博多どんたくから消えたもの | 福岡の団塊ジュニア世代進路アドバイザー特定社労士・山本幸司のブログ

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生粋の福岡県人である「特定社労士」こと特定社会保険労務士によるブログです。

『博多どんたく港まつり』、

毎年5月3日と4日に開催されるゴールデンウイークNo.1のイベントとして余りにも有名です。




2日間に渡り「どんたく広場」となる明治通りでの「どんたく隊パレード」を筆頭に様々な催しが私達を楽しませてくれ、4日の夜に行われる「総おどり」が締めとなります。


今でこそ総おどりがラストですが、昔はその後に「花火大会」があったのです。






花火大会、20年程前は「整理券」が必要で会場も「福岡ボート」こと福岡競艇場でしたが、





何時の間にか不要となり、開催時間も繰り下げられました。


それ以来、花火大会は金鷲旗・玉竜旗大会でもお馴染みである『マリンメッセ福岡』の一帯で行われるようになり私も毎年楽しみにしていました。



夜の博多湾を照らす綺麗な花火はまさに芸術品でしたよ。



花火大会の終了と共にマリンメッセ前の「臨時バスのりば」から博多駅や天神へ向かう西鉄の臨時バスがひっきりなしに発車していましたね。





そんなどんたくのフィナーレを飾るに相応しい花火大会でしたが、残念ながら2002(平成14)年の開催が最後となってしまいました。



理由は

「メインスポンサーが撤退した為」

です。


そのため、翌2003(平成15)年のどんたくから花火大会は中止となった訳ですが、そのことを現地で初めて知ってガックリと肩を落とされた観光客の方々は多かったですね。

私もその一人ですが。


ちなみに「メインスポンサー」は福岡市内に所在する某放送局ですが、あえて名前は出しません。

「中止元年」こと2003(平成15)年は我が国の景気が谷底のような状態でしたので、さすがの某放送局もメインスポンサーから降りざるを得なかったのでしょう。



博多どんたくの開催中は毎年、博多駅や天神界隈に設けられた「総合案内所」にて小冊子が無料で配布されています。

この小冊子、どんたくの全てがわかる「虎の巻」のような存在です。

しかし、もう「花火大会」の文字は
小冊子のどこを探しても見あたりません。



おそらく復活することは無いでしょう…。


でも、どんたくファンの方々は決して忘れないで下さい。

一つ前の午年までは博多湾にてゴールデンウイークNo.1イベントのフィナーレを飾っていた華麗な花火大会が存在したことを。