、山形言葉で、”食べなさい。”という意味になります。
ちなみに、
” けー” と、言われたら、
” くー ” と、答えます。
山形言葉は、
無駄のない
合理的な言葉なんですね。